アローファイブ(7) | たからしげるブログ

たからしげるブログ

つれづれ思うことどもを不定期で発信しています。

 2016年の夏7月30日までに、アローファイブは光が丘のスタジオで通算11回の練習を重ねました。


 その日行われた第5回荻窪ライブのテーマは〈Let's Have A Summer Party〉でした。


 COPD(肺気腫)を患っている上田益義の体調は、日々、深刻なものになってきていました。


 喫煙は完全にご法度になりました。


 遠くへ外出するときには、鼻カニューラの付いた携帯用酸素ボンベを転がして移動しなければなりませんでした。


 上田の自宅から光が丘のスタジオまで、徒歩と電車で往復するのがだいぶきつくなってきていたので、そのうち吉良友孝が車で迎え送りをするようになりました。


 吉良が都合の悪い日は、猫のダヤンの池田あきこが車を出して迎え送りを代行してくれる日もありました。


 いつも電車を乗り継いで参加していたぼくも、何度か市原市の自宅から車を走らせて、代行を務めた日がありました。


 延々と、遠い道の往復でした。


 上田はアローファイブのサイドギターでしたが、そのピッキングには定評があり、音楽センスも歌もとても上手でした。

🎉
 当日、ライブのゲストとして歌と踊りを披露してくれたのは児童書作家・みずのまい、編集者・森彩子の二人でした。


 みずのには〈ヴァケーション〉を邦訳で、森にはキーボードを叩きながらの〈渚のバルコニー〉と、英語で〈マイ・ボニー〉をそれぞれ熱唱してもらいました。


 また、アローファイブのメンバーの同級生で、その後全国に名が知られるようになった人物は、画家で文筆家・池田あきこの他にもうひとり、俳優・木場勝己がいます。


 木場がライブを観にきたので、舞台に上げて、上田とデュオで〈想い出の渚〉を歌ってもらいました。(敬称略・続く)

ヴァケーション Vacation アローファイブ+森彩子、歌 みずのまい (youtube.com)

 

My Bonnie アローファイブ 歌 森彩子 (youtube.com)

 

想い出の渚 アローファイブ 歌 木場克己、上田益義 (youtube.com)

 

写真:左から猪俣寛、みずのまい、上田益義、菅沼雅明、森彩子、吉良友孝、志村徳幸、宝田茂樹の面々 撮影:益永葉

写真:〈想い出の渚〉を歌う木場勝己(中央)と、ギターを弾きながらデュオする上田益義(中央の左奥)、合わせて踊る池田あきこ(左) 撮影:益永葉