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takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

本ブログの無断転載はお断り致します。

日時: 2019年11月4日14時

場所: かつしかシンフォニーヒルズモーツアルトホール

曲目: ラロ「スペイン交響曲」、ブラームス1

指揮: 尾崎洋

Vn独奏: 加我悠

 

初めて聴きに行く楽団だし、FM放送で流されても最後まで通して聴けたことのないラロの曲だし、ブラームスの1はブラームスの4曲の中では好きなほうではあっても最近は良いと思って聴き終えたことがない曲。それでも幾つかの候補の中からここを選んだ理由は、生演奏で聴くとスペイン交響曲はどのように聞こえるのかという興味だった。

 

しかし実際に聴いてみると、全体的に何とも印象の良い演奏会だったので大満足。性格の違うどちらの曲もすっきりとした気持ちの良い響きが出ていた。バランスが良くてメロディーラインがよく聞こえた。スペイン交響曲がこんなに明るく軽快な曲だとは思っていなかったし、もしかすると好きではないのかもしれないと思っていたブラームスの1番は強く引き付けられたまま聴き終えることができた。

 

超絶技巧を要する曲の独奏者、それから団長でもありこの楽団の創立に関わった指揮者、二人とも母体である青学オケのOBで、普段は各々サラリーマン並びに社長とは驚きを通り越してちょいと痛快なくらいだ。

 

ラロでの独奏は始めのうち固くなったのか聞いていて心配になった。でもその後じきに安定し危なげなく演奏。世界的巨匠と比べたら見得を切るようなところがなく、楽器も特別なものではないように思えたけど、それでも曲を大いに楽しませていただいたのだから感謝しかない。同じ人がブラームスではソロコンサートマスターを務め美しいソロを聴かせてくれた。アクロバティックな協奏曲を弾いたあとブラームスの交響曲で楽団を引っ張りつつソロも弾くとは、、、

 

他の楽団ならこういう取り合わせの曲目でコンサートは開かなかっただろう。決まりきった演奏会プログラムに固執しない、というポリシーがあるそうだ。楽団HPにて過去の演奏曲目を少し覗いてみたけど確かに変わった選曲をし続けて来ている。来年の11月15日に開かれる次のコンサートでは何を演奏するのだろうか。興味津々。

 

 

日時: 2019年11月3日14時

場所: すみだトリフォニー大ホール

曲目: マーラー6

指揮: 松岡究

 

これで三週連続で週末にマーラーの長大な交響曲を聴いたことになる。

例えていうなら三週続けて週末にバッハのマタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサを聴いたようなものだろう。どの曲も素晴らしく、心にしみる大曲なのだが、その長大さゆえにじっくり聴いていると深~く感動すると同時に疲れもする。こういう曲はどんなに素晴らしいと思っても、ひと月に一回、いや半年に一回くらい堪能できれば十分ではないか、というのが常々思っていることである。

 

というわけで、この日は招待券を頂いているけれどもどうしようかな、と悩んだ。でもこの日の他の演奏会と比べるとどうしてもマーラーの方に惹かれる。そこで、できるだけ気楽に聴かせて頂こう、と心に決めて錦糸町に出掛けた。

 

もう何回も聴かせて頂いている楽団であり、上手なことは分かっていた。そしてこの日の演奏も大したもの。アマチュアであっても長い時間を掛けて練習すればここまで出来るのか、といつものように驚いた。自分がもし若くて楽器に熱中したとしても、こんなに演奏できるようにはなれなかったろう。

しかし私は一週間ほど前に同じ曲の凄い演奏を聴き、ヘロヘロになっていた。この日同じ曲を聴いていると不思議に、「あっ、この部分のビオラは先週の方が表現の彫りが深かった。」などと細かいことを思い出すのだった。うーん、やっぱりマーラーを聴くならもっと間隔を空けた方が良かったのだろう。そこで会場に来る前の方針を思い出し、気楽に聴こうと努め、最後まで聴き終えた。いつもならマーラー特有の突然な場面変換に心を奪われるところを、「次はこう突き落とされるぞ」、などと予期しつつ聴く。

 

それでも、終楽章でハンマーを振り下ろす辺りの切迫感は凄かった。よくもこんな曲を作ったものだと感嘆。

 

