今回から『即戦力の磨き方』を取り上げます。
大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本だけでなく、世界でもあまりいません。
私は大前さんの足元にも及ばない、ちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。
年齢は関係ないと思っています。
やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。
これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。
メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんはそんなことは知る由もありませんが。
以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)から
メールを頂いた時、身近で見た大前氏の気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。
彼(堀江貴文氏:注 藤巻)は単に時代の徒花
(あだばな)だったとか、時流に乗って儲けた
だけという言い方は当たらない。
私はホリエモンの功績は功績として、きちんと
評価すべきだと思う。
今日の名言 1 〈340〉
21世紀は下剋上の時代だということを、
身をもって教えたのは、間違いなく堀江貴文
という人間の、いちばんの功績だと私は
思っている。
さらにニッポン放送株の取得と、
その後のフジテレビ買収を巡るバトルでは、
会社の規模は地方のスーパーと変わらなくても、
時価総額がPER50倍や100倍になれば、
苦もなく7百億円もの現金を調達できるという、
かって私が『新・資本論』(東洋経済新報社)
に書いた「マルチプル経済」の威力を世間に
知らしめてくれた。
また、そのバトルが連日ニュースやワイドショーで
報道されると、家庭の主婦までがTOB
(株式公開買い付け)やMBO(経営権の買い取り)
といった専門用語の意味を知るようになった。
そうした株式市場に対する関心の高まりが、
多くの個人投資家を生み出すきっかけになった
ことも忘れてはいけない。
今日の名言 2 〈341)
ライブドアが脚光を浴びていたころは、
私の経営するビジネス・ブレークスルー(BBT)
大学院大学でも、学生に将来どんな経営者に
なりたいか尋ねると、ホリエモンという答えが
返ってきた。
だがホリエモンではもうダメなのだ。
これからはホリエモンたちが破壊してくれた
土地を地ならしして、そこに新しいモデルを自分で
構築できる経営者であり、ビジネスパーソンで
なければならない。
今日の名言 3 〈342)
元ライブドア社長の堀江貴文さんが、
証券取引法等違反の罪で逮捕され、
起訴されたライブドア事件後、
堀江さんを正当に評価し発言した人は、
私が知るかぎり、大前さんを除き、
著名人ではいません。
「罪を憎んで人を憎まず」
という法諺(ほうげん)がありますが、
間違っていることは間違っている、
社会の悪癖を修正し、社会に変化を起こす、
という方向性に間違いがなかったら、
正当に評価するという態度は大切なことです。
体制と異なる発言をすると、
自分が不利になるとばかり考え、
体制に与する発言を繰り返す「エセ評論家」が、
当時、たくさんいました。
そのエセ評論家は姿を消しました。
体制や大衆に媚びるような「エセ評論家」は、
日本社会に不要です。
害を及ぼすだけです。
堀江さんは、模範囚となり刑期を短縮し、
出所後は、日本初の「キュレーター
(情報を収集・分析し、自己の情報を加え、
情報を再発信する人)」として、
活躍しています。
さらに、北海道で、破格の料金で宇宙旅行できる、
有人ロケットの開発に勤しんでいます。
近いうちに一般人でも宇宙旅行できる日が来る
のでしょうか。
The Huffington Post 堀江貴文 ロケット

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