「使える銀行が部署によって異なります」??? | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

毎回スタッフをやらせてもらってるNVの演奏会ですが、今回は別件と重なり参加できず。。。
せめて告知の協力だけでもと思い、以下お知らせです!

https://teket.jp/3112/11886

親しみやすい音楽をお届けするプロムナードコンサートということで、今年はミュージカル特集!
11/26(土)の夕方、ご都合のつく方は是非アルカイックホールへお越しください^^

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さて「滞納整理の強化」についてのご報告を続けてまいります。
滞納を未然に防ぐ方策として重要な取り組みの一つに、口座振替の推進があります。
毎月決まった日に決まった額を引き落とす口座振替では、支払いを忘れたり、怠ったりすることがありません。
残高がある限り市は確実に歳入を得られるため、より多くの方に口座振替の登録をしていただくことは、滞納の予防に大きく寄与します。

市民が口座振替の登録を行う場合、既に所持している口座の中から引き落とし先を選ぶことが一般的です。
普段、三井住友銀行を使っている方なら三井住友銀行を、ゆうちょ銀行を使っている方ならゆうちょ銀行を登録するのが自然な流れです。
しかし、西宮市の債権の中にはでは、一部の金融機関にしか対応していないものが存在しています。


↑こちら↑に示した通り、税や保険料といった債権では、都市銀行から地方銀行、信用金庫まで、幅広い金融機関での登録が可能です。
でも、中には対応金融機関数が「5つ」「2つ」といった債権も…
さすがに、いわゆるメガバンクの一部にすら対応していないっていうのは厳しいと思いますね。
公金支払いのためだけに、わざわざ新しい銀行で口座をつくるというのは、かなりハードルが高いと考えられます。
なんでこんなことが起きるんや、、、同じ市役所の中やのに、、、

その要因をヒアリングしてみたところ、件数の少ない債権では、市が口座振替に用いる「伝送サービス」等の構築費用を捻出しづらいことが背景にあるようでした。
それなら部署ごと・債権ごとじゃなくて、システムの整備や金融機関との折衝を庁内で一元的に、窓口を一本化して行えばいいだけの話ではないでしょうか。
同様の業務を複数の債権所管課が個別に行うことは効率も悪いですしね。

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これはいたって自然な主張だと思うのですが、実務的にはハードルが結構高い話らしく。
事前の協議段階では難航した面もありましたが、最終的には前向きな答弁を得ることができました。

―答弁―
議員ご指摘のように公金の種類によって口座振替ができる金融機関に差がある状況が生じており、その原因としては、納付手段の充実について一元的に検討する場が存在せず、所管課ごとに対応してきたためと考えられます。今後は、口座振替はもとより、キャッシュレス推進など市民の利便性の向上や収納の効率化、実施にあたっての費用対効果などを総合的に検討するため、収納対策本部に公金収納に係る専門部会を設置し、一元的に対応してまいります。
―ここまで―

実際に、他市では一元的な対応としている例も多くあるとのことですし、専門部会での検討が具体的な成果に結びつくことを期待します。

歳入確保の面でも、公平性の観点からも、見逃すことのできない滞納金の問題。
今回の質問を一つのきっかけに、今後も注意深く取り組み状況を見守ってまいります!