第二回平成立志塾の講師をお願いしました中條高德先生のご著書「孫娘からの質問状~~ おじいちゃん戦争のこと教えて」には次のような詩が紹介されています。
戦前の日本人と今の日本人を比較して嘆いていらっしゃるのだと思います。
マレーシア国元上院議員
ラジャー・ダト・ノンチック氏の詩
『かつて 日本人は 清らかで美しかった
親切でこころ豊かだった
アジアの国の誰にでも
自分のことのように一生懸命つくしてくれた
何千万人もの 人のなかには少しは
変な人もいたし
おこりんぼやわがままな人もいた
自分の考えを おしつけて
いばってばかりいる人だっていなかったわけじゃない
でも その頃の日本人はそんな少しの
いやなことや不愉快さを越えて
おおらかで まじめで
希望に満ちて明るかった
戦後の日本人は
自分たち日本人のことを
悪者だと思い込まされた
学校でも
ジャーナリズムもそうだとしか教えなかったから
まじめに
自分たちの父祖や先輩は
悪いことばかりした
残酷無情なひどい人たちだったと
思っているようだ
だから
アジアの国に行ったらひたすら
ペコペコあやまって
私たちはそんなことはいたしませんよと
言えばよいと思っている
そのくせ 経済力がついてきて
技術が向上してくると
自分の国や自分までが
えらいと思うようになってきて
うわべや 口先では
済まなかった悪かったと言いながら
ひとりよがりの自分本位の
えらそうな態度をする
そんな今の日本人が 心配だ
本当に どうなっちまったんだろう
日本人は そんなはずじゃなかったのに
本当の日本人を知っているわたしたちは
今は いつも 歯がゆくてくやしい思いがする
自分のことや
自分の会社の利益ばかり考えて
こせこせと身勝手な行動ばかりしている
ヒョロヒョロの日本人は
これが本当の日本人なのだろうか
自分たちだけで集まっては
自分たちだけの 楽しみやぜいたくにふけりながら
自分がお世話になって住んでいる
自分の会社が仕事をしているその国と
国民のことをさげすんだ眼でみたり
バカにしたりする
こんな ひとたちと
本当に仲よくしてゆけるだろうか
どうしてどうして
日本人はこんなになってしまったんだ』
ものすごく耳が痛い話でありますし、
日本人なら誰でも思い当ってしまって
恥ずべきことだと思います。
本当に深いところまで考えなければならないと思います。
私たちはしっかりと
中條先生が何故、この詩を紹介されたのかを深く心に刻み
世界の人から尊敬され信頼されるような
日本人になるように
行動をしていこうではありませんか!!