『21世紀へ』(10) 言葉の迷宮(105) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『21世紀へ』(10)





盛田さんは、『学歴無用論』というタイトルの
本を書き、物議をかもしたことがあります。


当時のメディアは、盛田さんの真意を理解せず、
皮相的な解釈をし、庶民に誤った情報を発信
した過去があります。


盛田さんは、次のように書いています。
「学歴廃止は、学問して身につけてきたことを
過小評価することではない。その人の実力を
より公平に評価するため」で、「ただ単にタイ
トル(資格)をとるために(大学に)行くので
あるなら意味のないことなのだ」。


全くその通りです。反論の余地はありません。





 日本の企業にとってもっとも大事なことは、

 企業全体に雇用の流動性をつけることに

 よって、働く人々が、適材適所で持てる

 能力を十分に発揮できるようにすること

 である。 
  
                    (P.59)

         (028-1-0-000-316)



 


 人材開発ということならば、やはりその人の

 得手に対して開発するということでなくては

 意味がない。本田宗一郎氏(本田技研工業

 創業者)が“得手に帆をあげて”という

 ことをいっておられるが、まさに得手に帆を

 あげさせることが必要である。現在のような

 厳しい国際競争のもとにおいては、とくに

 企業は個人の能力を最高度に発揮させる

 必要があるのではないか。 
 
                    (P.59) 

         (029-1-0-000-317)





 学歴廃止は、学問して身につけてきたことを

 過小評価することではない。その人の実力を

 より公平に評価するためなのだから、その人

 がもし夜間大学へ行かなくても、それだけの

 実力があれば、それだけの評価はするし、

 自分の実力をつけるために夜間大学へ行きた

 ければ、その人の責任において行けばいい

 のである。

 ただ単にタイトル(資格)をとるために行く

 のであるなら意味のないことなのだ。

 大学を出たら何年で課長というエスカレーター

 方式を期待するのが間違いなのである。

                  (PP.62-63)

         (030-1-0-000-318)





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