というわけで、いろいろなことを思いながらも、たっぷり楽しんで会場をあとにした。何ともありがたいことである。

前々から一度は見に行きたかった湯沢高原の紅葉を観てきました。

越後湯沢駅から10分ほど歩いた距離にあるロープウェイで上に上がります。

 

 右に越後湯沢駅が写ってます。

 

 急な斜面の黄葉が綺麗。

 

 ロープウェイ山頂駅近くも綺麗でした。

ただ、この日は陽が出たり陰ったりで、写真は撮りにくかったです。この写真は陽が出てるときに設定し、シャッターを押そうとしたら陰ってしまった時の一枚です。

 

 陽が出ている間にさっと撮れれば鮮やか。

 

 木の種類はブナなのかなあ

 

 とにかくこの黄葉は見頃でした。

 

 高原の散策は気持ち良かったです。

ただし山の上の方の木々はもう葉が落ちている感じでした。

 

ここまでで行程の半分くらい。続きもそのうちアップしたいと思ってます。

 

(X-T3 + 18-135mm)

日時: 2019/10/20 13:30

場所: 東京オペラシティコンサートホール

指揮: 寺岡清高

Vn独奏; 長原幸太

Vc独奏: 宮田大

曲目: ブラームス・二重協奏曲、マーラー5

 

珍しく数か月前に入場券を買っておいた演奏会。どうしてそうしたかと言うと、①宮田大のチェロを生で聴ける、②行ったことのないオペラシティのホールで聴くことができる、③上手なアマオケでマーラーを聴ける、という好条件が揃っていたからだ。確かS席2500円でA席2000円。A席で申し込んでみたら後方中央がアサインされ、これなら上々であった。

 

会場は京王線の地下駅と直結していて交通至便。しかし私は新宿から歩いてもすぐだろうと思い徒歩で行く。すると確かに歩ける距離だったけれど、ずっとゆるい上り坂が15分ほど続き、また、歩くには無味乾燥なビルの谷間だった。歩くなら帰りだけにするのが良さそうだ。

 

ビル内はたくさんの飲食店・売店がアーケードをなしており、便利と言えば便利な施設。コンサートホール内は木材調の洒落た造りだった。

 

ブラームスが始まりすぐにチェロのカデンツ。凄い気迫の演奏で、思わず「おー、芸術だあ!」と心の中で叫んだ。「クラシック俱楽部」で黛敏郎の「BUNRAKU」を演奏するのを聴いて痺れた凄みがあった。その後は「やはりブラームスのこの曲は好きになれない。」とこれまでも好きでなかったことを思い出し、あまり楽しめないまま演奏終了。ちょいともったいなく感じた。私がぼーっとしていたから曲の良さを理解できなかったのかもしれないのだからだ。

 

マーラー5ははじめのうち、「いいなあ」と思いながらも何故か自分が演奏に乗れない感じがして戸惑っていた。楽譜を見事に実音化してくれているのに何故浸れないのか。しかしその後途中から引き込まれ、マーラーを楽しめた。思うに、途中から会場の音響に慣れて、オーケストラの音を聴き易く感じられるようになったのではないか。例えば特定の楽器群の鳴っている場所の定位感。第一ヴァイオリンはこの方向に何メーター離れたところから聞こえる、とかそういうことで、これが意外と目で見ている光景と同じではない(と思う)。その音場に慣れてからは曲に浸り楽しむことができた。よくやるような序曲とかを景気づけのためプログラムに入れてもらえば、耳慣らしができて良かったのかもしれない。

昨日は晴天下でのバラを撮りたくなって、もう一度谷津バラ園に行ってきました。

もちろんたくさんバラを撮ってきましたが、今回はバラ園の噴水の写真です。

 

 SS1/25 F20 ISO80

水滴の軌跡が見えて面白いです。しかしどうせならもっとSSを遅くして傘のような形が見えたらもっと良かったかも。手持ち撮影専門の者には難しそう。

 

 SS1/1500 F5.6 ISO320

原寸大だともっと水滴の飛び散っている様が派手に写っているのですが、縮小したら暗くなってしまいました。

 

