あれだけ前回聴いた時に感銘を受けたというのに、この日聴きに行く演奏会を決めようとチラシを捲っていた時、この楽団を聴いたことあるかどうかを思い出せなかった。そこで自分の備忘録として書いているこの感想ブログを検索し、この楽団の記事を読んでみると、あの演奏会後の夢心地になった気分を思い出すことができた。恥ずかしながらどういう演奏だったかは思い出せなかったけれど、あんなに良い気分で会場をあとにしたのは初めてだったのは確か。これは聴きに行かなくちゃ。
日時: 2019年6月2日(日)14時開演
場所: かつしかシンフォニーヒルズ
指揮: 寺岡清高
演目: エルガーの弦楽セレナードとエニグマ変奏曲、ベートーベン3「英雄」
開演時間になると弦の奏者が揃いチューニングも完了。さあ指揮者が出てくるぞ、と思って舞台袖を眺めていたら演奏が始まってしまいびっくりした。なあんだ、この曲は指揮者無しで演奏するんだ。それならそうと何処かに告知してくれれば、もう少し聴く準備をすることができたのに。しかし安定してバランスの取れた好演であり、初めて聴いたのに楽しんで聴けた。もっと頻繁に演奏されても良さそうな曲だった。
エニグマはフルオーケストラによる演奏。普段からあまり聴かない曲であり、FMやCDで聴いても途中で集中が切れてしまうのだが、この日はこれまでより楽しんで聴き終えられた。エルガーは私としてはまだ聴く練習をしている作曲家。交響曲1はだいぶ造りが分かってきたつもりだけど、他はまだちょっと理解できていない。この曲もどういう魅力があるのか良く分からないながら、ラストの盛り上がりまで付いて行くことができたと思う。外れていたら笑われそうだが、映画音楽のような効果を感じさせる曲として楽しんだら良いのではと思っている。
最後は「英雄」。出だしの一発目がぴったり揃っていたのでびっくりした。この曲は大好きでかなりの回数を聴いてきたけれども、これだけぴったり揃ったのを聴いたのは初めてのような気がする。弦楽のどのパートも良く弾けており、表現力も揃っているから、葬送行進曲のフーガを堪能することもできた。しかし曲の後半はなぜか聴いていて集中が切れてしまったのは我ながら無念。私の好むテンポよりかなり速く、淡白になったような気もするけど、気のせいだろうか。
次の演奏会は10月。特別演奏会としてブラームスの二重協奏曲とマーラーの5番をやるそうだ。普段より入場料が高いけど相当魅力的に思える。
































