政治家が「私が提案したおかげで、こんな成果が出ました！」と発信することは良くあります（私も含めて、特に選挙が近づくと）。
ただ、中には「いや、ずっと別の人が主張してたやつやん」とか「市役所がちょうどやろうとしてたやつやん」とか「取り組んだだけで成果出てへんやん」みたいな、「それ、実績としてアピールするのどうなのよ…」というケースもよくあるんですよね。
※業界用語でアレオレ詐欺（アレやったのオレ！）というらしい。笑
このあたり、私は出来る限り客観的な記述となるよう心掛けているところですが、今回ご報告する案件は、胸を張って「私がやりました！」と言える内容です！！！
少々、自慢っぽくなりますが、是非お付き合いくださいませ。
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私が内部公益通報制度の強化について取り上げたのは2021年3月議会のことでした。
質問の全文はこちらから。
https://takanoshin.jp/policy2/#tsuho
市に不祥事が多発しているにもかかわらず、職員が不正を告発する内部公益通報制度がほぼ利用されていない。
制度が機能していないのでは？という問題意識から、私は以下の取り組みを求めました。
①調査委員会について、市内部の者を構成員から外し、弁護士等の第三者のみに変更するべき
②通報内容・調査結果・市の対応をホームページ上で公開すべき
③ハラスメントの苦情・相談受付について、内部公益通報制度との一本化を行うべき
④通報可能な「職員等」の定義について、対象を広げるべき
⑤制度の周知について、頻度・内容・対象者を大幅に増強するべき
⑥職員アンケートについて、寄せられた意見への対応を体系的に示すべき
最も大きな主張である①の見直しが実現したことは既報の通り。
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12737653922.html
③～⑥についても確実に前進しているところでしたが、このたび唯一対応が完了していなかった②について、運用状況のホームページ公開が実現しました！！！
https://www.nishi.or.jp/shisei/jinjigyosei/naibukouekituuhou.html
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この公開にこだわったのは「通報したって、どうせちゃんと対応してくれないんでしょ？」という職員の不信感を払拭することが目的でした。
「通報したらちゃんと対応してもらえる！」という期待感を持ってもらうには、実際の是正につながった事例を公表するのが近道です。
先行して取り組んでいる横浜市の事例をふまえて導入を求めたもので、件数だけでなく調査結果の概要も示したことは評価できると考えています。
また、同時に通報件数が大きく伸びたことも明らかとなりました。
もちろんこれは、通報がある＝不祥事の疑われる事案がある、ということですから、手放しで喜べるものではありませんが。
これまで年間０～１件だった通報が、私の一般質問を境に１２件／年まで増えたことは、一定数の職員さんに「思い切って通報してみようかな」という思いを持っていただけたということです。
不正や法令違反は許されませんが、それが明るみに出ず、長年放置されたり、隠蔽されたりすることはもっと大きな問題です。
まずは不祥事のリスクを表に出すところから取り組むべきであり、その点で内部公益通報制度が機能し始めたことは、大きな意味を持つと信じています。
いやー、ほんまによかった。
いろいろな政策を提案して、前に進んできたものも複数あるけれど、ここまで１００点満点の結果につながることは珍しい。
内部公益通報制度の強化は、私の調べた範囲で過去２回、本会議で取り上げられていますが、いずれも抜本的な見直しにはつながっていませんでした。
その点でも、今回の成果をとても前向きに受け止めています。
これが一過性の取り組みで終わらないよう、引き続き状況を注視していく所存です。
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最後に、当時の一般質問で最後に述べた内容を引用して、本日の報告を終えます。
これが私の変わらぬ姿勢ですので、何かモヤモヤした思いを抱えていらっしゃる方は、いつでもお気軽にご連絡くださいませ！
「私が今回、このテーマを議場で取り上げたのは、制度の改善を提起することにくわえて、職員の皆様にメッセージをお伝えすることが目的でした。幸い、先ほど副市長には、通報者が不利益を被ることはないと明言していただきました。皆様の中に、もし不正を把握している方がいらっしゃれば、どうかこの制度を活用して、声を上げていただきたいと願っています。それでもやはり、内部公益通報制度では不安だ、だけど状況をなんとか改善したい、という方がいらっしゃれば、私たかのしんまでご相談いただいても結構です。秘密は、必ず守ります。一緒に、市役所をクリーンな組織にしていきましょう。そのことを申し上げて、私、たかのしんの一般質問を終わります。」