学校健診について昨日来，Twitter（現X）が騒がしい．学校健診における重要な項目として側彎症があり，これは着衣では発見が難しいので，脱衣で行ってきたのだがそれに対してクレームが入ったのである
私は小児科といっても新生児科メインなので学校健診についての専門職ではないので，その是非については専門医師の意見を聞いてほしい
だが，科学的なものに対しては，なぜそのようになっているのかを理解せずにクレームを入れるのは大脳で考えていない証拠なので是非やめていただきたい．
ワクチンもしかりである．当然のことであるが有害事象がゼロとなることは残念ながらない．メリットとデメリットを科学的に考えて判断していただきたい．ワクチンは「接種した方がよいですよ」とは言うけど「接種しろ」とは私は言いません（イヌに対する狂犬病ワクチンは別ですが：これ法律で義務であり罰則規定もありますよ）
で，私は新生児科としての本題．数年に一度，新生児へのビタミンK投与拒否例がいるの．これはほぼ有害事象なく，新生児は科学的にビタミンK欠乏状態で，頭蓋内出血のリスクが非常に高いということを考えれば自ずからわかること．
とにかく科学を，科学的に考えないで拒否するのは碌なことはないし，それどころか他の人（自分の子どもも他の人です）にリスクを与えるということがなぜできるのかと思う次第でございます