新聞広告シリーズ ~ 日劇「新春 沢田研二ショー」(昭和48年1月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和48(1973)年1月。有楽町・日劇にて開催の 沢田研二ショー の新聞広告。


       

音楽監督は 宮川泰 で、音楽構成は 加藤邦彦大野克夫。演奏は 井上堯之バンド(大野克夫、岸部修三=一徳、原田裕臣)という豪華版。

つい注目してしまうのは、ドリフターズ加入前の 志村けん が結成していた マック・ボンボン が出演していること。のちに何度となく『8時だョ!全員集合』などでコント共演することとなり、「実は顔立ちが似ている」とも言われていたジュリーと志村だが、この時期、すでに同じ舞台に立っていたようだ。

~全員集合内におけるコントで当時のヒット曲、『勝手にしやがれ』と『渚のシンドバッド』をゴチャ混ぜにした『勝手にシンドバッド』を志村によって強いられていたジュリーの姿を観た 桑田佳祐 が、サザンオールスターズ のデビュー曲に、こんなふざけたタイトルを使用してしまったというのは有名な話だ。

 

しかし、幕間で上映される映画が 若山富三郎 主演『子連れ狼 親の心子の心』(斎藤武市監督)ってのも凄い。ジュリーとはまったく関係ないあたりが、むしろ清々しい。