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takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

本ブログの無断転載はお断り致します。

かなり時間が経ったけれど、先般、「クラシックの迷宮」を聴いていたら、トイピアノによるゴルトベルク変奏曲の演奏が紹介されてました。面白かったです。あの調子のトイピアノ演奏で最初から最後まで聞き通すのはちょいと無理、と感じたものの、調べてみると奏者の塚谷水無子さんは他にも歴史的パイプオルガン、ポジティブオルガン、ブゾーニ編曲によるピアノ版、原典版によるピアノ版、と、ゴールドベルク変奏曲の録音を何回も繰り返し行っている珍しい演奏者でした。専門はオルガニストと思われるけど、自らは「ケンバニスト」という愉快な呼び名を用いられてます。私はその中からブゾーニ版のを手に入れ楽しんでます。

 

次に何を聴こうかなあ、と調べている中で、トイピアノ版を作る際の裏話が紹介されているサイトを見付けました。楽しそうな作業が紹介されていて面白かったです。

 

 

 

日時: 2022年12月28日(水)18:45

場所: すみだトリフォニーホール

曲目: 軽騎兵序曲、韃靼人の踊り、マーラー「巨人」

指揮: 和田一樹

 

前半の二曲では軽騎兵をノリノリで聴く。私がクラシック音楽を好きになりレコードを買い始めた頃、親の影響でこの曲が度々耳に入ってきたのを懐かしく思い出しながら聴いた。ちょいと前のめりになるパートとならないパートでテンポが合わないなあと感じないでもなかった。ボロディンのほうは意外にもおとなしい振り付けの演奏で、この曲としては物足りなかった。

 

巨人はのっけから最弱音を多用する幻想的な雰囲気が続き、これは最初にばあーんと爆発が起こるところで「ああ、これのためにここまで抑えてきたのか。」と合点しまくったのだが、その後も超遅いテンポを多用して、普段ほかの演奏では歯牙にも掛けない部分を丁寧に聴かせ、私はこれまで聴いたことのないような「巨人」の世界を逍遥させられた。良くも悪くも和田一樹劇場と呼べる独創的演奏。私はすっかり乗せられ最後まで楽しみ抜いてしまった。専門知識が無いのでこの演奏が楽譜に忠実な演奏だったのかどうかは分かりませんが、聴く者の予想を常に覆しつつ自分が楽譜から読み取った魅力を余すところなく演奏に盛り込むという、私が初めて接したビックリ演奏だった。最近では珍しく拍手に先立つ感じで大声の「ブラボー」が飛んだけれど、私は最後の終わり方を聴いていてもっと大騒ぎになるのではないかと心配したくらいだった。そうはならなかったのは感染防止の意識が勝ったためか。

 

そういう感じで終わったので、拍手が続く中ドラムが鳴り響き始まったアンコールのラデツキー行進曲が楽しかったこと!!

 

実はこの日の前の日曜に横浜までアマオケを聴きに行き、それで本年度のコンサート通いは打ち止めと思い込んでいた後にこの明大のを見付けたのです。最近は夜の演奏会って帰宅が遅くなるから気が進まないとも思ったし、それも巨人の重苦しさの後夜道をとぼとぼと帰るのにも抵抗感があったし、散々迷った末の参加だったのです。まさかこんなことが起きるなんて想像すらできなかったなあ。ありがたいことです。

日時: 2022年10月30日(日)14:00

場所: ミューザ川崎

曲目: 「後宮からの逃走」序曲、パガニーニの主題による狂詩曲、ブルックナー4

指揮: 阿部未来

独奏: 冨永愛子

 

たぶん初めて聴くオーケストラ。セリエスとはつながりを意味するとのこと。神奈川県の音楽文化発展と若手演奏家の熱気あふれる音楽を提供する団体を目指す、と書かれていたが、どういう方々が集まっている団体なのかは不明。

 

