保田妙本寺

 

 

日蓮宗 中谷山妙本寺

 

 

山号 : 中谷山

宗派 : 日蓮宗系 単立寺院

寺格 : 本山

本尊 : 万年救護本尊

創建年 : 建武3年(1336年)頃

開山 : 宰相阿闍梨日郷上人

別称 : 千葉妙本寺、安房妙本寺、吉浜妙本寺

 

 

所在地 : 千葉県安房郡鋸南町吉浜453

 

 

千葉県安房郡鋸南町吉浜にある寺院。
正式呼称は中谷山妙本寺。
日興の法脈を継承する富士門流に属し、天台教学を踏まえて台家当家の違目を明らめるという
それまでの方向性から、日蓮遺文を中心に据えるという転換を通じて11世日要により体系化され
14世日我により大成をみた「日蓮本仏論」(妙本寺においては、
日要以前からの伝統として日蓮を信仰の上で仏と拝していた
教義として確立して体系化したのは日要による)を信奉する。静岡県駿東地方に分布する富士五山や、
京都要法寺、伊豆実成寺とともに、同門流の興門八本山を構成している。

戦国時代には里見氏の保護を受け、また寺側も同氏に城砦として

寺を提供して対後北条氏との戦いにおいて
最前線基地となっていた事が里見氏の古文書などから明らかにされている。

1876年(明治9年)末寺13ヶ寺とともに、富士門流の統一教団日蓮宗興門派の結成に参加。
1899年(明治32年)日蓮宗興門派は日蓮本門宗(本門宗)と改称。
1941年(昭和16年)本門宗は一致派の日蓮宗、勝劣派の

顕本法華宗とともに三派合同を行い、日蓮宗を結成。
1957年(昭和32年)4月、旧末寺4ヶ寺とともに日蓮宗を離れ、

日蓮正宗となる(旧末寺9ヶ寺は日蓮宗に残留)。
1995年(平成7年)日蓮正宗から独立し、単立の宗教法人となる。

塔頭は久円坊であるが、法人運営は日蓮宗であり妙本寺とは異なる。

 

 

 

『大門』

 

『山門』

 

『手水石』

 

『御宝蔵』

 

『客殿』

 

『親子龍』

 

『宝塔』

 

『本堂』

 

『妙本寺踏切』

 

 

<興門八本山>
北山本門寺
伊豆実成寺
小泉久遠寺
西山本門寺
保田妙本寺
京都要法寺
大石寺
下条妙蓮寺

 

貝原益軒『壬申紀行』には「富士のすそ野に日蓮宗の五ヶ寺あり。
北山の重巣本門寺、西山門本寺、上野の妙蓮寺、大石寺、大宮の久遠寺あり」とある