この日、皇居東御苑を散策していてトチノキの花が目に入りました。
遠目に見ると松ぼっくりのようなものが縦に重なっている花であるかのように見えますが
一つ一つの花はまるで昆虫のひげを出しているかのようです。以前ほど花を撮り歩くことをしなくなっているので、他でまたトチノキに会えるかどうか、、、
(E-M10m2 + 14-150mm)
日時: 2019年4月27日18時開演
場所: スクエア荏原(ひらつかホール)
指揮: 坂入健司郎
曲目: ジークフリート牧歌、ストラヴィンスキー「プルチネルラ」組曲、モーツアルト39番
この日に開催される演奏会を物色中に、指揮者の名前が決定打となってこの演奏会に行くことにした。以前、東京ユヴェントスフィルの演奏会で2回聴いている指揮者であり、2回とも目を見張るような演奏に痺れて会場をあとにした記憶があったからだ。(その2回はモーツアルトのミサの回とブルックナーの回)
慶大出身の指揮者と言うと若杉弘、藤岡幸男などがすぐに思い浮かぶ。何か良い指揮者を輩出する共通点があるのか無いのか。家庭環境の良さだろうか。いずれにせよ学問を身に付けておくことが指揮をする上でプラスになるだろうことは私として納得する。
オーケストラの方は、プログラムにおけるジークフリート牧歌の解説に「私たちアマチュア音楽家に・・・」という表現があって、アマチュアオーケストラであることは分かったのみ。帰宅後ウェブを調べたけど情報は得られなかった。
ジークフリート牧歌は長い緊張・集中を強いられる割りにその実を感じられない曲、という印象を持っていた。そして演奏が上手だったと思いながらもその印象が変わることは無かった。
プルチネルラ組曲は馴染みのメロディーが多いし、風刺画のようなデフォルメされた表現が随所に合ってとても楽しく聴けた。やはり上手だわ。
モーツアルトの39は私のお気に入り。これに惹かれたのもこの日の演奏会をここに決めた大きな要因だった。しかしこれは若さで元気に演奏するスタイルだったと思う。メロディーラインがよく聞こえなくなったり陰影がちょっと足りなかったりだった。
ということでこの日一番気に入ったのはストラヴィンスキーでした。
私の中で坂入さんは、ユヴェントスを指揮した2回の演奏会はサッカーに例えると「快勝」だったけれども、今回は辛勝乃至はドローと言ったところではないでしょうか。
ホールは武蔵小山の繁華なアーケードを楽しみながら歩くとすぐ着く感じ。360席ほどの小ホール。小編成であってもオーケストラが若々しい音響を発すると少々狭く感じた。
日付: 2019年4月21日
場所: エポックなかはら
指揮: 水戸博之
チェロ独奏: 佐山裕樹
曲目: フィガロ序曲、メンデルスゾーン「イタリア」、ドボルザークチェロ協奏曲
今回の演奏会のプログラムには、もはや「YAOとは横浜青葉オーケストラの略です。」という文章が入っていなかった。表紙には「ヤオかんげんがくだん」とフリガナがふられていて、YAOで通そうという意思が現れているようだった。
この会場に行ったのは二回目。前回は二階席下の一階で聴きよく聞こえなかったことを思い出し、前から数えて数列目の列に陣取った。しかしそれでも前半のフィガロとイタリアは聞こえ方がおかしかった。どうにも楽団の音が頭の上を素通りしていく感じであり、それに演奏もパートが分かれて聞こえてしまい、一体感が感じられなかった。結局二曲ともうつらうつら。
ドボルザークチェロ協は何度FM放送で聴いても途中で席を立ってしまう曲だったから、メインステージが始まる前から半ば諦めていた。しかしこれまでで一番この曲を楽しめたのである。独奏者の確固たる演奏にオケが大いに触発されたのではないだろうか。FMで聴いた時に感じていて、この日のプログラムの曲目解説でも触れられていたように、チェロ協奏曲というのは音域的に独奏がオーケストラの音塊に埋没しがちであるという泣き所があるようだが、かなり巧みにそれを回避していたようだ。舞台から近い席に座ったことも独奏を聴くのに良かったに違いない。それでも管楽器と「協奏」する部分で独奏が隠れてしまうところもあったようだ。
曲は穏やかな調子から瞬間湯沸かし器的に「ぅーわあーーん」と音が大きくなるような展開が何度かあって、魅力あふれる旋律に満ちていながらも、同時に付き合いづらさも感じた。この日の演奏で教えていただいた良さを糧にして、より文脈と言うか曲の流れを理解できるようになりたいものである。
会場を出る時に近くを歩く人が連れ合いに「最後の曲は演奏のレベルが幾つも上がったよね」と話し掛けるのが聞こえてきた。自分が良くないと思ったものを人が「素晴らしかったね。」と言うのを聞くのは鼻白む気がするものだけど、このお言葉を聞いて、前半を楽しめなかった私はちょっとほっとした。
日付: 2019年4月14日
場所: 新宿文化センター
指揮: 藤本宏行
曲目: ベートーベン「田園」、ブラームス2番
この日もいざ演奏中に我慢できなくなったらすぐ出られるように通路に接した席を確保せんと開場時間に合わせて出発したのだが、ランチに予想以上時間が掛かり予定より10分遅れて入場。すると一階にそういう席の空はもう無くて、やむなく上がった二階はガラガラだった。それにしても、一階には幾らでも空いている席があったのに、不如意で不便なこと極まりなく、情けないったらありゃしません。
「田園」とブラームス2ではどちらがメインステージになってもおかしくないと思う。「田園」が近頃とても好きになっていて、2番の方は聴いてもあまりピンと来ない私としては、「田園」のほうをメインにしてほしかった。しかし実際は逆だった。
「田園」は好きであることも手伝って楽しめて聴けていたのだけど、演奏の難しい金管の魔の楽器が音抜けしたり聴かせどころで外したりするのはさすがにどうも、、、。
メインステージが始まるとおやっ!、メンツが変わって問題が解消している! これだと私にとって苦手なこの曲を見直すきっかけとなる演奏を聴けるかも、と期待が高まった。そしてしっかりした好感の持てる演奏が繰り広げられたと思うのだが、それでも私は「やっぱあまり好きになれない曲だな」と思いながら聴き終えたのだった。これなら「田園」をメインとする体制でやっていただいた方が私には嬉しかっただろう。
これまで他のブログで写真を掲載してきましたが、そちらの調子がとても悪いためこのアメブロに同居させてみることにいたしました。興味をお持ちでなかったら、これまで通り「音楽生活」のテーマだけでもご覧いただければ幸いです。