20世紀中は、長らく、労働時間の世界比較で、
日本人は働き過ぎる、と言われてきました。
その批判を受け、労働時間を減らす動きが
盛んになった時期がありました。
日本人は、その統計に載らないサービス残業
に従事していた、という事実は公式なデータ
で明らかにされることはほとんどありません
でした。
生産性向上を図り、改善が行われたのは製造
原価の直接労務費を占める、工場労働者に
対してでした。
間接労務費の主体である本社の事務職に従事
する労働者(間接部門)に対しては改善策が
導入されることは少なく、生産性向上は遅々
として進みませんでした。
時間の長短比較ではなく、仕事の中身の比較
が、なされなければ意味がありません。
残念ながら日米欧で統一基準を決めることが
難しかったためか、十分に議論が尽くされる
ことはありませんでした。
自分の権利を主張するためにも、まず評価
されることが必要である。
お互いに食うか食われるかで競争している
のだから、高給をとるアメリカの重役は同じ
高給をとる日本の重役より、もっとひどい
テンションがかかっているといえる。時間も
長く、密度のある仕事を要求されているのだ。
それだけに、よりリラックスしたいという
気持ちも強い。
(P.25)
(004-1-0-000-292)
権利をはっきり押し出すには、まず義務の
範囲を明確にしておかないと危険だ、という
考えが骨の髄までしみこんでいる。だから
温情なんて期待できず、施そうともしない。
非常に冷たい人間関係だといえる。
(P.27)
(005-1-0-000-293)
アメリカ人は時間から時間まで働くと、
さっさと帰ってしまうとか、バケー
ションが多いとか、なんとなく日本人
ほど働かないように思われている
けれども、一方で能力のある人間は
日本以上に働いていることを忘れては
ならない。
(P.28)
(006-1-0-000-294)
盛田氏の挑戦
私の書棚(読み終わった本の一覧)
記事が面白かったら
ポチッとして下さい。

こちらのブログもご覧ください!
こんなランキング知りたくないですか?
中高年のためのパソコン入門講座(1)
藤巻隆のアーカイブ
私の書棚(読み終わった本の一覧)