公用車の保有台数が多すぎます! | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・34才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

一般質問のご報告、今回からは新シリーズ「公用車保有台数の削減」です。

早速はじめてまいります!

 

私は、教育・子育て支援・福祉・防災などの施策を強化するため、財源確保に向けた取り組みが重要と考えています。

どれだけ良い政策を訴えても、予算がないと実現させることはできません。

財政状況が厳しくなる中、○○の充実!を主張するだけでは無責任。

そんな思いから「なんとかお金を生み出せないかなぁ」…といつも考えており、今回は公用車に関するコストに着目しました。

 

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本市が保有する公用車の台数は、給水車・消防車などの特殊車両を除き、330台(2020年度)。

その維持管理に要するコストは、年間7,000万円以上にのぼります。

ここにメスをいれることができれば、大きな財政改善効果を得られるはずです。

 

とはいえ、市役所にただ「お金めっちゃかかってるやん!削減しろ!」と言ったって、「いや、業務に必要なんですよ。」と言い返されて終わり。

そこで、まずは全国の中核市がどれだけの公用車を保有しているのか、調査しました。

 

「中核市」はあくまで大きなカテゴリーなので、その中でも人口規模には開きがあり、地域の特性も様々です。

公共交通網が発達していれば車を使う頻度は少なくてすみますし、山間部に住宅が点在しているような街であれば、車の必要性は高いことでしょう。

そこで、人口や面積等、いくつかの条件から分析してみたところ、比較対象として気になる自治体を見つけました。

 

それが、大阪府高槻市です。

人口は西宮市の約48万人に対し約35万人とちょっと少なめですが、面積は西宮市の約101㎢に対して約105㎢。

特に、同じ関西圏の住宅都市で、鉄道網が充実している・山手に住宅が広がっているなど、西宮市との類似点を多く見出すことができます。

私事ですが、会社員になって初めての配属先が高槻で、けっこう長い期間を過ごしたので、街のタイプは似てるよな~という実感があります。

 

そんな高槻市の公用車保有台数は、なんと172台!

西宮市の約半分ですね…いくら公共施設の立地条件などが違うとは言っても、ここまで大きな差が生まれることは説明がつきません。

当然、台数が多いほど維持管理費用は高くなるわけで。。。

本市の保有台数は果たして適切なのか、大きな疑問を感じます。

 

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そこで、西宮市と高槻市の保有状況を詳しく調べてみることにしました。

公用車には3つの区分があり、専用車→それぞれの課に配置された車両、貸出車→必要な際に予約して利用する車両(財務局が一括管理)、共用車→運転手が専属する車両 に分けられます。

それぞれの台数を類似部署ごとに比較したのが、写真の「表2」です。

この一覧からは、特に財務局(貸出車)・市民局・環境局・土木局・教育委員会・上下水道局の保有台数が目につきます。

 

次回以降、その要因を深掘りしてまいります!