車イス生活になった元「横浜山手のカフェのマスター」のカフェ巡り日記 -9ページ目

車イス生活になった元「横浜山手のカフェのマスター」のカフェ巡り日記

車イス生活になってから行った「横浜カフェ」の日記を中心に書いていくブログです。
「物理的バリアフリー」「接客的バリアフリー」がどうであったかという視点で書いています。
また、駅からの道順や道路状況、トイレ情報などについても、できる限りまとめていきます。

店名は大事です。


店名で「何屋」であるか、何が「売り」であるか分かったほうが良いからです。


普通のことを、普通に言っているだけですが…



例えば、好きなコーヒー屋や、有名なカフェを思い浮かべてみてください。


その店名だけでも、コーヒー屋であることが分かるものではないでしょうか?



当店のコーヒー豆の仕入先の1つに、「横浜元町珈琲」があります。


シンプルの一言です。


店名からは喫茶店なのか豆屋か分からずとも、


コーヒー屋であることは一目瞭然です。


きっと「横浜」「元町」のお店であることも容易に想像できます。


実際は、開業時に「元町」にお店があり、今は「山手」にあります。


そうすると、「横浜山手珈琲」になりそうですね。


また、紙媒体の宣伝もそうですし、Facebook広告でも感じることがあります。


例えば、チラシを手にとった時に、その中身を見る気になるか。


例えば、広告ページが表示された時に、ワンクリックするか。


その辺りにも、店名の影響が出てくるところです。



僕の好きな喫茶店の1つに、「紅琲道場」というお店があります。


名前の由来は定かではありませんが、「紅茶」と「珈琲」にこだわっているため、


「紅琲」と名付けたのだと感じます。



後々、名刺やショップカードを作るとしても、店名は「頭」にあります。


「何をやりたいか」「何を売りたいか」、その想いを込めて店名は決めるべきだと思います。



ちなみに当店については…


「Makrs house」という住宅のブランド名に、「Cafe」を付けたものになります。


ブランド名と店名のイメージの順番は異なるかもしれませんが、


勝手にイメージすると、ロンハーマンカフェのようなものです。


「Marks house」で建売住宅の分譲をしていますし、リフォーム事業も展開しています。


あくまで「ショールームの中でカフェとしても営業しています」の形なので、


当店の店名にも根拠があり、カフェとしてのコンセプトがあります。


そういったことをなかなか伝えることが難しい外国人のお客様からは、


「あなたはマークスですか?」


「ここは、あなたの家ですか?」


このように聞かれることもあります。


冗談半分かは分かりませんが…


確かに、「house」と「cafe」が混在していると、外国人のお客様からは分かりづらいかもしれません。



名前を付けることに困ったら、有名店、繁盛店を参考にされることをオススメします。

前回は、「何をやりたいか」について書きました。


そちらについて、もう少し掘り下げたいと思います。



お客様とお話をして感じるのは、


「コーヒー屋をやりたいのか、カフェをやりたいのか」ということです。


もう少し細分化させて、本質を考える必要があると感じます。


「カフェ」は「cafe」であり、本来は「コーヒー」の意味ですが、


こちらでは、コーヒーを扱う飲食店をイメージしていただけたらと思います。


「コーヒー屋」もシンプルなようですが、そうではないと感じています。



「コーヒー屋」を細分化すると…


・豆売りor喫茶店


・エスプレッソorドリップ


・キッチンorホール


全てをやりたいのか、そうでないのかによって、店の在り方も変わってくるような気がします。



当店は、「喫茶店」のイメージが近いでしょうか。


どちらかというとコーヒーのほうが得意ですが、紅茶のメニューもあります。


コーヒーはハンドドリップもしますし、エスプレッソでも淹れています。


他店と大きく異なる点があるとすれば、終日1人で営業していることです。



コーヒー豆は「コーヒー豆売り専門店」から、


紅茶は「茶葉売り専門店」から仕入れています。


また、お付き合いのあるコーヒー屋は、エスプレッソに特化しています。


こういったことを考えると、やりたいことは果たして何なのか…


全てのことを自分でできれば良いのかもしれませんが、


それはなかなか難しいことは、同業者の方々から教わったことです。



「カフェ」は聞こえは良いと思います、理屈ではなく、イメージとして。


最近では、「足湯カフェ」があるほど、何にでも「カフェ」という言葉が付いているように思えます。


それはあくまで外見の話であり、何をしたいかということは、「内側」の話です。


コーヒーを淹れることが好きな人がいます。


コーヒーを通して接客することが楽しく感じる人もいます。


コーヒー豆を焙煎することを楽しんでいる人もいます。



「何をやりたいか」が明確になると、それに向かって力を注げるような気がします。


逆に、そういった軸のようなものがなければ、周りの方からのアドバイス(?)により、


受け入れることによりブレやすく、流されやすいと言えます。



「喫茶店」「カフェ」「自家焙煎珈琲屋」「ROASTERY」…


「焙煎士」「バリスタ」…


店名や自分自身の肩書も変わってきますね。


名前も大切ということで、次回に続きます。

久しぶりにブログを書きます。


SNSと言えば今でこそ色々なものを使っていますが、振り返ってみると、ブログがその始まりでした。


自分の中で目的に合わせて使い分けています。


今回も、Facebook、Instagramで発信することとは、少し異なる意味を持っています。


ただ、連動させているので、ご興味のある方は、何かの参考にしていただけると幸いです。



「カフェの独立、開業しようと思った時に考えるべき101のこと」


当店がオープンしたのは2015年4月21日なので、それから1年3ヶ月が経とうとしてます。


色々と感じ、悩みながら考え…


今後も考え込むことでしょう。


そのような今、ブログに書き留めておこうと思い付きました。


また、ご来店いただいたお客様が、実はカフェ開業のための勉強のため、


カフェ巡りをされているということで、アドバイスを求められることもあります。


その時はいつも、


「良いお店ですね」と言われますが、僕からはそれを否定するような返しをしています。


その辺りのお話が、今回のブログを書こうと思ったきっかけでもあります。


つまり、ブログを書く目的は、自分のためであり、誰かのためです。


自分の中での復習であり、今後に生かすための振り返りと、


誰かの何かに役立てればという発信です。


毎日更新できるものではありませんが、ご興味のある方は付き合いいただけたらと思います。



前置きが長くなりましたが…


まず、考えるべき、最も大切なことは、


「何をやりたいか」です。


抽象的であり、漠然としていますが、全てのスタートはこちらです。


立地、ターゲット、売りたい物…


お店を営業していくうえで考えるべき大切な要素はたくさんありますが、


結局のところ、「何をやりたいか」に尽きると感じています。


逆に考えると、こちらが明確であれば、その他の要素については、


解決しやすくなっていきます。


「コーヒー屋をやりたい」


こちらでも間違っていません。


ただ、正解であるとも思いません。


もっと、突き詰めて考えないといけないからです。



ということで、今回はこのあたりで終わりにして、次回に続けさせていただきます。