TAKAHIROオフィシャルブログ「DANCE WORLD」Powered by Ameba -2ページ目

優しい駅員さんに感謝の気持ち

朝、ホテルを出ると予約していたタクシーが路肩にタイヤを乗り上げて登場した。

 

ドアが開くと、運転手の老人が

 

老「命懸けで来たんじゃぁ」

 

と私に向けて言った。

 

私の心「これが、広島ぁ」

 

内心震えながらも、タクシーに乗り込む。

 

運転手さんはラジオを付けた。そして30秒後に消した。

 

運転は安全だった。

 

「命懸けで来たんじゃぁ」は運転手さんの鉄板ギャグなのかもしれない。

 

広島の道には路面電車が走っている。

 

東京、三ノ輪の路面電車を思い出した。

 

懐かしい気持ちで駅に着いた。

 

 

 新幹線のチケットを乗車変更しなくてはならないのだけれど、ミドリの窓口が長蛇の列だった。

 

予定の時刻まで後10分。

 

私:「詰んだ」

 

すると、困った顔を見たのか駅員さんが助け舟を出してくれた。

 

駅員さん:「自動券売機が早いですよ」

 

乗車変更も自動券売機で出来るのを初めて知った。

 

優しい駅員さんのお陰で予定の電車に乗ることが出来た。

 

広島は優しい世界。

 

 

新幹線では映画「さびしんぼう」をもう一度見ようと思いつつ眠りに眠った。

 

東京に着くと、そこは・・・雪国だった。

 

数日ぶりに帰った家で暖房をつけた。

 

そして、昔聴いていた歌を思い出して、

 

「おじいさんのでんしゃ」を聴いている。

 

「運転手なのさ おじいさんは ね・・・

早稲田から三ノ輪まで パチパチパチ 火花が・・・」

 

大好きな歌だったのにずっと忘れていた。

 

朝のおじいさんと、路面電車と、駅員さんに感謝いっぱいの夜。

 

                        TAKAHIRO

 

 

 

わらび餅 と ももたろう と ガタロー先生

朝いちばん

 

散歩がてらに和菓子屋さんへ。

 

わらび餅を選びました。

 

出来立てのわらび餅は、みずみずしくホンのり温かい。

 

お餅とも蒟蒻とも違う透明感のある食感がたまりません。

 

ふと、わらび餅は何で出来ているのだろうと気になりました。

 

お芋が原材料かな?

蒟蒻的な?

もち米?

 

調べると、上質なわらび餅は、山菜の「わらび」から出来ているとのこと。

根の部分のデンプン質を練って作り上げる食品。

その色は黒っぽい。

 

 

 

「すごいなぁ、昔の人は食を求めて追求をし続けたんだ」

 

 

 

調べ進めると、「わらび」自体には「プタキロサイド」という天然毒が含まれるそう。

毒抜き作業が必要な食材。

 

ますます、先人を尊敬の気持ちにかられました。

 

めでたし めでたし となるまで年月と労力がかかったはず。

 

 

お昼は、絵本を買いました。

 

ガタロー☆マン先生作の ももたろうです

 

わらび餅で満たされた気持ちで

 

読むと、

 

めでたし めでたし な気持ちになりました。

 

 

                        TAKAHIRO 上野隆博

 

 

 

 

光の瞬きは雲のように

 

雲は、ほとんど いつも流れているのに、

 

雲の形を覚えている日は幾つも 無い気がします。

 

もっと記憶力が自分に有れば、雲の違いに風情を感じる事が出来るのに

もっと想像力が有れば、一つの雲に無限を見つけることが出来るのに。

 

日常の沢山の物事は、雲の様に沢山の形が流転し続けているのだと思います。

 

今日も誰も見ていないところで練習している人を見かけました。

 

光陰の瞬きは至る所にきっとあって、自分は見過ごしてばかりなのだと感じました。

 

学ぶ事が多い一月です。

                     TAKAHIRO 上野隆博