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takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

本ブログの無断転載はお断り致します。

日時: 2019年10月5日13:30

場所: 練馬文化センター

指揮: 清水醍輝

曲目: スラブ行進曲、エニグマ変奏曲、ドボルザーク8

 

半世紀近く間を空けてついにこの楽団の演奏に再会したのである。

その半世紀近く前、私が所属した合唱団は当時の同名のオーケストラと共演してレクイエムを演奏した。

合唱団のある先輩は私に「押さえる場所を押さえればその音程が出るように出来ている楽器を使っているのに、なぜああいう音しか出ないのか」と呟いたものだ。当時フルートを習っていた私には押さえるところを押さえたって思うような音程は出せないことが身に染みていたけれど、先輩にそう言われる前にすでに、確かに正しい音程でないことは明らかだった。概ねそれらしき音が出ていたのだと思う。

時は飛んで今から数年前、その合唱団の後輩から、オケの友人から当時聞いた話としてこんな話を聞かされた。オケ側では「自分の声で歌うだけなのに、何であんなに下手なのだろう。」と話していたそうだ。それを聞いた(現代と同じような立場の)指揮者は「それと同じことを合唱団だって思っているはずだよ。」と言ったそうだ。

両方の感想は正しかったのであり、そういう時代だったのである。それだからこそ、私は今のアマオケの演奏力に感嘆し演奏会に通い続けるようになった。

 

さあて、あの楽団のこの時代の後輩たちはどんな演奏をするのか。実はこれまであまり聴きに行く気が起きなかったし、曲目が良さそうな時でも演奏会場がとても遠いのが普通だったので、疎遠な存在でしかなかった。それが今回練馬でやるということで私の行動範囲内。演目もエニグマ以外分かり易そう。ついに聴きに行く日が訪れたのであります。

 

舞台に現れたのは押しも押されぬ堂々たる陣容のフルオーケストラだった。あの当時はこの三分の一も居なかったでしょう!。プログラム冊子には豪華トレーナー陣が紹介されており、これで今様の上手な演奏が聴けそうだとこの時点で分かった気分になった。そして演奏はその予感に沿ったものだった。時代は変わったのである。

 

スラブ行進曲は生でオケラを聴き始めた頃からのお気に入り。同じような旋律が出てくる1812年はあまりに説明的で、まるでベートーベンの戦争交響曲の二番煎じみたい。こちらの方が楽しめるから好きなのである。演奏も楽しかった。

 

エニグマは聴く回数が蓄積してきたおかげで、以前ほど「長いなー」と思わずに聴けた。今回の演奏ではティンパニーの活躍に惹かれた。

 

ドボ8は自宅で聴くことは滅多になく、専らアマオケの生演奏でだけ聴いている。自ら考察するに、生の緊張感と音量が無ければこの曲は楽しめないと思っているからだと思う。今回も大いに楽しませていただいたが、この前の機会にこの曲を聴いた時の豊饒なチェロパートが耳に残っていてイマイチ感があったことを告白する。前回は前ステージで同じ作曲家の協奏曲でソロを弾いた人がチェロパートに入っていたことを思うと、あの豊かさを求めるのはお門違いかもしれない。でもヴィオラも含めてもうちょっと自発性が欲しかった。とは言っても、ゴージャスなヴァイオリン群、演奏困難であり概ねアマオケのボトルネックとなるホルン群のシュアな演奏に目を見張り、女性が主体で華麗な音色、かつ合奏上のバランスを崩さない金管群、等々に酔いしれつつ聴き終わった。ありがたいことである。

 

次回は4月に立川で。曲はラフマニノフ交響曲2であり、聴きたいところなのだが、やはりあまりにも遠い、、、

 

10月2日に自然教育園で撮ったキンミズヒキです。

 

 バラ科キンミズヒキ

同じような名前の「ミズヒキ」はタデ科です。

 

 蕾から開花までが分かる写真でしょうか。

 

