『21世紀へ』(3) 言葉の迷宮(98) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『21世紀へ』(3)





盛田さんの言葉(21世紀への伝言)を読むと、
盛田さんには、未来=21世紀の日本の姿が、
鮮明に見えていた、と分かります。


盛田さんは、21世紀の日本と日本人に期待する
と同時に、大きな不安を抱いていました。


20世紀末の日本と日本人の状況を見て、
このまま21世紀を迎えると大変なことになる、
と危機感を強く感じていました。


盛田さんの「遺言」を無にしないように、
私たちは気持ちを新たに、日々努力することが、
盛田さんの期待に応え、盛田さんの不安を払拭
する唯一の方法ではないか、と思います。




 つくったから売れるという時代では

 なくなった。売れるものを売れるだけ

 つくる。

 売れないものは、早くつくるのをやめる。

 マーケットにしたがって生産をいかに

 コントロールするかが、これからの大きな

 課題だと思う。
 
                    (P.32)

         (007-1-0-000-295)



 


 日本の判断では、売上高の大きいのが偉いが、

 アメリカでは利益の大きいのが尊重される。

 いくら仕事の間口を広げ、それによって売上

 を伸ばしても、利益が増えなければ経営者の

 評価は上がらない。アーニング・パー・シェア

 (一株当たり利益)が最大の注目点だ。


                    (P.34) 

         (008-1-0-000-296)





 日本の会社のいままでの経営は、会社が

 どっちの方向に走っているのか、経営者

 自身がわかっていなかった。自分が舵を

 とっているものが、どっちに走っている

 ようなものだ。

 日本の経営には、いままではたまたま氷山

 も何もなかったから、それでも衝突もせず

 に走れた。とにかく大海原だったんで走れ

 ば走るほどよかった。

 けれども、これからは暗礁のある海のなか

 を走らなければならない。きちんと目を

 見開いて経営しないと、どえらいことになる。

                   (PP.34-35)

         (009-1-0-000-297)






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