京都府福知山市で
日本茶インストラクター・リーダーとして
活動しています
日本茶教室thé to a (テトア)赤井貴恵(あかいたかえ)と申します。
作法やお点前ではない
おうちで簡単に美味しく日本茶を楽しむコツ
を 楽しい雰囲気の中ご紹介しています

【4月のレッスン日】
コロナ感染拡大のため、
4/23、4/28は中止にいたします
先週、京都府茶業研究所様の
緑茶と健康シンポジウム
をzoom視聴いたしました


コロナ禍の中、奈良県立医科大学の研究発表などで注目を浴びた、
「市販のお茶が新型コロナウイルスを不活性化させた」
という報道。
元々、インフルエンザや風邪予防にお茶が効果があることは、
緑茶うがいや、まめな緑茶飲用などでの臨床研究で明らかになっていましたが、
コロナにはどうなのか。
ウイルス研究や免疫研究をされている最前線の研究者様のお話を聞ける機会ということで、
パソコンを前にして、
しっかりお茶を飲みながら聞かせていただきました

奈良県立医科大学の研究もそうでしたが、
試験管の中での効果はやはりある。
けれど、
ヒトに対しての研究は感染された方の協力も必要な中、まだまだ
とのことでした。
ただ、
口腔の中での効果はあるだろうとのことでしたよ

マスクを外している間(食事中ややむを得ずマスクができない場合)は、
お茶を飲んだりお茶でうがいをすることで口腔内のウイルスをやっつけることは期待できるとのことでしたので、
そこはインフルエンザ対策のお茶の利用法を流用できそうですね

あと、興味深かったのは、
緑茶や紅茶だけでなく、
ほうじ茶でもある一定の効果がみられた
との報告でした。
私のブログの割には少しだけ難しいことばが並びますが、
日本茶、特に煎茶によく含まれる
EGCG(エピガロカテキンガレート)というカテキン(お茶の渋味を作り出す成分)の一種
がウイルスを不活性化させる
あるいは
紅茶に含まれる
テアフラビンという酸化したカテキンの一種
がウイルスを不活性化させる
という話は今までにも話題にはなっていました。
が、
焙煎によりカテキン類が少なくなったほうじ茶でも効果がみられたということは、
カフェインを気にしておられる妊婦さんやお子様でも対応できそうですね

研究者のみなさまのお話は難しいところもありましたが、
やはり最前線の話を聞くことは、勉強になりましたし、今後の話にも厚みが出るんじゃないかと思います。
今まさに新茶シーズン。
コロナをやっつけることに限らずとも、
カテキンの力で、免疫力をアップさせる
新茶の爽やかな香りで癒され、日々のストレスを癒す。
ビタミンCで、紫外線の強いこの季節を乗りきる。
ポリアミンというアミノ酸が持つアンチエイジング効果で美と若返りに磨きをかける。
などなど。
決してお茶は薬ではないけれど、
身体によい成分がいっぱい含まれているお茶を少しでも飲む機会を増やして、
日常を豊かに過ごしながら健康になっていただけたら
赤井としては嬉しいです

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