 小さな花なのに結構複雑な造りですね。

 

(E-M10m2 + 60mm macro)

10月2日に自然教育園で撮ったシロバナサクラタデです。

数年前まで私の一番好きなタデの花でしたが、最近はミゾソバやオオミゾソバの方が好き。

 

 ツリフネソウが一緒に写ってます。

両方とも湿地が好きな植物のようです。

 

 この日は風が弱かったので楽しく撮影できました。

 

 これは切り取って縮小した写真。

縮小したら花粉が潰れてしまって残念です。

最後にこの翌々日向島百花園で撮ったサクラタデをゲスト出演させます。

 

 ほんのり桜色なのが魅力です。

 

(E-M10m2 + 60mm macro)

白金台の自然教育園で撮った中から、今回はミズヒキです。

とーっても小さい花でありピントが合いにくく、暗い背景で撮ることが多いため露出を思い切って下げないとほやけた色合いで撮れてしまう厄介な被写体ですが、べつに結果が求められる撮影ではなく、いつも「今回こそバッチリ撮ってやるぞ」と挑戦しては楽しんでいます。

 

 

 

写真は適当に切り抜いています。

 

(E-M10m2 + 60mm macro)

日時: 2019年9月29日(土)14時

場所: 文京シビックホール大ホール

指揮: 佐々木新平

曲目: 「田園」、「運命」

 

私が素人なりに一番すごい部類だと思っているオケのベートーベン名曲2曲によるプログラム。今回の演奏会から入場券の取り扱いが少し変わったようだが前回以前がどうだったのかを私は覚えてない。無料だったのが有料に変わったのかもしれない。

 

会場の入りはこれまで同様良くなかった。一階だけ見ると半分強くらいだったような気がする。

 

田園が始まって柔らかい心地よい響きに取り囲まれ、いいなあ~と感嘆。そのまま最後まで行けば良かったものの、私の思う演奏困難な楽器の聴かせどころで最高音が出なかった。これは終楽章の始まりと終わりを告げる聴かせどころでも同様だった。他では総じて安定した演奏に思えたのだけれども、何故かもう良い気分に復帰することができなかった。アマチュアなんだからこういうミスは仕方ないよ。こういうのを含めて、全体的にレベルの上がったアマオケを包括的に楽しむのが私の志向する方向ではなかったのか。しかしこの日の現実としては、あまり楽しめないまま田園は終わった。凄く上手な楽団、という期待乃至は思い込みがあのミスで打ち砕かれたせいだろうか。

 

後半の運命は少し席の位置を変えて聴く。この曲では奏者が替わり音抜けは無かったと思う。それでも何故か集中して聴けなかった。あまりにも聴き慣れている曲だからなのか。良く分からない。出だしのジャジャジャジャーンが一つ抜けてジャジャジャーンに聞こえたせい? もう一つ気になった点があって、それは会場の残響。残響の時間が長くて、オケが全休符に入っても残響がまだワーンと残っていた。でもオケは次の節を演奏し出して重なっていく。この会場で聴くのは何回目か忘れたけれど、これまでこの点であれっと思ったことは無かった。なので今回は大いに戸惑った。

 

という訳でかなり戸惑った演奏会となった。意外な結果である。先日負傷したせいで、じっくり演奏に集中できる状態ではなかったのかもしれない。

可愛いタデの花が咲く季節になりました。

今日は少々暑かったですが、天気が良さそうなので白金台の自然教育園に行き、主にタデの花を撮ってきました。気温は高めながら湿度は低く、楽しく撮れました。

 

今回ご紹介するのはオオミゾソバ(たぶん)

 

 これの右の花を切り抜いたのが次で、左のの切り抜きがそれに続きます。

 

  

(E-M10m2 + 60mm macro) 

日時: 2019年9月22日(日)13:30

場所: すみだトリフォニーホール

指揮: 末廣誠

曲目: 「魔法使いの弟子」、「ローマの噴水」、バルトーク「管弦楽のための協奏曲」

 

