12/3 碁石拾い(授業の題材のご紹介) | 算数のつぶやき

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私は長年、算数教科書の編集長として、算数に関わってきました。今は独立し、算数コーディネーターとして「算数の楽しさや面白さ」を発信しています!

  12/3 碁石拾い(授業の題材のご紹介)

 

今回紹介するのは,碁石拾い」 です。

 

 

碁石拾いとは江戸時代に開発されたパズルで,初めて文献に登場した際には「ひろいもの」と記されていたそうです。とても簡単なルールと身近な道具だけで遊べ,図形感覚論理的な思考力見通す力 などを養うことができるオススメの活動です。幼児から大人 まで楽しめるのも魅力です。

 

用意するものは,囲碁,またはオセロ です。それらがない場合は,紙に方眼をかいたもの,碁石の代わりになるもの があればOKです。オススメは,「碁石」拾いといいながら,オセロの方がよいと思います。その理由は,石を拾って(取って)いく代わりに裏返すことで,元の並んだ形がそのまま残ってわかりやすいからです。

 

 

① 碁石拾いのルールを知ろう

 

碁石拾いのルールは,次のようなものです。

・石を1つずつ,どこからでもよいので拾っていき,全部取り切る。

・縦横には拾っていけるが,斜めはダメ。

・通ったところは必ず石を拾わなければならない。

・石のない場所で方向を変えたり後戻りしたりはできない。

・同一線上なら離れていても拾うことができる。

 

 

 

② 碁石拾いで遊んでみよう

 

まずは,難しく考えず,とにかく遊んでみることがオススメです。

例えば,碁石が6個の問題は次のようなもので,その解答を下に示します。

 

問題(碁石6個)

 

解答(①→②→③→④→⑤→⑥)

 

このようなパズルに慣れている人であればピンとくると思いますが,最初に拾い始める石,最後に拾い終わる石は,①か⑥となります。このような視点で考えると,一筆書きと似たような印象があります。

 

実際,碁石拾いでは,最初に拾い始める石,最後に拾い終わる石,途中どのようなルートで拾っていけばよいかなどを考えていくことが解き方のテクニックとなります。全体を俯瞰して見通す力が育まれるとても面白いパズルなので,ぜひ楽しみながら遊んでみてください。

 

以下,碁石が7個,8個,9個,10個の問題を掲載しておきます。

 

 

問題(碁石7個)

 

問題(碁石8個)

 

問題(碁石9個)

 

問題(碁石10個)

 

このように,「たかはし算数」ではただ問題を繰り返し解くだけの授業ではなく,子どもたちの思考に寄り添いながら算数や数学を楽しむ授業を行っています。

 

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