前半の2曲がきびきびとした心地良い演奏で大いに楽しんだ。「後宮からの逃走」序曲はこれまで聴いた中でトップクラスの明快さだったと思うし、ラフマニノフの狂詩曲の方は独奏者の紡ぎ出す美音とセンスに触発し合うように際立った演奏だったと感じた。何とも素晴らしい時間を共有させて頂き嬉しい限りだった。

 

実はこの日はブルックナーに期待して出掛けたのだけど、最初からあまり調子が出ない様子であり、聴衆にぐぐっとインパクトを与えて演奏に引き込む部分が何となく流れてしまうことが多く、するとブルックナーが好きでない人が言う「同じことの繰り返し」感が強くなって、やってもやっても終わらないという、長く感じる客席だった。なぜか最近聴くアマオケのブルックナーは楽しめないことが多い。

日時: 2022年10月11日(火)19:00

場所: 杉並公会堂

曲目: カレリア組曲よりマーチ、ボロディン「ポロヴェツ人の踊り」、ブラームス1

指揮: 清水醍輝

 

すでに何回かこのコンビでの演奏を聴かせて頂いており、今回はどんな演奏を楽しむことになるのかな、と荻窪に出掛けて行った。

 

どの曲もおなじみの曲であり、どのくらい新鮮に聞こえるか、この出演者ならきっとこれまでのように整理された音を届けてくれるだろう、と、良い気分で帰れることが当然のように思って聴いていたのだが、どうも様子が違うようだった。

カレリア行進曲は明るく楽しい雰囲気が続き、しかしその感情が変わること無く鳴っていた印象。

「ポロヴェツ人の踊り」は「韃靼人の踊り」の名で知られている曲の正しい呼び方のようだが、強烈なリズムの対比でぐぐぐっと引き込まれてしまう曲だと思っていたのにあまり迫って来ない演奏だった。あれー、何か変だぞ。

この違和感はブラームス1でも最後まで続いた。ここ半年の間にアマオケの演奏で1番と2番を(意外にも!)大いに楽しむことが出来たので、この日も楽しめるつもりだった、この油断を伴ったような心構えが悪かったのか。

 

両サイドを除くと結構埋まっていた客席からは盛大な拍手が送られていた。久しぶりに聞く熱心な拍手であり、それほどは楽しめなかった私に(私の精神状態などに?)問題があったのかなあ、と自分を疑う気持ちと、新型コロナウィルスによる閉塞感から脱しつつあることを象徴するような盛大な拍手との狭間で、少々疎外感を感じつつ家路に就いた。

 

少し時間を置いた現在、自分はあの時普通の自分だったはずだ、とのやや強気の立場から、こんな風に考えている。たぶんこの時期は新入部員がデビューする時期だったのではないか、と。そう思ってプログラムのメンバー表に目をやると、4年生と表示されている方は一人も居なくて、1年生は多めだった。えっ、4年生は何で出ないの? 就活のため? それにしても学生オケは年々メンバーが替わっていくから、この学校のオケはどういう楽団だ、と性格付けしてしまうのは止めた方が良さそうだ。

日時: 2022年9月19日(月)14:00

場所: かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール

曲目: ルスラントリュドミラ序曲、チャイコフスキーピアノ協奏曲、交響曲2

指揮: 松林慧(けい)

独奏: 永沼絵里香

 

珍しくチャイコフスキーの交響曲第2番を聴けるというのがこの日聴きに行った主な理由。好きな曲というわけではないが、数か月前にFM放送で耳にした演奏が自分に合っていたらしく初めて楽しめたことから、また聴く機会を探していたのである。

自宅からバス停までと最寄りの青砥駅からホールまでの間、台風14号の余波で激しい雨に降られ、膝から下はびしょびしょで到着。帰りはもっとひどくなるのかな、と心配したがこれは大丈夫だった。

 

MASUOという楽団名は楽団創設時にシューベルトの「鱒」を演奏したかったから、とのこと。東京電機大卒業生を中心に誕生し、その後は幅広い団員が参加して発展してきた楽団のようだ。