この楽団の定期の入場券(無料)は往復はがきによる申込み・抽選で頂ける。私サイドに長い中断期間があったとは言え、初めて応募した50年ほど前から現在に至るまで、その抽選で一度も外れたことが無い。これはありがたいことだ。

 

昔のことは忘れたが、現在はその入場券を持って行くと当日会場で座席を指定されるシステムになっており、私は大概において一人で聴きに行くため、よほどの音響的欠陥のあるホールでなければ席に頓着しなかった。もう少し付け加えると、この楽団の定席は東京文化会館だったので音響が良く、座席にこだわる必要が低かったのだ。なのでいつも開場時間頃会場に行って座席の指定を受けていた。すると、あてがわれる席は最前列の脇の方とか、両壁近くとか、上階の脇の席だった。

この日は珍しく同行者がおり、会場も違う。少しは良い席が欲しいと思い、入場券と座席券の交換が始まる時間の少し前に、それを待つ列の最後尾に並んでみた。すでに200人くらいが列を作っていたように思う。その結果一階後方中央付近の席をゲット。そうか、こういうことだったのか。座席券はランダムに渡されるのでなく、(たぶん楽団判断による)良い席から配布していたのだろう。それはそれで全く構いません。すでに席は決まったのだから、開演前まで近所のファミレスで過ごした。

 

さて演奏。魔法使いの弟子はこれまで聴いた実演の中で一番素敵な演奏だった。特に最後バシャンとひと叩きして終わるところは、ぴったり息が合っていて洒落た終わり方だった。

レスピーギは「リュートのための古風な・・・・」をちょいと洒落てるなと思った以外は良いと思ったことが無く、この日も始まって間もなくこっくりし始めた。

さてお目当てのバルトーク。これは素晴らしかった。小さなもたつきを除くと(今や死語に近い言い方だが)アマチュアとは思えない洗練された演奏で、特に金管が合奏で他の楽器と「協奏」する箇所では、その輝かしい音色とバランスの取れた響きに感激した。エネルギッシュ、乃至は豪放な演奏ではなかったけれど素晴らしい演奏で、とにかくよい時間を過ごせたと思う。ありがたや。

日時: 2019年9月21日(土)14時

開場: 神奈川県立音楽堂

指揮: 大貫ひろし

曲目: フィガロ序曲、メユール・交響曲2、ベートーヴェン2

 

この日は魅力的な演目の無料演奏会がこれを含めて三つあった。一つは川口でのドボルザーク7メインのものであり、これは私にとって一番交通の便が良かった。駅からも至近。

いま一つは荒川区役所近所でのベートーヴェン5と6の会。こちらは20分近く最寄駅から歩かねばならなかった。

そんな中から一番遠い横浜の会を選んだのはメユールに興味が湧いたからだ。これまで聴いた覚えがない作曲家だが、ベートーヴェンとほぼ同時代のフランスで、人気のあった人だそう。この二人に付き合いがあったとは思われないもののお互いの曲に影響が認められるらしい。

どんなに偉大で時代を超越し聳え立っているように見える作曲家でも、その音楽は生まれた時代から立ち昇っているのであり、時代から大きな影響を受けているはずだ。ハイドンやモーツアルトの影響を脱して独自の音楽を作ったと言われるベートーヴェンであっても、発展途上に多かれ少なかれ影響を受けた音楽があるだろう。そういう繋がりをこの演奏会で演奏されるメユールの曲から感じられたら素晴らしい。

 

事前にウェブでメユールの交響曲1の動画を見付け、聴いた。しかし最初の3・4分ほどを聴いた限り凡庸で変化に乏しく感じられ、それ以上聴き続けられなかった。第2番はどんな曲なのか、との懸念を持ちつつ桜木町に向かう。

 

