坂本真子の『音楽魂』
中島みゆきさん、4年ぶりコンサート「一秒先に何があるかわからない」

ARTS & CULTURE
2024.06.26 朝日DIGITAL(Asahi Shimbun Digital Magazine)

 

 

 

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坂本真子の『音楽魂』 中島みゆきさん、4年ぶりコンサート 「一秒先に何があるかわからない」

 

改めて思い返すと、これまでの人生で理不尽な出来事に遭遇したときや、悲しみに直面し、傷ついて希望をなくしかけたときに、みゆきさんの歌は特に胸に染みました。最近も、仕事で落ち込んだときに聴きたくなったのは、みゆきさんの「PAIN」でした。

1996年の『夜会VOL.8「問う女」』終盤で披露された「PAIN」は、「歌え雨よ/笑え雨よ」と繰り返し、「どんなに傷つき汚れても/人はまだ傷つく」など、自分の力ではどうしようもない不条理に痛めつけられながら、それでも人は生きていくのだと、私に教えてくれた歌です。

2020年の『中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』を始める際に、「これを最後に全国ツアーはしません」と話したみゆきさんですが、今回のコンサートを「歌会 VOL.1」と名づけたということは、今後も「歌会 VOL.2」「歌会 VOL.3」があると期待できそうです。これからのみゆきさんの活動を励みに、AG世代の一人である私もまだまだ走り続けようと、決意を新たにした日でした。(記事より抜粋)

 

<一般紙に掲載された「歌会VOL.1」に関する記事>


2024年6月21日(金) 読売新聞(夕刊)

2024年6月6日(木) 朝日新聞(夕刊)