今更、「SONICMANIA」のレポ~THE STONE ROSES、サカナクション~ | 美術大好きミュージシャンのブログ

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UNITED SOUL REUNIONのTAKAによる大人のロックンロールブログ。
音楽のことや美術のことを書いてます。

さて一か月前のレポの続きを・・・(笑)

次はいよいよ今回の目玉のTHE STONE ROSES。
もうこのために来たようなもんだからね。

彼らの1stアルバムは昔よく聴いていて、独特の泥臭くも煌びやかな感じが好きだったんだよね。
解散後もずっと再結成が期待されていた伝説のバンド。俺が大好きなオアシスやthe brilliant greenも影響を受けてます。

昨年のフジロックで復活&来日がアナウンスされた際には、世界中が盛り上がりましたね。
昨年フジに行っておけばよかったと後悔してましたが、今年は「SONICMANIA」に出演なんて嬉し過ぎるじゃないですか!

ということで、コーヒーフロートで喉を潤しつつ前の方の列を確保。
伝説のバンドを間近で観れる贅沢はハンパない。

そしてついにメンバーが登場!!会場は大騒ぎ!
イアン、ジョン、マニ、レニ・・・この4人にここで会えるとは。
1stアルバムの1曲目『I wanna adored』からスタート。

マニとレニの鉄壁のリズム隊に、ジョン・スクワイアの泥臭くもキラキラしたギター、そしてヘタウマなイアン・ブラウンのヴォーカル・・・これが不思議と癖になるサウンドなんだよね。メロディー・ラインと世界観のすばらしさも相まって。

2曲目でなんと『Elephant Stone』が!この曲は滅多にライブじゃ聴けないのでかなり貴重。彼らのライブ自体が希少なのにさらにこの曲を聴けたのは感動でした。
イアンは終始ゴキゲンでマラカスみたいな棒を振りながら、たまに客席にそれを投げたりして楽しそうに歌ってました。

繊細な『Waterfall』・・・後期のビートルズを感じさせる曲ですね。
アッパーな『She Bangs The Drums』はライブだとマジで最高でした♪
あのギターソロが絡んでくるところが特にカッコイイ。この手のUKロックでギターソロを聴かせるバンドって最近ないもんね。

『Love Spreads』や『Fools Gold』といったファンキーな曲もあったりして、このバンドの引き出しの多さを改めて実感。
哀愁漂う『Made Of Stone』もイアンの表現力の広さを物語ってます。

そして『This Is The One』~『I Am The Resurrection』という1stアルバムのラスト曲で締めるという鉄壁な流れもニクイ。
最後にイアンが満足気に手を振ってたのが印象的でした。
11曲はあっという間だったけど、最高の瞬間でした。

【THE STONE ROSES SET LIST】
01. I wanna adored
02. Elephant Stone
03. Shoot You Down
04. Waterfall
05. Love Spreads
06. She Bangs The Drums
07. Fools Gold
08 .Made Of Stone
09. Breaking Into The Heven
10. This Is The One
11. I Am The Resurrection


大人のロック!

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最後は今勢いのある日本のバンド、サカナクション。
バンド自体は知っていたんだけど、日本の音楽をあまりチェックしない自分としは、ソニマニの出演が決まったときもそこまで興味はなかった。

ローゼスさえ観れれば良かったし、おまけみたいなノリで観ようと思ってました。
ただ、何気なくYoutubeで曲を聴いてみると、これがまた良いじゃないですか!
テクノとロックを良い具合に融合させた、でも決して中途半端ではない、どちらもつきつめたような音楽。一度聴いたら取りつかれてしまう世界観・・・
すごくインテリジェンスを感じました。

俺は、絶対に音楽やめたら生きていけないようなロック野郎の作る音楽も好きだけど、逆に音楽だけじゃなくて勉強もしっかりできて、常識のある人たちが作る音楽って大好きなんだよね。
このサカナクションもそんな知的でカッコイイバンド。
最近の日本のバンド系では一番好きだな。

ローゼスのときに大分前の方まで来てしまったので、ちょっと後ろの方に下がって観ようと思ったら、すでに手遅れで2~3列目で身動きが取れない状況・・・(笑)時間は午前4:00・・・みんな元気だな。

セッティングでびっくりしたのが、マックがメンバー分並べられて、その後ろに楽器。まさに時代のテクノロジーと共存するバンド。
マックの前に並んだメンバー。テクノ感満載の『INORI』からスタート。

この演出からマジでカッコ良くて、その後バンド形態になって大好きな曲『ミュージック』へ。
世界観を演出するヴォーカルの山口さん、あらゆるリズムパターンを使いこなすドラムの江島さん、曲調に合ったシャープで美しいギターを奏でる岩寺さん、圧倒的な存在感の女性ベーシスト草刈さん、サウンドの重役を担うキーボードの岡崎さん・・・メンバーのバランスも良くて、それぞれの存在感があって良いバンドだなとつくづく感じました。

『アイデンティティ』といったノリノリの曲では、みんな踊りまくれるし、『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』みたいな世界観重視の曲では、その世界にどっぷりつかる・・・マニアックな曲もそれを感じさせず、この手のサウンドをあまり聴かない人も聴いていたいと思わせてしまう魅力があります。

空気感が変わったのが『Aoi』。あの宇宙的なコーラスから一気に加速するサビへの流れは生だと圧巻です!もうカッコよすぎてズルいです!(笑)

本編ラストの『夜の踊り子』は、彼らの個性と才能がたっぷり凝縮されたまさにサカナクションにしか作れない曲。この魅力に取りつかれたら最後、抜け出せなくなります。(笑)妹からCDをプレゼントされて、このところずっと聴いてます。
今回、やらなかった『僕と花』という曲がまたすばらしいんだな。

これからもっとアルバムを揃えて聴いていきたいですね。
また是非とも生で観たいバンドです。
誰か今度、一緒にライブ行きましょう♪(笑)

そんな初めて観て感動するバンドもいっぱいあって、本当に今年のソニマニは行けて良かったと思います。

【サカナクション SET LIST】
01.INORI
02.ミュージック
03.アイデンティティ
04.ルーキー
05.ホーリーダンス
06.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
07.ネイティブダンサー
08.Aoi
09.夜の踊り子

-ENCORE-
10. アルクアラウンド


大人のロック!