令和2年度 虐待防止受付窓口担当の研修スタート | 宝塚市社会福祉協議会

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令和2年度の虐待防止研修について、全職員向けには新型コロナ禍の状況から集合することはせずに動画方式で、各職員が各場所で研修をおこないました。内容は、障害者差別解消法や意思決定支援など権利擁護を学ぶ研修でした。

 

虐待防止受付窓口担当職員向けの研修については、3密ならないよう配慮しながら、令和2年7月22日に相談職、7月29日は介護職を対象に1回目の研修を宝塚市総合福祉センターでおこないました。

職員全体研修及び虐待防止受付窓口研修の講師は、宝塚市社会福祉協議会・虐待防止第三者委員会委員長であり、一般財団法人フィールド・サポートem.代表理事の栗原 久 先生です。

「虐待防止マニュアルについての確認と、ロールプレイのモデル案-2について」というテーマで、参加職員が2人1組、虐待防止受付窓口職員役と不適切な言動や行動を発見し相談する職員役とになって、ロールプレイを行いました。その後、その役割を交替して、再度、ロールプレイを行いました。その上で、その役割を演じ、各自がそのロールプレイをして感じた事、難しかった事、気付いたことを中心に、参加者全員が、発表を行う内容でした。

7月29日研修での発表では、「台本の流れでは、受付窓口担当者は、相談者に対して業務的な対応として誤解されてしまい、相談者の気持ちに寄り添えないのではないか?」「相談していることを秘密にしてほしい場合には、行政への通報は匿名として扱ってもらえるのか?」「虐待フローチャートを相談者と受付窓口担当者が一緒に見ながら内容を説明したので、フローチャートの内容をよく理解できた」「窓口担当者のみでその相談を受け止めるのではなく、虐待防止対応チームに相談ができるので、一人でかかえこまなくてよいので安心した」「ロールプレイのやり方がよくわからなかった」などの意見や質問があり、これに対する詳しい解説が次回の研修で行われることになっております。

 このロールプレイを行い、他の参加者の内容をただ聞いて終わるのではなく、自分のとっても、新たな気づきがあり、そのことを各々の職場で活かすことが重要であると再認識できた研修でした。

 

                安倉西身体障碍者支援センター 武岡 弘樹