 SS1/1250 F5.6 ISO320

これは園を出る直前に目に入って来た光景。真逆な光の入りが強烈でした。

SSを出来るだけ遅くしたヴァージョンも撮りたかったところですが、たーくさんバラを撮った後なので根気が続きませんでした。

 

(X-T3 + 18-135mm)

日時: 2019年10月27日19:15

場所: 大田区区民プラザ

指揮: 永峰大輔

曲目: ニールセン1と4

 

ニールセンの交響曲を2曲も聴けるとあり、しかも無料なので、蒲田に向かった。この時点でもう会場を間違って目指していたのである (^^;> 私が目指したのはアプリコであり、これは大田区民ホールなのでした。そこに着くと人けが無く静まり返っていた。さてはしまったかとチラシを見るとどんぴしゃ間違っていた。でも区民プラザって何処なのさ。チラシに目を凝らしてみると、誠に小さな文字で「東急多摩川線下丸子駅下車すぐ」と書いてあった。この時点で18:40だったから急げば、間に合いそうだ。せっかくここまで来たのだから、と急ぎ足で蒲田駅に引き返し、初めての東急蒲田駅から発車ベルの鳴る電車に駆け込むと、開演10分前に会場に滑り込めた。なあんだ、ここは半年前多摩川辺りにサイクリングで来た時、トイレを使わせてもらおうと飛び込んだ施設でした。

 

閑話休題。客席は空いていた。5~6割の入り? 演奏が始まると先ず驚いたのが会場の音響で、残響がかなり少なくヴァイオリンがきつく感じられた。でもよく聞こえるし、フルオーケストラアが鳴っても飽和感は無かった。一階席のみの中ホールとでも呼ぶべき規模のホールであり、響きを小さくすることで上手に釣り合いを取っている感じだった。

 

一曲目の1番は如何にもこなれていない感じだった。曲がこなれていないのか演奏がこなれていないのかは分からない。一度はどこかで聴いたことがありそうだと思って聴きに行ったのだけれど、今回が初体験の曲だったのかもしれない。(今自分のブログを検索してみたら去年の4月に聴いてました。その時は結構楽しんだと書いてありました。)

 

メインステージの「不滅」が始まると、こちらではすぐに演奏に引き込まれてしまった。1番の時と同じような表情付けの演奏だったけれどこちらではマッチしていた。終楽章、ステージの両脇から打ち鳴らされるティンパニーがもちろん豪快であったけど、全体を通して仕掛けが多く、充実した曲だなあと思った。これは自分としても鑑賞のための予習をしておくのが良さそう。

日時: 2019年10月26日(土)18時

場所: すみだトリフォニー大ホール

指揮: 新田ユリ

曲目: シューマン・マンフレッド序曲、マーラー6番「悲劇的」

 

マーラーで私は、あたかも自分が異界に居て彷徨っているかのような心持ちになった。新田さんはマーラーの楽譜に沿い様々な音場を現出させ、見事にマーラーの世界を案内してくれた。何とも素晴らしい時間を過ごすことができ、本当に嬉しかった。私が言うと「本当かよ、大袈裟なんじゃないの!?」と思う人も居るだろうけれど、滅多に居合わせることの無い名演の場に居られたと思っている。ただただ感謝するばかり。

 

三つほど候補があって、結構悩んでからこの演奏会に決めたのは前日の夜だった。さて詳細は?とチラシを精読していたら、裏に「チラシを持ってくれば2名までご招待」というようなことが書かれていた。それであのような演奏に巡り会えたとは何といういたせり尽くせりの幸運なのだろう!

 

聞き慣れない名前の楽団であるから、聴きに行くのはたぶん初めてだったのだと思う。団名の意味も分からない。1988年に電気通信大オケの卒業生が呼び掛け、共演経験のある白百合女子、実践女子それぞれの弦楽合奏団の卒業生も参加して発足したオーケストラだそうだ。この難曲を5か月間さらい続けて本番に臨んだという。この日のメンバー表を見るとヴァイオリンとコントラバスに半分を越す賛助出演者が名を連ねていて「おおーっ」と思った。でも、聴かせて頂いている限り何も気にならなかった。

 

