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桜ゼミナール 2月 講師:中野 剛志氏 『TPP亡国論』

日 時:平成23年2月27日(日)午後2時~
講 師:中野 剛志 氏 (経済産業省、京都大学助教)

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桜ゼミナール 3月 講師:東谷 暁氏 『ちょっと待てTPP』~日本人の心と生き方を考える~

日 時:平成23年3月6日(日)午後2時~
講 師:東谷 暁 氏 (ジャーナリスト)

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三橋貴明の新刊、続々登場!

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 本日2月7日より、『三橋貴明のTPP亡国論 -暴走する「尊農開国」』の連載が始まります。第一回目は、『「平成の開国」意味分かって言ってる? TPPとは「過激な日米FTA」にほかならない』(http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110203/218273/?bvr )になります。


 本連載は毎月曜日に掲載され、一応、全八回を予定していますが、例により流れや反応により変わっていくと思います。皆様、コメント、アンケート、転載、スレ立てなどなど、拡散へのご協力、何卒よろしくお願いいたします。何しろ、日経BOは(わたくしの連載の場合)毎回、数十万アクセスになりますので、影響力が半端ありません。

 また、日経BOは政治家の方々も結構読んでいらっしゃるようですので、詳細を未だにオープンにせず、スローガン(「政権交代!」・・・・・・じゃなかった。「平成の開国!」)先行で話が進む現状の異常性を大声で訴えていきたいと思います。


 上記、日経BOの連載に加え、中野剛志氏の動画もご紹介いたします。こちらも拡散協力のほど、よろしくお願いいたします。

【中野剛志:自由貿易を考えるシリーズ・TPPに見る「自由貿易の罠」】
http://www.youtube.com/watch?v=NvqX5dbG77M

 さらに、藤井聡先生の動画もどうぞ。

【藤井聡先生のよくわかる公共事業の重要性】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13512393

 藤井先生との対談が掲載された「デフレ時代の富国論http://www.amazon.co.jp/dp/4828416293/
 発売開始しました!


 本日のエントリーは、昨日の「消されたオバマ大統領の一般教書演説http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10791914854.html )」の続きになります。土日に閲覧をされない皆様、是非とも昨日のエントリーを読んだ後に、本日のエントリーをお読み下さいますようお願い申し上げます。


 とりあえず、政界の話。


知事選の「2位は自民」、民主は3位に沈む
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110207/elc11020701000005-n1.htm
 6日投開票の愛知県知事選では、河村たかし氏と連携する前衆院議員の大村秀章氏が150万票近い得票で、民主、自民など既成政党が支援する4陣営を抑えて圧勝した。
 もう一つの焦点だった民主、自民両党の争いでは、民主党推薦候補が、自民党支持候補に及ばず、3位と惨敗した。』


 時事通信の世論調査が出てこないと分かりませんが、民主党の「選挙の支持率」は、すでに15%前後まで落ち込んでいるのではないでしょうか。元自民党の大村秀章氏と自民党候補の重徳和彦氏で票が割れる中、民主党候補(御園慎一郎氏)が第三位に沈むわけですから、負け方が半端ありません。
 民主党の石井一氏は、
一地方の首長選であり、政党同士の戦いというより、特異な名古屋で起こったこと。決定的な打撃を与える結果ではない
 と、今回の選挙結果が政権運営に与える影響を否定しましたが、TBSの最新世論調査でも内閣支持率が二割切る寸前(21.3%)まで落ち込んでいますので、結局は昨日のエントリーの(1)(2)(3)のいずれかの道を進まざるを得ないと思います。



 さて、アメリカの不動産バブルが崩壊し、リーマンショックが起きた結果、わたくしはある種の「期待」を抱いていました。すなわち、バブル崩壊後のデフレ深刻化を防ぐために、アメリカが真っ当なデフレ対策を行うだろう。日本の「識者」の皆様はアメリカを「見習う」のが大好きなので、日本でも真っ当なデフレ対策(金融政策と財政政策のパッケージ)が行われるのではないか、というものでした。


 しかし、期待は外れました。


 アメリカが「真っ当なデフレ対策」を始めたのは当たったのですが、何と日本のマスコミは、それを「報道しない」という悪質な手段で、情報の流通を歪ませてしまったのです。しかも、アメリカが含まれるTPPが検討されている最中に、オバマ大統領の一般教書演説を「自分たちに好都合な形でフィルタリング」してくるわけですから、実際、やり方が半端ありません。 


 京都大学の藤井聡先生のご好意で、オバマ大統領の一般教書演説全文訳から削除された部分をご紹介いたします。マスコミが「何を報道したくなかったのか?」が明確になると思います。


 以下、日本では一切報道されなかったオバマ大統領の一般教書演説の主な部分です。英語版全文は、オバマ米大統領の2011年一般教書演説原稿(英文) http://jp.wsj.com/US/Politics/node_176161