 

さて、開幕時のこと、指揮者が現れ拍手が湧く、普通の光景だったのだが、指揮者は指揮台に飛び乗るとやにわにグリンカを振り出したのである。まだ拍手が切れていないタイミングだったのでびっくり。超特急のテンポの曲なのだから、こんな始まり方で楽団は揃った演奏をできるのかい、と心配したのだが、揃った快い演奏が楽しめた。オーバーアクション気味の指揮ぶりで、随所に曲の表情に変化を付ける工夫が施されていた。その聞こえてくる演奏は「てにをは」のはっきりした分かり易い演奏だった。良かった、好きな指揮者がまた一人増えたのだった。この序曲の演奏で、私が一番気に入った「ふりつけ」(?)はテーマの合間に放たれるティンパニーの強打の繰り返しだった。

 

チャイコフスキーの協奏曲では前週に引き続き素晴らしい独奏者に出逢うことが出来て、期待を大きく上回る音楽体験に酔いしれた。オケの伴奏も引き続き明解な演奏で見通しの良いものだった。望外の悦び。これまでに聴いた中で一番印象に残る演奏だったと思う。独奏者の肩、肘、手の角度がほとんど変わらないことにもびっくり。普通はオケと張り合うように前のめりになっていき、ピアノに覆い被さるくらいになる、という印象だったのだが、永沼さんは姿勢を崩さず、しかも肝心なところで音量が足りないということも起らなかった。

 

こうなるとメインステージの交響曲も当然良い思いが出来るものと思ったのだけれど、開始後10分くらいしても良く分からないまま延々と曲は続き、第二楽章の途中辺りからは聴く集中力も切れ、うとうとが始まった。盛んに大音量が続くのだが、それがうるさく感じられて疲れたのが原因だろう。演奏が始まる前に目を通したプログラムの解説に依れば、第3楽章にスケルツォがあったはずなのだが、その覚えがなく、また賑やかな速い曲が続いているのでこれがスケルツォかと思っていたら、そのままやたらと盛り上がって演奏が終わってしまった。ということで、残念ながら今回はこの曲の魅力を理解出来ぬまま会場を出た。

日時: 2022年9月10日(土)14:00

場所: ルネこだいら中ホール

曲目: メンデルスゾーン・バイオリン協奏曲、「英雄」

独奏: 伴野潤(とものじゅん)

指揮: 由井恒志

 

ちょいと我が家からは遠いが「英雄」を聴けるのなら、と小平まで遠征した。たぶん聴くのが初めての楽団で、しかしホールは二度ほど聴きに行った記憶がある場所だ。

 

協奏曲の方は、アマオケの演奏会で独奏を務めるのはプロのオケのコンサートマスターや腕に覚えのあるアマオケのコンマスが務めることが多く、歌舞伎で言えば「見得を切る」ような演奏が必要なのに平坦に終始してつまらないことが多かったことから、期待せず出掛けた。前の晩にウェブでこの日の独奏者を検索し、「みんなのヴァイオリン教室小竹向原」by Jun Tomonoの先生ということが分かっていた。これはこれまでになかったパターンであり、20%興味津々、80%懐疑的だったのが正直な話だった。主目的は「英雄」だったのである。

 

前の晩の調査?でもうひとつ分からなかったのは、i-Amabileの記事の項目に指揮者が書かれていなかった点だ。指揮者無しで演奏するのか、独奏者が指揮も兼ねるのか、謎のまま現地に向かう。会場に入りプログラムを読むと、オケの代表による「ごあいさつ」のコラムの中で「指揮は当団代表の由井恒志が務めます。」とさらっと書いてあった。これだけ。

 

さて本番はどうだったか。

協奏曲の方で素晴らしい体験をさせて頂いたのです。

 

