Twitter(現X)に毎日短歌を載せています 2023年3月上旬の短歌をまとめました

 

2023-03-01

 今年また 弥生三月 訪れて 南の故郷 足を進める

学生時代は3月の声を聞くと,高千穂へ出かけていました.途中四国を通ったり山陰を通ったりしながら

 

2023-03-02

 白鳥の 去りし鉄路に 桜散る ただひたすらに ただひたすらに

日本海循環線を走っていた特急「白鳥」の廃止された日 遠山の金さんの日

 

2023-03-03 ジグソーパズルの日

 ジグソーの ピースを一つ なくす如 僕とあなたの 心埋まらず

どこか一つ欠けただけで埋まらない関係があるのです

 

2023-03-04 バームクーヘンの日

 年輪を かさねるごとに 甘味増す また一年を 歩み出す吾

そんなことはないと思いつつ詠んだんだろうなと1年後に思います

 

2023-03-05 珊瑚の日

 南海を 泳ぐ小さな 魚たちの 珊瑚礁に 私はなりたい

誰かを守れればそれでいいかなぁ

 

2023-03-06 世界一周記念日

 海岸線 巡る旅にて 会いし君 渚に今は 一人佇む

この歌は珍しくモデルがいません.海岸線で出会った好きな人は多分いない.ほとんど高千穂か仕事場

 

2023-03-07 故種村直樹氏誕生日

 今はなき 人汽車宿に 思い馳す 我が手の甲に 刻まれた皺

必ずしも好きな方ではないのですが,旅の参考にかなりさせていただきました.その頃の種村氏の年齢に私もなりました

 

2023-03-08

 わが道の すべてをかける あなたには 眉を動かす うそはつくまい

国際女性の日 故はらたいら氏誕生日 平松愛理さん誕生日の3つをまとめたらこの歌になりました.それにしても「部屋とYシャツと私」はなぜ「見届けたあとで〜」で終わりにしなかったのでしょうか? 

 

2023-03-09 サンキューの日

 ありがとう その五文字を さりげなく 出るよう願った 幼き我が子

自分の2人の子には挨拶ができることだけはさりげなく躾けました.

 

2023-03-10 東京大空襲の日

 蝉さえも 焼かれし土に いま東京 スカイツリーの ただそびえ立つ

私の父や祖父がもし焼かれていたら私はいません.墨田区にはアブラゼミしかいませんでした.他のセミは川を渡れないので幼虫まで焼かれた墨田区へ戦後渡れたのはアブラゼミだけでした(今はクマゼミがいると思いますが)