フィガロ序曲のあと始まったメユールの交響曲第2番は、事前に懸念したような単調さはなく、これまで聴いたことの無い感じの曲だった。モーツアルトの亜流のような曲でもなかった。悲しいことに、初めて聴く曲を堪能できるほどの鑑賞力が私には無いので、途中からうつらうつらしてしまい、最後に「あっ、終わりそうだ。」と思って目を覚ます、というパターンになった。でもまた何処かで聴く機会を持ちたいものだ。

 

後半のステージでベートーヴェン2が始まる前、指揮者がメユールの解説をしてくれた。これはとても興味深かった。メユールの再評価は最近になって盛んになったから、今後は彼の曲を耳にすることも増えるのではないか、とのこと。そうならまた聴きに行きたいものだ。

 

メインステージのベートーヴェン2ではパチッと目が開いた。何という緊張感! この曲はこんなにもピリッと締まった曲だったのか。存在感があって風格もある。これは彼の他の交響曲と並べてみても引けを取らないのではないか、と思った。但し演奏はテンポが速く、細かいパッセージが聞き取れなかった。この理由により、演奏を堪能できたとは言えず残念。しかし30名規模の室内オーケストラが奏でるサウンドには好感を持った。

 

この写真を撮った頃はまだ暑くて、この日も夕方になってようやく活動を開始。

先ずはこのような写真を撮りました。

 

夕陽が左のビルを抜けて来ているのが印象的だったのですが、その印象が上手く写せているとは思えない写真です。それでも夕陽が抜けている辺りを拡大してみると

 ビルの中が滅茶滅茶に見えるのです。

なぜこのように見えるのか、全く理解できません。

 

(x-t3 + 18-135mm)

 

ps.. なお、これの4日後、台風17号が日本海を抜けていた日ですが、東京も強風圏に入っていたのに自転車に乗り、突然横から強風を受けてバランスを崩し、ハンドルが道端に止めてあった自転車のハンドルに接触、転倒して痛い目に遭ってしまいました。肋骨にちょいとヒビが。せっかく秋の花だよりが届いているのに家で燻ぶっております。

日時: 2019年9月16日(祝)13:30

場所; すみだトリフォニー大ホール

曲目: プフィッツナー・ハイルブロンのケートヒェン序曲、シュレーガー・組曲「王女の誕生日」、マーラー7

指揮: 和田一樹

 

前半の初めて聴いた二曲はさっぱり理解できず専らうとうとした。この日の曲目はマーラーを中心に時代の重なる曲の中から、普段あまり演奏されることの無い曲を選んだようだったが、確かに同時代性を感じる響きと曲の造りだったけれど、マーラーというよりはR.シュトラウスが曖昧に鳴っているような感じだった。私の鑑賞力では全く歯が立たなかったということだろう。

 

そのような前半だったので、後半のマーラーには多少不安を感じていたのだが、蓋を開けてみれば、とても良い気分で一時間半弱を過ごすことができた。旅行先から早めに帰京しそのまま駆け付けた甲斐があった。

マーラーは好きな作曲家。こうして一曲聴き終わって考えると、7番は彼の交響曲の中で一番好きかもしれない。Nachtmusikのマンドリンが何とも快かった。カウベルはあまりよく聞こえなかった。この点は少し残念。この曲は長大なのになぜか、聴いている部分の次はどんな展開になるのか、が頭に浮かんでくる。メロディーラインを覚えやすい曲なのだろうか、とも思う。

 

豊島区管弦楽団を聴くのはたぶん今回が初めて。飛び抜けて上手なアマオケとまでは感じなかったけれども、この長大で複雑に入り組んだ交響曲を説得力を示しつつ演奏してしまうのだから物凄い。幾つか楽器に手を出したことはあるが何もものにならなかった私から見ると、この日を含め、昨今のアマオケの興隆は信じられないほどだ。楽器代やらレッスン料、費やす時間・経費のことを思うとクラクラしてくる。凄いなー!