番宣広告シリーズ ~ あゝ望洋塾『おこれ!男だ』(昭和48年2月) | 高木圭介のマニア道

高木圭介のマニア道

~浮世のひまつぶし~

半世紀前の昭和48年2月25日(日曜)、森田健作 と 石橋正次 のW主演による青春ドラマ おこれ!男だ (日本テレビ)の番宣広告。



同じくシリーズの  おれは男だ! から、剣道部の小林君(森田)と柔道同好会の岩田君(石橋)がスピンオフしてコンビを結成したような形となるが、ドラマ自体の設定は学校というより、三浦半島にある私塾 望洋塾 がベースとなっており、その寮生活のドタバタなどが中心となっている。

主役の2人だけでなく、内藤武敏 演じる塾長や、塾生たちの世話をする長女(佐藤オリエ)と、塾生たちに反発する次女(蕭淑美=シャオ・スーメイ)、牢名主が如く塾に居座る農大生(岸部シロー)など、魅力的なキャストで、時に重たい話(戦争をめぐるエピソード)などもあったり、異色ながら魅力的なドラマだった。



全22話と短かったこともあり、『おれは男だ!』と比べ、知名度は格段落ちる のだが、こちらが好きという人も案外と多い。

今から37~8年前ぐらい。テレビ雑誌のインタビューにて、森田本人が『おれは男だ!』の魅力をさんざん語った後、「おこれ!~のほうは、あまり好きじゃないね」と発言しているのを目にし、軽くショックを受けたことがある。

年代的に日曜夜8時の本放送では未見だったのだが、まだ日の高い季節、晴れた日の夕方などにボンヤリと(再)を観ていると、幸せな気分になる青春ドラマだった。

 

  昭和48年2月25日(日曜)のテレビ欄