 で読むことが可能です。


『冒頭: 今夜は第112議会におられる皆さんと新下院議長のジョン・ベイナー氏に祝意を伝えることから始めたい。我々は欠席しているギフォード議員の健康をお祈りする。
 我々はアメリカという家族の一員だ。多くの人種や宗教が共存し異なる意見が出るこの国で、なお1つの人間として結びつきながら希望や信念を共有し、満たされるためのチャンスを持っていると信じている。
 今後は我々次第だ。いま席をともにしていることではなく、明日、ともに何をするかによって決まる。我々はそれができると信じているし、しなければならない。我々をこの場に送った人々がそれを期待している。米国民は(中間選挙での)投票により、国内統治は(民主・共和)両党がともに責任を担うと定めた。』 


『だが前進の度合いはこうした基準だけでは測れない。米国の前進は我が国民の成功、国民が得られる雇用と、雇用がもたらす生活水準によって測られる。良いアイデアをいずれ成長企業に育てたいと夢見る中小企業主の成功の可能性で測られる。我々が子どもたちによりよい生活を引き継ぐことができる機会によって測られる。それこそ、米国民が我々に取り組むよう求めているプロジェクトだ。(両党で)共に。
 減税が決まったことで、米国人の給与は少し増えた。企業はその年にかかった新規投資の費用を帳消しにすることができる。両党によるこうした努力が経済を成長させ、昨年を上回る100万以上の民間雇用を増やすだろう。』


『今日これを見ている人々の多くは、都市部で仕事を見つけたりすれば良い仕事を見つけたと考えた時のことを覚えているだろう。学歴は必須ではなく、競争も限られていた。頑張って働けば妥当な給与や福利厚生、昇進を受けることができる。
 だが世界は変わり、多く人は痛みを受けた。工場の窓は閉ざされ、通りには閉店した店がある。私は失職したり給料が減ったりして、ゲームの途中でルールが変わったと感じている市民の焦燥感を聞いた。 
 ルールは変わってしまった。たった一世代の間に科学技術の革新は我々の生活様式、仕事の方法、ビジネスのやり方を変えてしまった。』


『米国は国民は自分の運命を自分で切り開くことができるという考えのもとにできた世界で最初の国だ。だから何世紀もの間、危険を冒して移民がやってくるのだ。米国では生徒は公式を暗記するだけではなく、「その考えをどう思うか。世界を変えるにはどうするか。大人になったら何になりたいか」などを考える。』


『半世紀前、ソビエト連邦が人工衛星「スプートニク」の打ち上げによって宇宙への進出で米国に先んじた時、我々はどうすれば月への到達競争に勝利できるか見当もつかなかった。科学はまだその域に達しておらず、米航空宇宙局(NASA)は存在すらしなかった。』


『米国は過去200年以上、自己改革を繰り返してきた。同様に、今度はエネルギー政策の改革を始めた。科学者やエンジニアにただ資金を提供するだけではなく、彼らには最高の頭脳を結集しクリーン・エネルギーでにおける最難題の解決に挑戦してもらう。』


米国が研究開発分野でリーダーシップを保つことが成功に欠かせない。将来に勝利し、米国内で雇用をもたらすイノベーションを生むには、我々は子供たちの教育という競争に勝つ必要がある。』


『我々は教育支援制度を始め、教育分野への年間支出のうち1%に満たない金額で、40州以上で教育水準を向上させた。
 次の10年、多くのベビーブーマーが退職する中、科学や技術、工学、数学の分野で新たに10万人の教師を準備したい。今夜演説を聴いている人の中で米国と子供たちの生活において違いを作りたい人がいれば、教師になってほしい。あなたを必要としている。
 もちろん高校の卒業証書だけで教育レースは終わらない。すべての米国人がさらに高い教育に手の届くようにしなければならない。
 もし子供たちの期待を高め、教育におけるチャンスを与えることができれば、私が2年前に設定した目標を達成できる。その目標とは10年後、米国が再び大卒の割合が世界でトップになるというものだ。
 今日、何十万もの米国市民ではない優秀な学生が存在する。何人かは就労証明書を持っていない労働者の子供たちだが、彼らの両親の行動と彼らは何も関係ない。米国人として育ち、我々の国旗に忠誠を誓ったにもかかわらず、毎日、強制退去の恐れとともに過ごしている。海外からこの国の大学に留学してきた人々もいる。だが学位を取得するや、すぐに彼らを我が国と競争させるために母国へ送り返してしまう。これは意味がない。
 我々は不法移民の問題に取り組むべきと信じる。私は共和党と民主党とともに、国境を守り、法を執行し、居住手続きのないまま暮らす数百万の人々に対応していく準備がある。この問題を巡る協議が困難で、時間がかかるということは承知している。しかし、今夜、努力していくことで一致しようではないか。そして、科学的な研究を担ったり、新たな事業を起こすことで米国を豊にすることのできる素質と責任感を持つ若者を国から追い出すのは止めよう。
 明るい将来をもたらすための第3歩はアメリカを改築することだ。新たなビジネスを誘致するには高速道路や高速インターネット網によりヒトやモノの移動と情報の伝達を実現する最速かつ信頼性の高い手段を確立する必要がある


