私は6月末(2006年)で51歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがともなりました。
「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半に
どう備えるべきか>というサブタイトルが示すように、
自分の人生を真剣に考えるきっかけを与えてくれます。
50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。
今日の名言 1 〈214〉「会社人間」である自分をリセットすることは、
とても勇気の必要なことかもしれない。
だが、考えてほしい。自分でリセットしなくても、
退職年齢が来たら強制的にリセットさせられるのだ。
それなら10年先に自分からリセットして、
退職後の20年に備えた方が、その後の人生はずっと
ハッピーになるのではないか。
今日の名言 2 〈215〉オールクリアできない人の多くは、
思い上がっていたり、自分を買いかぶって
いる場合が多い。
サラリーマンとしての自分の置かれた現実を
直視するのはつらいかもしれない。
あんなに一生懸命会社に尽くしてきたのに、
なぜ?と思うかもしれない。
だが、そういう時代になったのだということ、
そんな中でも一歩抜きんでる力が自分に不足
していたことをしっかり認め、
これからの人生をどう生きるかにつないでほしい。
今日の名言 3 〈216〉僕に言わせれば、奥さんに見栄を
張っているような男は、もともとダメだと思う。
そんな家庭はすでに崩壊しているのも同じだ。
自分がどういう人生を生きたいかを奥さんに
話せないような夫婦関係だったら、
僕なら別れることを選ぶだろう。
日経ビジネス(2014.04.14号)の特集記事は、
「シルバー維新」です。
2035年には、現在40代の人たちは、60代にになります。
現在、65歳への定年延長を国が企業に要請しています。
企業として、定年を延長する代わりに、賃金を40%
カットして対応しようと企てています。
生産年齢人口は、15歳から64歳までですが、「2035年の
総人口は1億1212万人と推計され、2010年と比べ12%
減る見通し」(日経ビジネス 2014.04.14 P.29)と
伝えています。
高齢者の比率が他国より多い、日本の人口構成は
いびつで、若い世代が少なくなっています。
定年を迎えると、大半の人は再就職はかなわず、
年金支給開始までの期間に収入が得られない、
という状況に耐え切れなくなる人たちが、
街に溢れる可能性が高い、と私は、見ています。
こうした対策に、企業単位では限界があります。
国と企業が一体となって仕組みを作り、国は企業を支援し、
企業は「シルバー世代」に、生きがいを持続して働ける場を
提供し、「シルバー世代」は志を立てて働くという姿勢を
見せることが欠かせません。
「共創」の考え方をしっかり理解し、根づかせない限り、
根本的な問題解決には至らない、と思います。
この件について、興味のある方は、下記のブログを
ご覧ください。
シルバー維新 輝け!銀の卵たち 2014.04.14 <1>
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