日時: 2022年11月6日(日)13:30
場所: 東京芸術劇場
曲目: シャブリエ 狂詩曲「スペイン」
交響詩「ローマの松」
デュリュフレ 「レクイエム」
指揮: 三石精一
独唱: メゾ石田滉 バリトン黒田裕貴
入場時案内の方に聞いたところ、輔仁会はほじんかいと読むそうだ。
独唱者の滉の字は手書き漢字辞典からようやく見付け出せた。もうひと方の裕の字は正しくはこの旧字であり、コード入力しない限り表示させることが出来ない字だった。音楽には無関係のことであり恐縮ながら、短時間のうちに次々と読めない漢字に当たって戸惑った。
引き続き音楽とは関係ないことながら、プログラム上の(かなり昔から指導に携わっていたと思われる)指揮者のあいさつの中に、「初めてのオーケストラ練習の時に・・・。何しろ、一言注意するたびに『ハイ!』と全員が大きな声で返事をしてくれるので大いに面食らったものです。」とのくだりがあった。そういう受け答えをする根性系の運動部があることは知っていたけれども、オケでそれをやるかな、しかし如何にもやりそうな学校だな、などと感じていると、今度は隣りの指定席の方が「隣りに失礼いたします。」と私に挨拶してから着席。こりゃあ随分特殊な学風。私は異世界の中に入ってきてしまったようであった。
さて、開演時間となるとオケの入場後合唱団もぞろぞろと入ってきた。あれっ、シャブリエの曲に合唱の入るところあったっけ?と思う。 すると始まったのは(たぶん)校歌だった。校歌を披露してから演奏会を始める学生オケは他にもあるから驚きはしないが、入場でぞろぞろ、退場でぞろぞろ。退場するまでに開演から10分以上を費やしていたのにはもったいない気がした。
ながながと音楽以外のことばかり連ねたが、演奏は如何にも老練な指揮者、外枠がきっちりとはめられており聴き易かった印象だ。問題は音量。シャブリエは細部が良く聞こえなかったし、大音響が特徴のレスピーギであっても私の居る後方座席ではあまり音が届いてこなかったこと。デュルフレもしかりだった。会場の反響のせいだろうと思っていたのだが、後日同じホールで聴いた音楽大学オーケストラの時はビシビシ聞こえたのだから、音量不足と考えるのが当たっていたようだ。オケの力量なのか指揮者の見込み違いなのかは私には分からない。