番宣広告シリーズ ~ 『円盤戦争バンキッド』 (昭和51年10月) | 高木圭介のマニア道

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~浮世のひまつぶし~

昭和51年10月、東宝制作の特撮ヒーロー番組 円盤戦争バンキッド (日本テレビ)の番宣広告。



放送は日曜夜6月30分から。すでにお茶の間の習慣と化していた サザエさん の裏番組だったこともあり、観ている子どもはかなりの少数派。しかし、メンコなどに印刷されたその姿を見かけることも多く、そのデザインと5人組戦隊ということで、時期的にも ゴレンジャーのパチモン みたいな扱いを受けていた。


 昭和51年10月3日 (日曜) のテレビ欄

なんとなく東京12チャンネル放送の印象がありがちだが、日本テレビの放送で制作も東宝と、実はメジャー&王道路線。主演の奥田英二 (現・瑛二=ペガサス)はこれがデビュー作なので、まだ人気者になる前の新人。少年円盤遊撃隊・バンキッドを結成した 「ご隠居」 と呼ばれる老科学者が松竹映画でおなじみの 下條正巳。その息子夫婦が 柳生博塩沢とき、ブキミ成人のグザレ指令が 平田昭彦 と東宝系の映画やドラマでおなじみの面々で固められている。

ブキミ星人 の魅力的な造形(成田亨)、独特のストーリー展開やお茶の間場面が多いコメディ要素。毎回ラストには 「ペガさん」 こと奥田英二が、画面から視聴者に向けてブキミ星人の侵略に関して 注意喚起 を行うお約束などなど、続けて視聴しているとクセになっていまう中毒性がある。