大袈裟に聞こえるかもしれないが、この曲でこれほど終始楽しんだのは初めてのことだった。オケの音は聞こえ過ぎにならないのだが、細部まで良く聞こえて、曲の構造が分かり易かったし、ソロとよく息が合っており全体が有機的に響き合っていた。ソロは必ずしも完璧とは聞こえなかったけれど、そういうことを考えながら聴くという評論家的態度が恥ずかしくなるような、本質を衝いた、志の高い演奏に思えた。地味なアクションながらもこれほどの演奏をリードした指揮者と相まって、思いもよらぬ心地良い時間に誘われた。何ともありがたいことだった。

 

ソリストのアンコールではシューベルトの「魔王」のバイオリン独奏版が演奏され、これは熱演であったが、私としては協奏曲で良い気分になったまま休憩を迎えたかった。

 

さて「英雄」である。小編成に思えるVn6x2、Va 4、Vc2、Cb 2は550人余り収容の中ホールに適量だったかもしれないけど、現実としてはチェロがあと2本ほど欲しかった。素人推量ながら、トゥッティでもフーガでもバランスが悪かったように聞こえた。コロナの影響もあってメンバーが足りなくなったのかもしれない。途中内部のパートのリズムがずれてはっとさせられたこともあったが、これはすぐに立ち直れてほっとした。しかし全体としては大好きな「英雄」を楽しめたのだから、相当な地力があるのに違いない。

日時: 2022年9月4日(日)13:30

場所: すみだトリフォニーホール

曲目: ロザムンデ序曲、コダーイ・「くじゃく」による変奏曲、ブルックナー6

指揮: 松岡究(まつおかはかる)

 

創立60年を越える老舗格のアマオケとのことで、どんな響きを醸し出すのか興味津々で聴きに行った。なるほど堂々たる響きと安定した技術の、蓄積された力を感じさせるアマオケだった。さすが! プログラムによると、当初はバッハなどの宗教曲を研究する目的で創立された同じ名前の合唱団併設の楽団として発足したそうだ。合唱団は消滅したがオケは続いているとのこと。合唱団が先に消えてしまったとの話は、一時は市民文化活動の代名詞とも言えた合唱の衰退と、近年のアマオケの隆盛を思い浮かばせて、何とも言えない感慨を抱いた。昔は合唱に参加していた私だが、今では合唱の演奏を聴きに行くことは無く、アマオケ専行(もっぱら行く、という意味の勝手な造語)となっている。

 

ロザムンデ序曲はどうにも好きになれない曲。

コダーイの「くじゃく」は聴き込めば好きになれそうだと思ったが、途中でハッと目を覚まして「しまった、一部聴きそこなった」と思った。冷房対策で厚めに着ていたのがまずかったようでポカポカと温かくなり、それが感染対策のマスクで増幅され、息苦しさを感じるくらいだったのが結局うとうとに繋がったようだ。

 

薄着に戻して聴いたブルックナー6は良いコンディションで聴けたから感激した、と書きたいところだが、ブルックナーならどの曲を聴いても似たように楽しめる、と高を括っていたのが大間違い、こんなひねくれた曲がブルックナーの交響曲にあったのか、と嘆きたくなるような難曲に聞こえた。筋の展開は確かにブルックナー節が基本になっているのだが、この曲でのブルックナーは多分意欲的、革新的な方向を意識して作曲したのではないかと感じられた。ちょいと付いて行けなかったなあ。

日時: 2022年8月27日(土)14:00

場所: タワーホール船堀大ホール

曲目: ニールセン・弦楽のための小組曲、「未完成」、ニールセン2

指揮: 神成大輝

 

何故か以前に演奏会を聴いたことがあるような気になっていたが、帰宅後調べたら今回初体験のオーケストラだった。そんな気になっていたのはたぶん、このオケの演奏会が何回も「聴きに行く候補」として週末直前の検討に上がっていたからだと思う。

プログラムによると県立船橋高校オーケストラ部卒業生により創立され外との垣根を無くしながら発展してきた楽団とのこと。

 

