ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は駅立ちの再開に向けて、チラシ(特別号)の作成に勤しんでおります。
コロナ禍でずっと中断していたので、久しぶりに駅前でお会いできることを楽しみにしております!
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前回は学校施設の老朽化に伴う修繕費用の増加を取り上げましたが、支出が増大する事案は他にもあります。
例えば、大型の備品を購入する場合や、創立からの周年記念行事を実施する場合には、支出が特定の年度に集中することとなります。
その際には、他の支出を抑えざるを得ず、教育活動への悪影響が懸念されます。
こうした際に、「○○年度に向けて、△△円ずつ貯めていこう!」と考えるのは自然なことですが、公会計の考え方で予算・決算は1年ごとに区切られるため、次年度以降に向けて「積み立てる」という手法がとれないんです。
PTA・同窓会や●●周年実行委員会に対して支出することも、公金の扱い方として認められていません。
…となると、その年度の配分予算を増額してもらうしかないんですよね。。。
もちろん単に「この年は多く予算が欲しい!」とだけ主張しても、全校の総額には上限がありますから、公平性の観点からもなかなか難しいのが実情です。
でも、「今後4年間、10万円ずつ少なくていいから、5年後に40万円多く配分してほしい!」という主張なら、正当性があると思うんです。
この考えを教育委員会にぶつけてみたところ、「いや、それは…(*_*)」といった反応を受けてしまいました。
数年先の予算額は見通せないし、そもそも予算・決算は年度ごと、というのが教育委員会の基本的なスタンスです。
でも、複数年度にわたる支出をシミュレーションし、毎年の予算額に反映するという手法は、市の他の部署でも当然に用いられており、学校配分予算でそれができない理由はないはずです。
従来の手法にとらわれず、発想を転換させなければなりません。
私が提案したのは、5年程度のスパンで「どの学校が、どの年度に、どのくらいの金額を必要としているのか」を調査し、中期見通しのようなものを作成すること。
その結果を予算額に反映させることで、より実態に沿った配分が可能になると思っています。
折衝の結果、「臨時的な支出が高額になり、その年度の予算執行に負荷がかかる場合は、通常の教育活動に支障を来たすおそれがあるため、このようなケースをサポートできる予算配分の仕組みについても、今後検討したい」という答弁を引き出すことができました。
当初の姿勢から考えれば、かなりふみこんだ内容だと評価しています。
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また、修繕費用も特定年度の支出も、そもそも教育委員会事務局の予算で対応してくれないかなぁ、という想いを持っています。
↓この画像↓では、②にあたる部分の見直しですね。
そうすれば、配分予算は日頃の教育活動に特化して支出することができるので。
この点も指摘したところ、「今後、学校と協議しながら現場の状況を把握し、単年度の学校配分予算では対応が難しく、教育活動に支障を来たすような事案があれば、事務局予算で執行する範囲の見直しについても検討する」との答弁を得ました。
是非、前向きに検討いただきたいと思います。
学校配分予算についてのご報告はここまで!
答弁を得て終わりではなく、今後の進捗をしっかり見守っていかなければなりませんね。
次回以降は「公用車保有台数の削減」をお届けする予定です!