本の広告シリーズ ~ 『ジャミラよ 朝は近い』(昭和40年8月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和40(1965)年8月。アルジェリアの少女、ジャミラ・プーパシャさんへの非道な拷問の真相が記された『ジャミラよ 朝は近い』(G・アリミ/ボーヴォワール共著=集英社コンパクト・ブックス)の新聞広告。



この名前を見て、ほとんどの日本人が、ウルトラマンに登場する宇宙開発競争の犠牲となった気の毒な怪獣(元は人間)を思い浮かべてしまうのは致し方ない。



実際にフランス警察による執拗な拷問を受けたアルジェリア少女の名前から、ジャミラという名になったらしい。



そういえば、ラストシーンのジャミラの墓碑もフランス語で記されていたな。