出てくる音は鋭さがありしっかりした響きを醸し出しているのだが、ニルセンではストーリーと言うか前後の関連性が見えなくて聴いていて集中力が落ちてしまうことが多かった。

 

全体的に音量レベルが大きい楽団との印象。全体的にもっと小さな音量でも十分だと思う。特に金管と他のパートとの音量バランスが改善の余地があるのでは。

 

未完成が一番感銘を受けた。さすがの大名曲。馴れ親しまれ過ぎた曲は聴かせるのが難しいと言われるが、この曲は演奏者にも優しいのではないかと思う。小学生の頃「テレビ名画座」で何回も観た「未完成交響楽」のいろいろな場面を思い出しながら楽しませて頂いた。但し、冒頭のチェロ・コントラバスのユニゾンがあまり揃っていなかったのが残念。

日時: 2022年8月21日(日)15:00

場所: 豊洲シビックセンターホール

曲目: Brandenburg協奏曲全6曲

演奏: Chamber Orchestra Bach

指揮: 井戸田善之

 

当日の10日ほど前にチラシでこの演奏会のことを知り、近所なので気軽に行ける点と、生でブランデンブルグ協奏曲を聴いたことが無かったことと、入場料が割りと安かったこと、などで惹かれ、家族と聴きに行くことにした。

 

会場でプログラムを読むと奏者は専門教育を受け音楽で生活している方々が殆ど。おー、久しぶりにプロの合奏を聴くんだ、と楽しみになった。そして第一番の協奏曲が始まるとリッチなサウンドに包まれ「やっぱ違うもんだなあ」と思わざるを得なかった。指揮者が元N響のコントラバス奏者であるせいなのか、チェロ3、コントラバス1の低音群が出す音が豊潤であり、ヴィオラ、2ndバイオリンも表に出るところの表現力がさすが。第二番で急遽ピンチヒッターを引き受け登場したトランペット奏者を含め、管楽器全般が難しいところも良く頑張っていた。これもさすが。多少よく聞こえない部分があったように感じたのはこちらがぼおっとしてきちんと聴いていなかったからかもしれない。

 

曲ごとに書いて行ったら長くなり過ぎなので端折ります。

 

舞台の後方はガラス張りで、普段散歩に歩いている公園がよく見え、「地元で聴いてる」感満載の演奏会ともなった。

日時: 2022年8月20日(土)14:00

場所: サンパール荒川大ホール

曲目: 保科洋「風紋」、プーランク・組曲「牝鹿」、ショスタコーヴィチ5

指揮: 室賀元一

 

どの曲も良い演奏だったと思う。しっかりとした音が出ていて曲の理解度も相当な高レベル。ろうさいの森という名で活動していた頃から何回も聴かせて頂いているけれども、今回は(特にショスタコで)楽団の底知れぬ力を見せ付けられた、という感が強い。

 

風紋は1987年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲だった曲で、のちに作曲家自身が管弦楽用に編曲したものとのこと。細い金属棒を木琴状に並べて吊るした楽器(ツリーチャイム?)が曲の始まりで鳴る爽やかな出だしで始まり、意外と劇的に盛り上がって終わった。しかし私としてはどんな曲だったのか分からないまま終わった感じ。

 

牝鹿は当時の先端流行だった?ジャズを取り込んだり、プーランクの諧謔趣味をあちこちに窺わせる、ある意味聴き易い曲だった。好みの曲ではないけれども楽しんで聴ける曲として、今後コンサートを聴きに行く時の判断用に覚えておこうと思う。この曲も集中した演奏が続き、「えっ、前半の出来が良いということは、もしかしたらメインステージには力を掛けなかったんじゃないの?」と心配になるほどだった。

 

交響曲第5番はゆっくり目のテンポでじっくりと細部まで良く聞こえる、立体感溢れる演奏だった。聴き古した感があると思っていた曲なのに新しい魅力をたくさん見付けられた。この曲を生で聴くとこういう感想を持って帰ることが多いことに気付く。まだまだ楽しみにして聴きに行けそうである。