学生時代と括ると
とても広いですけれどもね
これは大学生の時です。
ちょっと思い出した話をします。
またピアノの話です笑
聴くのは大好きなのですが
弾くのが無理です。
ー ー ー ー ー
大学受験のために
苦手なピアノをヒーヒー言って練習し、
やっとこすっとこ入学した私でしたが
和声の授業で、なんと
作詞作曲して弾き語りする、という
非常に非情な恐ろしい課題が出ました。
(ピアノだけでも可、でした)
しかも一週間しか時間が無いのです。
音大生たる者、
ピアノなんか弾けて当たり前だと
きっと教授は思っておられたのでしょう。
まさか私のように壊滅的に
ピアノが苦手な学生が居るなんて
考えもしなかったことでしょう！
大学時代のピアノの先生は
ネチネチと嫌味を言うタイプで
全然楽しくない曲を与えられ
怒鳴ったり暴言こそありませんでしたが
私にとってピアノのレッスンは
この世で一番嫌いで億劫でした。
そんなピアノの練習をするだけでも
精神をかなり蝕まれるわけで
そこへきて一週間で
弾き語りを仕上げるなんて…そんな…
クラス全員の前で大恥をかくことが
確定した瞬間でした。
クラス全員とは、大袈裟ですが私にとって
社会的に抹殺されるくらいの感覚で
何故私はピアノが弾けないのか
なぜ致命的に向いていないのかを
自問自答してはのたうち回りましたね。
のたうち回っても課題は終わらない
取り組み始めると立ちはだかる壁。
『テーマ』という壁です。
何の曲を作るかなんて…！？
！？！？
は！？
何をテーマにしたら楽になれる！？
(混乱のあまり思考が壊れ始めている)
と、考えた末
テーマを決めた覚えがあります。
(何をテーマにしたかは記憶に無い)
そして、クラスメイトが
超絶技巧で自作曲を披露していく中
(なんでお前らピアノ科じゃねえんだよ)
と心で泣きながら順番を待ち
4歳児の発表会かな？
みたいなレベルの曲を披露しました。
5歳児じゃないんですよ。
あれは4歳児のピアノでした。
教授は「可愛らしい曲ですね！」と
誉めてくれました。
教授…！！(涙)
先日、とあるピアノの発表会で
プログラムを読み上げるお手伝いを
させて頂きましたが
子供たちが一生懸命、
ピアノに向き合う姿を見て
みんな偉いよ
みんな頑張って弾いてるよ
本当に偉いよ
すごいね、すごいね
などと
一人で感動しながら
見守っておりました。
私も4～5歳からピアノは習っていましたが
一向に上達せず…。
練習して間違えては家族に笑われ、
レッスンでは先生に怒られ。
絵と歌だけは
沢山誉めてもらいましたので
とても楽しく勉強できました。
お子さんのいらっしゃる皆さん
小さな生徒さんを抱える先生方
苦手なものほど
誉めてあげてください
笑ったり、からかったりしないでください
怒られるより、笑われる方がつらいです。
どんなにかピアノを辞めたかった事でしょう。
でも歌を勉強するには、
どうしてもピアノをやらなければ
なりませんでした。
大学二年次の必修単位を無事に取得でき
ピアノから解放された時の、あの
喜びと言ったら！！！！！
もうこれで笑われる必要はないんだ！！
という歓びでした。
そんなわけで
ピアノを聴くのは大好きですけど
弾くのは無理な話でした。
ー ー ー ー ー
今回も関連性のある写真が無いので
ピアノの落書きを置いておきます。
今日も暑くなりそうだ！