<2024.03.18>加筆+リンク記事3本挿入

<2024.02.19>加筆

<2024.02.16>起稿

 

 

松山千春が2月11日放送の自身のラジオ番組で、新曲「友よ」のレコーディングを進めていることを明かし、語っていた。

 

 

新曲は、“やはり私はフォークシンガーだなぁ”というところをつくづく感じさせるような曲になりました。「友よ」という曲なんですけどねぇ。

いやぁ~みなさん、楽しみにしてくださいよ。ねぇ。正直言ってね、売れるような曲ではありません。もうこれは、はなっから言っておきます。また自分もそんなものを狙ってません。

それよりも今こうして生きているみんなに、いわゆる“友よ、我々、もっと頑張らなきゃな”っていう思いを込めたメッセージ色が強い曲になってたりしますけどね。

 

 

2月末か3月あたま頃のラジオでは聴けるかもしれない。場合によっては、これまでもあったように、弾き語りで歌ってくれるかもしれない。

 

個人的には、ここ9年ほどのシングルの中では「冷たい雨」「今日を迎える」以来、楽しみにしている。

 

実際に歌を聴いてみてどういう感想を抱くかはまたその時の話しとして。

 

松山千春が上で語っていたとおり、どんな曲であれ売れることはないでしょう。売上毎数としてはトータルで3,000~5,000枚ってところかな。

 

悪い意味ではなく、そもそも売れる売れないのラインにいなくなって久しい。

 

 

私の中で「売れて欲しい」と言うよりも、一番気にしているのは、松山千春の思いがそのまましっかり聴き手に伝わるかどうか。

 

それはイコール「歌詞の出来」

 

使い尽した言葉や常套句は避け、断片的な言葉の配置でもなく、推敲を重ね、言葉を尽くした歌詞であってほしい。

 

聴き手が、そう、そのとおり!と心から思える歌詞。68年間生きてきた人間・松山千春の円熟味が伝わる歌詞を願っている。

 

まぁ、もう仕上がっているんだろうから、後は実際に聴いてどう感じるか。楽しみにしている。

 

 

2月18日のラジオ番組の中で語っていた。

 

曲を作った時には、もしこの曲で(が最後になって)俺がこの世を去ったとしても恥ずかしくない、そういう曲を…。

これ60を過ぎてから。20とか30の時にはそんなことひとつも思わなかったよ。あくまでも、もう70が近いわけだから…。この曲なら恥ずかしくない!と思ってね、「友よ」という曲を作りました。

 

この曲を作りながら、“友よ”。その、やっぱり68だからさ、この歳になって恋愛でこうしたああした…、それよりも、もっと広い意味の“友よ”っていう気持ちで、この曲は作ったんだ。

 

この話しを聞きながら嬉しくなったし、安心した。

 

松山千春68歳。人生の酸いも甘いも盛り込んで、思索を重ねた円熟味が伝わる内容と表現で歌詞を紡ぎ出すべき年齢だと思うし、長らくそう思ってきた。

 

上の発言のとおりここまで言い切っているのあれば、歌詞は聴くからに恋愛ものにはなっていないでしょう。

 

また、恋愛の内容としか聞き取れない歌詞に、後付けで「フォークシンガーとしてこういうメッセージを込めたんだ」と”説明”を加えることも今回はないでしょう。

 

もちろん、実際に聴いてみないと分からないけど。

 

ストレートに、友を、友への思いを、その根底に流れる人生を、言葉を尽くして、歌詞に落とし込んで欲しい。

 

そうやって生み出し発表した後は、ライブで”聴き方説明トーク”は必要ないんだと思う。ひとたび作者の手を離れれば、どこまでいっても聴き手のもの、聴く人の感じるところに任せればいい。

 

歌を聴けば分かる。どこまでいっても歌詞で勝負、歌で勝負する新曲であって欲しい。

 

新曲「友よ」、大いに期待している。楽しみにしている。

 

 

2024年3月3日放送の「松山千春ONTHERADIO」で「友よ」とカップリングの「今日は終らない」を初披露した。また、3月17日の同番組でもあらためてこの2曲をかけていた。

 

「友よ」…上で松山千春が語ったとおりの、私としても期待どおりの仕上がりでよかった。なによりも安心した。

 

それらを記載した記事を以下にリンク。

 

 

 

 

 

 

まったくの余談

 

「友よ」という言葉、そのひとことだけですぐに浮かんだのが「友よ今聴こえてる腕を組み歌った」で始まる松山千春の「虹のかなた」

 

 

それと、自分の決意を、友への感謝を捧げつつ歌った松山千春の「自分なりに」

 

 

松山千春ではないが、友への思いや連帯が強く伝わる浜田省吾の「光の糸」。名曲と言っていい、大好きな歌(以下。公式ライブ映像)

 

 

長渕剛の「友よ」や岡林信康の「友よ」も浮かんだが、ここでは割愛。

 

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「慕情」(松山千春現状の最新シングル)