昭和44（1969）年1月、残されたチャンス！ のコピーがまず目に飛び込んでくる 東京都水道局経理部管財課 による 新宿駅西口 高速道路直入 副都心ビル用地売却 の新聞広告。
4年前（昭和40年）に廃止された 淀橋浄水場 の跡地の整理に伴うものだが、こういった形で民間へと売却されていた模様だ。この広告では浄水場跡地の中でも甲州街道寄りの 2号地 が競争入札に出されている。
現在の新宿駅西口……というか副都心を見るにつけ、どんな手段を駆使してでも大金をかき集めて、この将来有望すぎる2号地（約4,246坪）を手にしたい欲求にかられるではないか。
競争入札に出された2号地には現在、大きな振り子時計と吹き抜けでおなじみの 新宿NSビル が建っている。
