日本創新党の解散について~ご報告と御礼~ 山田 宏 さんより | 日本元氣計画!! 中村たかし

日本元氣計画!! 中村たかし

 7歳より「世界を平和に出来るのは俺しかいない!」と世直しを志す。日本新党広報部次長(細川護熙首相)、日本創新党選対副委員長など。現在は、日本元氣計画!代表、平成立志社代表、元氣NIPPONプロジェクト事務局長              

日本創新党の解散について~ご報告と御礼             
 皆さまには、日頃大変お世話になり心より感謝申し上げます。
 さて、去る9月29日の臨時党大会におきまして、
より大きな救国の政治勢力を早期に結集していくために、
日本創新党を解散することに決定いたしました。

 今後は、この内憂外患のとき、
「日本よい国構想」という日本創新党の理念と政策を
早期に確実に実現していくために、
そして、「近いうちに」行われる予定の総選挙で
多くの国民の良識を結集して、経済、財政、社会保障、
そして防衛外交など、あらゆる分野で崩れつつあるわが国を
再建できる「決められる力強い政治」を打ち立てるために、
9月28日に設立された「日本維新の会」にでき得る限り参加し、
さらに広範で真っ当な政治の流れをつくっていくことといたしました。

私たちは、平成22年5月30日の日本創新党キックオフ大会で、
「国民の自立・地方の自立・国家の自立」という理念を掲げ、
「自由で力強い日本」への再建をめざし、
多くの心ある国民の皆さまと日本創新党を結党しました。

そしてその年の7月の参議院選挙では、
ほとんど党のPRができない中にありながら、
全国で約50万人もの方々から貴重な一票をいただきましたが、
私の不徳の致すところで議席の獲得には至りませんでした。
その後の地方議会選挙では、
「議員定数の削減・公務員数の削減・
自国に誇りのもてる教科書の採択」の党の主張のもと、
8人の公認候補が当選を果たすことができました。

また民主党政権の韓国への謝罪外交や
中国漁船の「尖閣事件」における媚中外交をはじめ、
「歴史問題」に対して
日本創新党は毅然とした政府対応を常に要望して参りました。 

さらに昨年3月11日に発生した東日本大震災では、
「日本を創新する会(会長・上田清司埼玉県知事)」とともに
党員一丸となって救援活動に取り組んできました。

一方、私と中田宏代表幹事は、
4年前に地方分権のための活動を展開した
「首長連合」の同志である
橋下徹大阪市長の要請を受けて、
大阪市や府の特別顧問として
大阪からの改革をお手伝いしてきつつ、
橋下市長が設立した「日本維新の会」の
基本政策となった「維新八策」づくりにも当初から関わり、
私たちが主張してきた理念や政策の共有にも努めてきました。

そして、日本維新の会の「維新八策」の基本理念は
「自立する個人・自立する地域、自立する国家の実現」となり、
そのために「自立、責任、切磋琢磨」という価値観に基づき
「日本再生のためのグレートリセット」をしていくこととされ、
「道州制の導入と小さな政府」や「教育改革」、
「金融緩和と競争政策」「自力で守る防衛」「憲法改正」など
多くの政策で、日本創新党のそれと類似しております。

また私たちは、とりわけ国家観や歴史観を重視してきましたが、
これまで橋下市長は、学校での国旗国歌に対し指導を徹底させ、
「従軍慰安婦問題」に対して
「軍による強制連行を示す確たる証拠はない」と発言し、
竹島問題については「韓国大統領は不法上陸」、
尖閣については「まずは警察の常駐を」と述べ、
集団的自衛権については
「主権国家であれば、当然認められる」と容認、
さらに靖国参拝について
「日本の歴史をつくってきた人に対して礼を尽くすのは当然」
として参拝の意向を示してきていることは、
大いに評価できると考えます。

もちろん一つ一つの政策に100%合意というわけでは
ありませんが、私はその政策判断の価値規準と
基本政策について大筋一致できれば、
今日の日本の惨憺たる状況に鑑み、
憲法改正と自主的な防衛外交力の整備という
戦後日本の総決算を進めるという大目標の達成を
現実のものにするためにも、
日本維新の会を新しい政界再編の接着剤として、
今後は他党の多くの同志も結集して
より大きな流れをつくっていく時期と考えます。

私は、親切で礼儀正しく、陽気に力強く生きていく日本を、
日本人を取り戻したい。
私は豊かでも金持ちぶらず、貧しくとも決して卑下しない、
「みな同じ人間」という真の平等精神をもった日本を、
日本人を取り戻したい。
そんな自由で、楽しく、そして力強い日本を、
日本人をもう一度取り戻したいと念じ続けてきました。

そしてそのために日本創新党を立ち上げ、
「自分の国は自分で守る国」
「小さな政府で力強い経済へ再建」
「人間の天分を育み活かす教育」
の必要性を強く訴えてきましたし、
これからもこの信念は変わりません。  

皆さんと立ち上げ守ってきた日本創新党を
解散するに至りましたことは、残念で申し訳なく、
私としては断腸の思いです。
しかし政党とは理念や政策を実現するための手段であります。
そして、わが国はいま火急の刻にあります。
私は、その信念をもとに、
理念や政策を実現することに一歩でも二歩でも近づける
可能性があるならば、
私たちが「核」となってその流れをつくることに
賭けてみるべきと考えます。

他方、「日本よい国構想」を研究し実現しようという
「超党派の」政治団体である「日本を創新する会」は、
今後も政策研究とその啓発団体として活動を
継続していくことになっています。
これまで日本創新党を支えていただきました皆さまには、
ぜひ「日本を創新する会」に引き続きご支援ご協力を賜り、
私たちの原点を見失うことなく
共に力強い活動を展開していきたいと考えております。

長いご報告となりましたが、
ここに改めまして皆さまの長年にわたる
暖かく力強いご支援に心から厚く感謝申し上げます。 
そして必ずや所期の理念政策の達成をお誓いいたしますとともに、
私たちのこの度の決定に関しまして
暖かいご理解を賜りますようお願い申し上げる次第です。 
最後になりましたが、
今後とも引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。
 平成24年10月3日

                 日本創新党党首 山田 宏