揺れ動く世界！　前編

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　「揺れ動く世界！」などという熱いタイトルでありながら、話題はいきなり「後援会アキバ支部発足記念パーティ」。

　後援会事務局から、

『この度、アキバ支部設立記念コスプレパーティーにて使用できる変装用の道具をアキバ支部にて若干数用意いたしました。ご使用なさいたい方はその旨を記載の上、アキバ支部までご連絡をお願い致します。また、一般の参加も可能ですので、お連れの方も御誘い頂けましたら幸いです。』

　との旨、広報してくれるよう依頼が参ったのです。
「コスプレ！」
　と、あまり身構えず、気軽にご参加頂ければ幸いに存じます。
　とは言え、さすがにわたくしはガチ（真剣）に考えねばならず、結構、悩んでいます。スコールで行くべきか・・・・、「ともだち」で行くべきか・・・・。いずれにしても、洒落にならんような・・・、う～む・・・。

◆◆◆後援会アキバ支部発足記念パーティのお申込は、下記から。◆◆◆
http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=388

『米医療保険改革法が成立＝大統領署名、「歴史的成果」強調
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032400019
　オバマ米大統領は２３日午前（日本時間２４日未明）、今後１０年間で３０００万人以上の無保険者を解消する医療保険改革法案に署名し、同法が成立した。米史上で初めて国民のほとんどをカバーする皆保険制度を導入する内容。大統領は署名式典で「歴史的成果」を強調した。歴代政権が挫折してきた難問を最優先に取り組んできた大統領にとって大きな勝利で、１１月の議会中間選挙へ弾みを付けたい考えだ。（後略）』

　わたくしは頻繁に、アメリカの「国益優先主義」は、さすが見習うべきだなどと書きます。しかし、絶対に見習ってはいけないアメリカの制度は、これまでの医療制度（特に健康保険）だとも思っています。

　以前、「盲腸手術入院費用２５０万円の国　」というエントリーを書きましたが、とにかくアメリカの健康保険「会社」のやり方は半端ありません。こまごまと説明すると長くなるのでやめておきますが、簡単に書くと、
「患者や医療関係者のためではなく、株主のために『利益』を追求する」
　というコンセプトの元で動くのが、アメリカの健康保険会社なのです。株主や利益のために動くわけですから、当然ながら「保険料は出来るだけ高く、保険金支払額は出来るだけ低く」というインセンティブが働いてしまいます。

　結果、アメリカの健康保険の仕組みは、日本人の想像を絶するほど複雑化しており、医療機関の方も対応が追いつかない状況になっています。この複雑な保険システムに対応することができる情報システムが、高い値段で売れ、かつ医療機関に喜ばれるほどです。

　今回の米医療保険改革法成立により、上記の悪しき仕組みが一気に解決するわけではないでしょう。とは言え、「既往症による加入拒否」などの現在の慣習が禁止されるため、アメリカ国民の福祉向上に有益なのは間違いないと思います（既存の健康保険会社にとっては、大ダメージ）。
　が、今後のアメリカの企業は従業員の保険加入を義務付けられるわけで、企業のコスト負担は増えざるを得ません。景気という面を考えると、ちょっとタイミングが悪かったように思えなくもありません。

『普天間移設　政府案暗礁　首相困惑、打つ手なし　安保の政局利用、ツケ重く
　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾（ぎのわん）市）移設問題で、米政府が日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部（同県名護市）移設案（現行案）の履行を求める方針を固めたことを受け、鳩山由紀夫首相が月内とりまとめを目指す政府案は暗礁に乗り上げた。首相はなお米政府の歩み寄りに期待感を示すが、事態打開の見通しは立っていない。（後略）』

『米、長期戦の構え＝「普天間」見直し拒否、継続使用伝達へ
　沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、米政府が長期戦の構えに入った。キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画見直しは拒否し、決着まで同飛行場を継続使用せざるを得ないとの考えを伝達。こう着状態に入れば、日本側の情勢を見極めつつ協議再開のタイミングを探る方針だ。』

　リンクさせて頂いている「たむたむの　自民党ｖｓ民主党」において、田村重信氏が、

「沖縄県民は保守とか革新といってイデオロギーを超えて、県民は一緒になって鳩山政権のいい加減な対応に怒っていました。」

　と書かれていましたが、鳩山由紀夫首相の八方美人戦略は、「アメリカを怒らせ」「沖縄の保守派を怒らせ」「沖縄の革新派を怒らせる」という、最悪の結末を迎えつつあります。
　特に、オバマ大統領に「トラストミー」と言った挙句、約束を翻し、さらに「最低でも県外の方向で」などと言い、名護市長選を勝利に導きながら、その後「県外は難しい」などと言い出した、この二つが最悪でした。

　鳩山首相誕生時から書いてきた「嫌われたくない人」は、最終的に「みんなから嫌われる」という結末を迎えそうです。まさに、予想通りというところでしょうか。

『【本社・ＦＮＮ合同世論調査】内閣支持率、急落３０．５％』

　あまり今後の予想やら予測は書かないようにしていますが、ニコニコ動画（対象十万人）の内閣支持率が10％なので、現在の「選挙の支持率」は20％強程度では無いでしょうか。すなわち、すでに民主党は危険水域なのです。現実に、未だに地方選で連敗を続けています。

　21日（日）の熊本県合志市長選挙では、自民系の荒木氏に民主系（現職）大住氏が敗北。同じく埼玉戸田市長選挙でも、自民系の神保氏に民主党系高橋氏が敗北。特に、合志市の市長選では、枝野氏などが現地入りし、応援したにも関わらず（いや、むしろだからこそ？）敗北したので、洒落になりません。

　こうなると、さすがに民主「党首脳部」も、決して鳩山首相で参院選を戦おうなどとは思わないでしょう。
　恐らく、普天間基地の辺野古移転（要は、当初案）で決着し、鳩山首相の首を差し出し、沖縄県民（や社民党）をなだめ、新しい顔で参院選に挑むという選択をするのではないでしょうか。

　というわけで、わたくしは鳩山内閣の寿命は五月までと推測しています。

　本日は福岡で（株式会社三橋貴明事務所の仕事で）講演です。
　明日は、スターバックスができると思いますので、お時間のある方は是非とも秋葉原にお越し下さい。

「五月まで」に「むむむ・・・」と、気が引き締まってきた方は、

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