先日の本会議最終日に「西宮市議会議員の議員報酬等の支給等の制限に関する条例」の改正案が可決されました。
本件は30名の議員が提出者に名を連ねた議員提出議案であり、私はその代表者として提案説明・質疑への答弁を行いました。
動画が公開されておりますので、是非ご覧くださいませ!(2:48:15~です!)
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議員が長期にわたって会議を欠席するケースは、これまで全国で多く発生しており、西宮市でも過去に複数の事例があります。
不祥事から雲隠れするような場合もあれば、病気等の場合もありますが、いずれにしても、その期間にずっと報酬が支給され続けることについては、各方面から大きな疑義が呈されてきました。
最近では、2年前の参議院議員選挙で当選した某暴露系youtuberが一度も議会に出席せず、最終的には除名されるという事案があり、議員の長期欠席に対して向けられる目は厳しさを増しています。
そうした状況をふまえ、今回の条例改正では、
180日を超える欠席⇒報酬等の半額
365日を超える欠席⇒報酬等の全額
を削減することとしました。
西宮市議会では過去に「議員の長期欠席及び早退等に関する検討会議」が設けられるなど、以前から長期欠席が議題にはなっていたのですが、議論がまとまらず、具体的な措置を決定するには至っていませんでした。
しかし、私たちの会派は問題意識を持ち続けており、社会的な機運の高まりや、他自治体の状況を受けて、昨年の7月に本件を協議事項とするよう議会運営委員会で提起しました。
実は、今任期に入ってから議会を複数回欠席する議員がおり、危機感を強めたことも背景の一つです。
その後、議会運営委員会では、約半年間にわたって、協議を続けてきました。
長期欠席の定義、報酬等の支給を制限することへの是非、削減する割合や期間…などなど、細かな論点に至るまで、議論を深めました。
私たちの問題提起に対してとても熱心にご議論いただいた各会派の皆様や、議会運営委員会の正副委員長には心より感謝しております。
当初は各会派の主張が異なる点も多くありましたが、合意点を見出そうと皆様が尽力してくださった結果、12月14日に協議がまとまりました!!
全会派が合意した場合、議会運営委員会のメンバーにて議員提出議案を提出することになるため、あとは条例改正案の文言確認など、実務的な作業を残すのみとなっていました。
しかしながら、その後に新しい会派が結成され、この条例改正に反対の意向を示しました。
前述した、議会を複数回欠席した議員も所属する会派なのですが…全会派が合意しない限り、議会運営委員会発議での議案提出は不可能です。
そこでやむを得ず、当初の提案者である当会派にて、議案を提出させていただく運びとなりました。
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議員が議会に出席することは、当然の責務だと考えています。
当たり前すぎて、何をいまさら…という感じですが。
それを満たせていない議員に対して、報酬等を満額支給し続けることが、市民の理解を得られるとは到底思いません。
反対する会派は、病気の人でも参加できるようオンライン出席を認めるべきだ!といった主張をしたかったようです。
オンライン対応に反対するつもりはありませんが、ルールを変えようという議論と、ルールに反した場合に厳格に対応しようという議論は全く別のものです。
その他にも多くの質疑を受けましたが、どちらの主張に説得力があるかは、冒頭に貼り付けた動画でご判断いただければと思います。
個人的には、2021年3月に「専決処分事項の指定について」を提起して以来、議員提出議案の代表者となるのは2回目でした。
あのときは1票差で否決だったなぁ…
5年目というキャリアながら、このような大役を任せていただけることは本当に有難い限りです。
ご賛同、ご協力いただいた会派・議員の皆様、本当にありがとうございました!
引き続き、自らの政策提言はもちろんのこと、議会としての課題にもしっかりと向き合ってまいります。
それでは今日はこのへんで!