<2024.03.03>起稿

 

 

  2024年3月3日
「松山千春 ON THE RADIO」(1)

 

松山千春ニューシングル「友よ」が、4月3日発売と決まったことをお知らせし、そこに収録されている「今日は終らない」と「友よ」を初披露した。正式表記は不明だが、その2曲の歌詞と、かける前にそれぞれ語った内容を以下(ボールド)に書き起こした。

 

4月4日、鎌倉芸術館から『コンサート・ツアー2024「友よ」』がスタートする。それに間に合わせ、開始前日の発売。「この曲で春のコンサート、勝負していきたい」と語っていた。

 

 

(22:12~)
社会に対して批判ばっかりしてね、それでメッセージフォークだ、フォークソングだ、とはね全然言い切れなくて。やっぱり今、日本としては平和な時代が続いているわけだから、その中でどうやって、フォークソングを歌っていくか。

 

今回は、結局4月の3日に発売される予定になりました私のニューシングル「友よ」も聴いてもらいたいと思いますので、ぜひこのまま最後まで聴いていてもらいたなと思いますけどね。

(31:55~)
いよいよ4月3日に久しぶりのシングルを出すことになりましてね。なんせ、4月の4日が鎌倉(芸術館)でコンサート(がスタートする)ということですから。

 

コロムビアレコードも頑張って頑張って、4月3日発売!よく頑張ってくれたと思うわなぁ。そのコロムビアがまだ俺に期待をしてるってところが、もうかわいくてかわいくてしょうがいなんだけどな。

では早速ですね、4月3日に発売される「友よ」のカップリング曲。ま、あるヤツに言わせればね、まぁ「あるヤツ」ってうちのマネージャーだけどね。このいわゆるB面、「カップリングの方がいいんじゃないか?」って言うね、そんなもうひどいことを、私を車に乗せてですよ、ぼそっと言うわけですよ。

 

「お前、何言ってんだ。俺はもう『友よ』でいくだんから」って言って、車の中でレコーディングし終わったばっかりの「今日は終らない」っていう曲なんだけど、聴いてたら、「あぁ、確かになぁ。これはシングルにしてもおかしくはなかったかなぁ~」みたいなところがあるんだけどね。

まぁ、自分なりに、昨日も明日も、今日が楽しいんなら、今日を終わらせなければいいんだ。

 

いつもコンサートで、アンコール、ダブルアンコールして終わるんだけど。みんなはどういう思いか知らないけど、俺は、空しくなるんだ。「ああ、これで今日一日のコンサートが終わったんだ」…できれば、今日は終わらない方がいい、そんなことを思うコンサートもあったりしてな。そんな思いが詰まったんでしょう。

松山千春「今日は終らない」

やがて 僕たちも
この世を 去る時が
何を 夢見てた?
叶えられたかな?

愛して 愛して
強く ほら 強く
信じて 信じて
今日は 終らない

どうせ 一度きり
できる ことしよう
悔いを 残さずに
感じる ままに

何度も 何度も
戦い 疲れても
求めて 求めて
今日は 終らない

愛して 愛して
強く ほら 強く
信じて 信じて
今日は 終らない



(52:37~)


さて、先ほどは「今日は終らない」というカップリング曲を聴いていただきましたけど。遂に4月3日発売の「友よ」を聴いていただきたいと思います。

やっぱりメッセージシンガー、フォークシンガとしてね、俺はやっぱりこの曲で春のコンサート、勝負していきたいなと思いますしね。

やっぱりこの歳になったらな、ほんとにその“売れる、売れない”とか関係ないんだ。要は「今みんなに俺の気持ちを分かってもらいたい」―そういう思いで曲を作るわけでね。そういう意味では自信を持って「みなさん、ぜひ聴いてください」っていう思いでこの「友よ」という曲を書きました。(…)それでは今回最後の曲ですが、

 

松山千春ニューシングル「友よ」

あー友よ 僕たちが
大切にして 来たものが
あー友よ 変わりゆく
時代の中で 埋もれてく

信じられない ことだけど
目を背けずに 見てごらん

あー友よ 空しくて
叫ぶ力も 無くしてる

 

 

あー友よ 陽は昇り
陽は沈むむだけの 一日が
あー友よ これほどに
美しいとは 思わずに

気がついたなら それだけで
幸せなんだと 感じるね

あー友よ 歩いてる
わずかながらも 毎日を
あー友よ 歩いてる
今日も昨日も明日からも

あー友よ 僕たちが
大切にして 来たものが
あー友よ この胸に
生き続けてく いつまでも

あー友よ あー友よ