京都府福知山市で
日本茶インストラクター・リーダーとして活動しています
日本茶教室thé to a (テトア)赤井貴恵(あかいたかえ)
と申します。
作法やお点前ではない
おうちで簡単に美味しく日本茶を楽しむコツを楽しい雰囲気の中ご紹介しています

【1月のレッスン日】
1月25日(月) ライフスタジオPAL教室
「新年企画 練り切り作りコラボレッスン」
11時~12時半→残4席
13時~14時半→残1席
1月13日(水)自宅教室(出張もOK)
10時半~12時
雪のおかげで、元日は初詣もやめておせちやお雑煮でお腹がふくれた1日でした

今日2日にお詣り予定ですが、
今朝は-6℃



余計あぶないやん

さぁ、日も照ってきたので午後からは外に出られるかしら

さて、元日の話。
皆様は「大福茶」は飲んでおられますか

一年の無病息災を願って元旦にいただく縁起の良いお茶。
歴史は951年にさかのぼるそうで、
疫病流行時に六波羅蜜寺の空也上人が、
仏前に供えた結び昆布と梅干しを入れた茶を、
村上天皇や病人に振る舞い念仏を唱えたところ、疫病が収まったそうです。
結び昆布&梅干しを入れた茶が一般的かと思いますが、
茶道では元旦の若水で抹茶を点てたり、
炒り米(玄米)を混ぜた玄米茶として飲んだり、
炒り黒豆などを混ぜた茶を飲んだり、
お茶屋さんや茶道によって様々な大福茶があります。
赤井家は、
梅干しを入れた煎茶。
梅は、ここ数年は実家からもらう北野天満宮の梅干しを入れております

そして、大福茶を頂く前に、
恵方を向いて一年の健康をお祈りし、
茶とともに
みかん・干し柿・とろろ昆布・豆・いりこ
を頂きます。
これは嫁いでから知った、
赤井家流の元旦の慣わしです。
嫁いだ頃は、
節分の恵方巻きじゃないのになんで?
特に豆(当時はおつまみ豆)が何でやろ??
と不思議で仕方なかったのですが、
引っ越してから自分で準備するようになり、
自分なりの答えとして、
みかん→だいだいの代わり(代々栄えるように)
干し柿→(嘉来、幸せや財をかき集める)
豆→黒豆煮の代わり(まめに暮らせるように)
いりこ→ごまめ・田作りの代わり(豊穣祈願)
昆布→(よろこぶ)
と考えてます。
豆も意味があったんだな、と。
たぶんおつまみ豆だったのは、お酒好きのお義父さんに合わせていたのかな

あ、ちなみに今年は黒豆の甘納豆を頂いたので、私はそちらに変えました。主人や子どもはおつまみ豆で。
特に主人はずっとおつまみ豆が元旦の慣わしになってますから、変えるのは嫁のエゴになっちゃいますしね

形や内容は家によって違えど、
新年を寿ぎ、
幸せな一年を願う。
これは、昔からずっと日本人がしてきたこと。
コロナ流行で誰もが今年こそは無病息災を、と願いますが、
1000年前にも疫病を収めた大福茶をきっかけに、
昔から続く慣わしなどをしっかり将来にも繋げていかなきゃ。
慣わしには、ちゃんと意味があるのだから。
そう思わせてくれた今年の元旦でした。
皆様のおうちでは、元旦の慣わしはどのようなものですか



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