ルーヴル美術館展-地中海 四千年のものがたり- | 美術大好きミュージシャンのブログ

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UNITED SOUL REUNIONのTAKAによる大人のロックンロールブログ。
音楽のことや美術のことを書いてます。

ここのところライブレポ系が続いたので、久々に美術館巡りの日記でも。

ドラナイの翌日のことなんですが、すげ~疲れてるはずなのに、東京都美術館で開催されている「ルーヴル美術館展」に行ってる自分がいました・・・(笑)
こればかりはやめられません・・・

ルーヴルというとダ・ヴィンチの≪モナリザ≫といった絵画などのイメージが強いですが、そういうのを期待していくと少し面喰います。(苦笑)
さすがにそのクラスの絵画を持ってこれるわけがないし・・・
どちらかというと博物館よりの展示です。

美術作品を観に行くというよりも、昨年の古代エジプト展や中国展のような歴史に触れに行く感覚で行くと正解です。

古代彫刻の傑作「アルテミス、通称 ギャビーのディアナ」を代表とした出土品の数々から、地中海世界の関係性を知ることができる興味深い展示でした。

200もの展示品があったため、ひとつひとつにあまり時間をかけて観ることができなかったのが悔やまれますが、巨大な勢力を誇ったギリシア、カルタゴ、ローマの文化、ヘレニズム化されていく世界・・・昔、歴史の教科書で習った懐かしい記憶が蘇ってきます。

実際にその時代の作品に触れることで、時代がよりリアルに感じられて面白かったです。
作品の題材として多く用いられたのが、エジプトの最後の女王クレオパトラでした。
ローマ軍に敗れた彼女が自殺するシーンをモチーフにした彫刻は、かなり劇的でインパクトがありました。

絵画の出展は少ないですが、コローの≪詩人バイロン卿による『ドン・ジュアン』の登場人物≫という作品が興味深かったですね。コローというと風景画のイメージが強かったのですが、人物画も得意なんですね。
そして目玉のひとつ、シャセリオーの≪バルコニーにいるアルジェのユダヤ女性たち≫のオリエンタルでなんとも不思議な魅力は、これまで自分が観てきた絵画とはちょっと違うインパクトがありました。

といったかなり貴重な展示品が多く出ているので、歴史と美術が好きな方は是非、お勧めです♪
会期も9/23と迫っているのでお早めに。

本場のルーヴルにもいつか行かないとな。

大人のロック!

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