「試験」について、盛田さんが力説している個所が
あります。
京セラの創業者で名経営者の稲盛和夫さんが、
編み出した「成功の方程式」に共通する点が
あります。
成功の方程式=能力 × 熱意 × 考え方
能力と熱意は、0~100まであります。
ところが、考え方には-100から100まで
あります。
3つの項目は掛け算であるので、考え方が
間違っていると、全体はマイナスになって
しまうというものです。
しかも、厄介なことに能力も熱意も大いに
あるが、考え方が間違っている人は、
全体では大きなマイナスになってしまう
のです。
この方程式を常に、考えていないといけません。
社員の一人一人が、その得意の分野で
最大限に能力を活かしてこそ、
その会社が競争に勝ち抜けるのだ。
(P.83)
(049-1-0-000-337)
会社では毎日毎日が試験の連続なんだ。
そのうえ、学校の試験では、
いくらできなくても――たとえ白紙で
出しても零点であり、逆にいくらでき
ても満点である。満点が100点で
あれば、100点以上の点数はくれない。
ところが会社の試験はそうではない。
できが悪いとマイナス点になる。
ときにそれはマイナス1000点、
マイナス1万点にもなるだろう。
(P.83)
(050-1-0-000-338)
この試験の採点者は誰だろう。課長
だろうか、それとも社長だろうか。
いや、それは競争会社なのである。
競争会社との「競争」ほど、厳しい
採点者はいないものだ。これから
毎日毎日、 君はそういう試験に
直面して、競争相手の非常に厳しい
採点を受けていかねばならない。
君ばかりではない。君の会社の社長
をはじめとして、全社員が毎日試験
受けているのである。われわれ会社
で働く者は、本当に1分、1秒も
おろそかにできないことを自覚して
もらいたい。
(PP.83-84)
(051-1-0-000-339)
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