『我々は改善に取り組まなくてはならない。米国はかつて大陸横断鉄道網を建設し、農村に電気を引き、各州をつなぐ高速道路網を建設した国だ。こうした仕事はレールや舗装道路を敷いただけではない。
 過去2年間、我々は21世紀の再建作業を始動した。これは衰退した建設業界に数千もの仕事を与える事業を意味する今夜、私はこうした努力を倍増することを提案する。壊れかけた道路や橋を修復する仕事にさらに多くのひとをあてるようにする。そのための給与や民間投資を保証し、政治家のためでなく経済にとって最適な事業を選択するようにしたい。
 今後25年の目標は、自動車による移動時間の半分で済むような高速鉄道を80%の米国人が利用できるようにすることだ。旅程によってはそれは飛行機を利用するよりも速い旅を可能にするものだ。カリフォルニア州や中西部のルートはすでに建設中だ。
 今後5年間で、次世代高速無線を98%の米国人に企業が提供できるようにしたい。それはインターネット接続の高速化や接続不良が減ることだけを意味するのではなく、全米をデジタル時代に導くということだ。それはアイオワ州やアラバマ州の田舎に住む農家や小規模経営者が世界中で製品を売ることができるようになるということだ。
 技術革新や教育、インフラへの投資は米国のビジネス環境を改善し、雇用を創出することになる。


我々は2014年までに輸出を倍増する目標を掲げた輸出を増強すれば国内で雇用を創出できるからだ。すでに輸出は増えている。最近、インドと中国との間で米国内で25万人の雇用創出につながる合意に署名した。先月は、7万人の米国人の雇用を支える自由貿易協定で韓国と最終合意した。この協定はビジネス界と労働者、民主党と共和党からこれまで例がないような支持を受けている。上院にはこれを可能な限り承認するよう求める。
 私は大統領に就任する前から、貿易協定を強化するべきだとの考えを明確にしていた。私が署名する貿易協定は米国人労働者を守り、米国人の雇用創出につながるものに限る。


『しかし、米国民を守るために必要であれば、常識的な規制を講じることにためらいはない。それは私たちが1世紀以上にわたってとってきたやり方だ。だからこそ私たちが口にする食品や水は安全だし、きれいな空気を吸うことができるのだ。速度制限があり、児童労働に関する法律があるのもこのためだ。だからこそ、昨年にはクレジットカード会社による、分かりにくい手数料の徴収などから消費者を守る手段を講じたし、その他の金融危機から保護する新たな規制を設けたのだ。そして、だからこそ、保険会社が患者につけ込めないようにする改革案を可決したのだ。
 議員の中には、新たな医療保険改革法に不安を感じる者もいるとの噂を聞いている。まず私に言わせてほしい。「すべての状況は改善できる」と。もしも、この法律をよりよいものにできる考えがあるのならば、共に働いてほしい。中小企業に不必要な負担を与えるような不備があれば、直ちに修正する。それは今すぐに始めることが可能だ。
 私が望まないのは、保険会社が既往症があるとの理由で保険適用を否定するような、過去の時代に戻ることだ。脳腫瘍を患いながら治療に保険が適用されなかったテキサス州のジェームズ・ホワード氏、従業員への保険負担で5000ドル以上を負担せざるを得なかったオレゴン州の中小企業経営者、ジム・ホウザー氏。こうした人々に「保険が適用されない」と伝えたくない。
 今この瞬間も、この法律は高齢者に安価な処方薬を提供し、保険に加入してな学生に対し、親が加入している保険を適用させる機会を与えるものだ。だからこそ、過去二年間に繰り返してきた争いはやめ、前に進もうではないか。』


『我々の目の前にある仕事について幻想を持つべきではない学校教育の改革。エネルギー利用法を変えること。財政赤字の削減。これらはひとつとして容易ではない。これらの実現にはすべて時間がかかる。そして費用や詳細、法律の一字一句について議論していくほどより困難になるだろう。』


『ラスト:ありがとう、あなたに神のご加護がありますように。そして、アメリカに神のご加護がありますように。』


 特に、太字デカ文字にした部分にご注目ください。唖然とされませんか?

 あえてコメントは致しません。

確かに唖然とした、と思われた方は、

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