ラテ欄検証シリーズ ~ 新生『笑点』が始まった日(昭和44年11月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和44(1969)年11月9日(日曜)のテレビ欄より



本日(3月31日)の放送をもって 林家木久扇(元・林家木久蔵)が 笑点 を卒業。番組中に何度も「55年」という長き歴史が強調されていたが、実際に木久扇こと木久蔵がレギュラーとして笑点メンバーに加わった日のテレビ欄がコレだ。

木久蔵のみが新規加入したというよりは、前週までの 立川談志 司会(座布団運びは 毒蝮三太夫こと石井伊吉)時代から内容を一新。司会を 前田武彦 へと改めて、それまでの雰囲気を一掃して、現在へとつながる 新生・笑点 がスタートしたのが、この日の放送だったようだ。



番組紹介記事を読むと、当時の笑点は 4部構成。目玉である大喜利も、現在とは手法がかなり違っており、赤組三遊亭歌奴三遊亭小円遊三升家勝二柳家小きん)と 白組三遊亭金馬桂歌丸柳家さん吉林家木久蔵)が、5枚の座布団を奪い合う という形式だったようだ。

それにしても、テレビ欄にて周りの番組名や出演タレントの名前を眺めるにつけ、55年という歴史の重さを思い知らされる。すでに鬼籍に入っている人も多い。この時代から笑点に出演し続けた林家木久扇も、夜6時30分から変わらずに放送されている『サザエさん』も凄い!

 

  昭和44年11月9日(日曜)のテレビ欄