富士山 御殿場ルート スキー・2回目 | スキーと登山 髙波太一ブログ

スキーと登山 髙波太一ブログ

山とスキーのいろいろ

180204
2回目の富士山に行って来ました

前回の反省を踏まえて
・足の爪を切る
・ザックの要らないパーツを撤去
・破損箇所を修復&交換
・ガスバーナーコッヘルをテルモスのみに変更
・ピッケルをアイスハンマーに変更
・ブーツとアイゼンのフィットの見直し
・インナーに銀紙、シェルにダクトテープ
・グローブと手首を紐で連結
・ストックは不参
・ケータイ予備バッテリーの増強
・食料はパンと大福のみ
などの改善を行いました

また、板はヒールピースの方が
でかくて重いので
テールを上にして取り付けました

6:45 御殿場口発 1300m

{A546411E-2834-4487-9829-83AC1F68CBCD}
前回と違ってしっかり雪景色です
積雪50㎝

{4F62A393-8281-4D72-B350-5DF375E24833}
7:25 新五合目
この日は静岡岳連の冬山講習が
行われていました 高校生で山やるのは偉い!

{BC5C5E2F-30B4-4329-ACD8-BCD91BCBB246}
面白かったのはコレ
火山灰で出来たクラストです
厚さは3㎝ほど

積雪→風で堆積→凍結 ですかね?謎

{D58343E6-D7A5-480E-8DAA-C837DEF79CA2}
朝は小雪でしたが予報通り徐々に晴れて来ました

9:00須山口分岐
ツルツルしてきたので アイゼンとハンマを装着
外気0℃湿度50%

{F6D96EFA-6251-4C98-8F8F-992F84CB1E07}
11:00 2200m地点
折れそうな道標

{FAC72751-08AB-4EC9-B32A-28CF80FF47E5}
太陽の光は本当にありがたいですね
燦々としています

{35A0B09E-75A8-481B-A43F-0BC09DCE0355}
美しい風紋
雪質はサラッサラ
砂時計の砂のよう

風と風が交わった所だけが綾になり
さながら粉雪の精が舞っているかのよう
見ていて飽きません

{8784C76E-D146-430F-A9E9-9E6165EFCF20}
来て良かった事
ダイヤモンドダストが見られました
雪面の乱反射と相まって
地も空も全てがキラキラしています

しばらく立ち尽くしていました

{E0984B5F-3ECE-4DEC-999E-FEE948C2E226}
山中湖方面

{52F0D9AD-11F9-4D56-B337-19CA22918C98}
12:40六合目小屋
少しでも平地があると落ち着きますね
パンとスープを補給します

{348E0987-F366-4F53-84C4-1635228436EC}
斜度23〜26°の中斜面
圧雪できれば良い検定バーンになるでしょう

風の呼吸を縫って進みます
西から東から正面からの全パターン

{450CA0DB-162A-45A1-ACB9-0562EFF89574}
14:50 3000まで行きたかったですが時間切れ

日が陰ると急激に表面が凍り始めるので
今回はここで撤退
t=08:05 標高差1610m

{84B11447-8410-4B46-98CD-0BD183DA705B}
外気−12℃ 湿度82%
さほど乾燥していなくて白湯が900ml
ちょうど空になったくらいです

予備を入れて1.8ℓで良いようですね

{9A12D066-9D9C-466A-9BBE-3D7765DFC1D5}
この火山弾が2900の目印です
やはり履き替える瞬間は慎重に
凍ってると板のストッパーが効きません

{2F1F8531-8B60-43B6-8236-B2CCE469C797}
最後に山頂が見えました
まだまだ遠い
残り866m 往復5時間プラスという所

あの左の変な岩で3000くらいでしょうか


15:10滑降開始

氷は角付け
クラストは順ひねりを使って

アッと言う間のロングロングターン

16:30駐車場着

t=01:20

ヘルシーパーク裾野で温まります
¥520 露天あり


総評
・意外と柔らかかった雪に
    足を取られ時間を食った
・アイゼンがウェアに引っかかるの注意
・ワカンとピッケルリング必要
・ミトンは暖かいが3本指にすべきか
・やっぱり爪は死ぬ
・その他は上手く行ったので問題無し
・最大の難点は時間との勝負


毎回経験になりますね☆また来ます
3回目はこち ら

山岳指導員 高波太一