ちなみに、マンフレッド序曲は普段から、身近で鳴っていても耳を傾けない曲であり、この夜演奏を聴いていても全然良さが分からなかった。お恥ずかしい。そうとはいえ、メインステージに向けて奏者の肩慣らしは必要だと思うし、聴くほうにとっても会場の音響にあらかじめ接しておくという「耳慣らし」は必要だと思っているから、控えているのが超ド級の難曲であってもこういう前奏曲代りはあったほうが有難い。

 

10月16日に谷津バラ園で撮ったバラです。

選ぶのが億劫になる前に、気に入ったのを全部載せてしまうことにしました (^^;)

 

  

 

 

 

 

 

 

 

(X-T3 + 18-135mm)

日時: 2019/10/19、14時

会場: ティアラこうとう

指揮: 田中健

曲目: エルガー序曲「コケイン」、ディーリアス・ブリッグの定期市、「新世界より」

 

練馬での「運命」メインの会とどちらに行こうか迷い続けたが、当日の前夜寝る前にこちらに決めた。ここのところ季節の変わり目のためか身体が重く感じられていたので、我が家に近いこちらを選択。

 

「コケイン」はまだこちらの鑑賞力が付いて行けておらず、特に後半変化に乏しいように感じられてうとうと。そうは言えども、最近良く聴くようになった同じ作曲家の交響曲第1番に似た良さがあるので、もう少し曲の理解が進めば私でも楽しめるようになりそうな曲だった。

ディーリアスは私の苦手な「しめやかで静謐な抒情性」に満ちた曲でありあえなく沈没し夢心地に。

 

「新世界」はやはりこの日で一番楽しめた。ただ、終楽章でクライマックスに突入する前の静寂部分において、とーっても演奏困難と思われる一番高い音を外してしまったのが悔やまれるところだ。

 

いい演奏だったのに曲目を忘れてしまったのが、プレコンサートとして開演前に舞台で演奏された合奏曲だ。小編成の弦楽合奏に菅はフルート二本で演奏されたこの曲はよく演奏される好きな曲で、聴いた時は曲名を思い浮かべながら聴いていたのに、今はもうどんな曲だったか思い出せないでいる。ざわざわしている中ではもったいない演奏だったと思う。プログラムなどに目を通していたのできちんと聴かなかったことが悔やまれる。個人的な感想としてはこれが一番良かったかも。

日時: 2019年10月14日(月・祝)14時

場所: 練馬文化センター小ホール

演目: ハフナー交響曲、ハイドンTp協奏曲とロンドン

指揮: 石川和紀

Tp独奏: 興梠英恵

 

この日は我が家近くで開かれる「運命」をメインとする会とこの会が競合。どちらも入場無料だった。結局全曲が私のお気に入りである練馬の演奏会を選んだ。こちらに行くことを決めたあとで会場が小ホールとなっていることに気付き、少々不安になった。大きなオーケストラが小さな会場で実施する会は、これまで聴いた経験からすると響きが飽和してしまいゆったり聴けなかったからだ。行ってみると会場の大きさは小ホールと言うより中ホールと言った方が合っている感じで、オーケストラは割りと小さく40名ほどということもあって問題にならなかった。

 

一番印象的だったのはトランペット協奏曲。独奏はこの楽団のトレーナーをしている方で、細かいパッセージも一音一音ないがしろにしない演奏に好感を持った。CDで聴き慣れている曲なのであれっと思う個所もあったけれど、やはり生で聴くほうが断然良い!。

ここ最近聴いたアマオケ演奏会ではたまたまチェロ協奏曲が続き、低い音域が聞こえにくくてイライラしたものだが、トランペットは全くオケに負けることなく、オケのトランペットの席から独奏を吹いてもちゃんと聞こえて来そうに思えてくる。それにしてもハイドンのこの曲は独奏楽器が合奏に埋もれないよう良く配慮して作られていると感じた。

 

オケは弦楽群の音量が小さめで、金管に埋もれてしまうことが多いのが残念だった。どうしてなのか纏まって聞こえて来ず、メロディーラインが埋もれがちだった。その割に第一ヴァイオリンは前後間隔を大きく開けて座っていたのが素人ながら私には不思議。出来るだけ詰めて座るほうがパートの音が纏まって聞こえるだろうに。座った席が舞台に近かったのが悪かった?