今日は、介護生活と関係なさそうで関係のある実父母の話をしたいと思います。

 

しゅーとめとの介護同居が始まった時点で、どちらも70代後半でしたが、

実父は、高血圧(=飲む必要があるのか?、レベル)と前立腺肥大の薬、

実母に至っては、白内障、緑内障の目薬を差しているだけ、と言う、

健康状態に関しては、それほど心配する事のない、ありがたい状態です。

 

それから、4、5年経っても変わらず、元気でいてくれます。

*ジツは、全く何もなかったわけではないですが、それはまた別の機会に...

 

 

車で3時間程度で行ける所に住んでいますが、緊急時、私は役に立たないため、

普段からの健康診断などは、お金払っても見てもらいなさいと、口を酸っぱくして

言っています。

 

というのも、義実家の介護が始まる、と言うことは、実家の介護が始まる

可能性もなきにしもあらずであり、そしてそれは、ある日突然やって来るからです。

使い古された言い回しですし、実際、当事者にならないとぴんと来ませんが、

ホントに突然やって来ます。

 

事実、実家、義実家、両方の介護を余儀なくされる方も少なくないと思います。

そんな中、介護や補助をする必要もなく、両親が自分たちの力で生活出来ている、

と言う事実は、どれだけ気分的に負担を減らしてくれることか。

「1人でいるときに、意識不明になったりしたらどうしよう...」

「急に心筋梗塞とか起こしたりしたらどうしよう...」等の心配レベルが

低くて済むのです。

 

さらに、片方の親だけが元気でも、もう片方が要介護であれば、「老老介護」と

なるため、やはりどちらの心配もしなければなりません。

「介護疲れしてないだろうか」

「行って手伝ってやりたいけど、しゅーとめもいるしどうしよう...」等、

心配の種がつきることはないでしょう。

 

今のところ、手のかからない両親のおかげで、私はしゅーとめの介護に全力で

取り組むことが出来ました。


介護の必要のない生活がスバラシイとか、すごいとかそう言うことを

言うつもりはありません。ただ、子供にそう言う心配をかけずに生活している

両親をみると、それだけで子供孝行だなあと、つくづく思います。

 

ただただ感謝です。ありがとうニコニコ

 

↓まだまだマスク、必要ですよね~。

 

 

 
 
 
 
 

 

 

 

介護をするというのはとても大変なことです。

頭で理解して「大変ねえ~」と相づちを打つのと、実際に体験して「大変だ」と

言うのとでは、雲泥の差があると個人的には思っています。

 

リハビリと言いながら、毎日、日曜日から土曜日までショッピングモールに

通うのもその1つでした。

 

「あら、外食できるんだし、遊びに行けるんだから楽しそう!」

 

もっともなご意見です。

実際の所、実母には良く言われました。

 

しかし、毎日外食では、贅沢な話ですが何か飽きてきますし、毎日同じような

ショッピングモールも特に代わり映えしないため、わくわくする事もありません。

 

それ以前に、「今日は家でゆっくりしたいから、リハビリ休みたい」と思うことも

少なくありません。

 

けど、リハビリをした方が良いのは目に見えてるし、何より、横で外出を

待ちわびてそわそわしているヒト(=しゅーとめ)を見たら、誰も

「今日、行くのやめようか」なんてことは言えません。

 

しかし、目先を変えると悪いことばかりでもないものです。

 

突然ですが、我々夫婦は幸か不幸か、食の好みがかなり似ています。

そして、一度気に入ると何度でもそればかり食べるのです。

新しい店の開拓や、新しいメニューを頼む、等の冒険をする事がありません。

 

そこへ、しゅーとめとの外食という新しい習慣が加わり、しゅーとめの

好きなエビ、カニなどを考慮した注文をする事が増えました。

しかし、糖尿病や食欲の問題もあり、全部食べることは出来ません。

 

そこで、食欲大魔王(=夫と私)の登場です。

食べきれない分を取り分けておいてもらい、お裾分けを頂くのです。

エビはともかく、カニの絡んだメニューなんか頼んだことがありませんでしたが...

 

ん~、これが、んまい笑

 

カニを使ったトマトクリームソースのパスタ、かに玉、カニチャーハン等、

どこに隠れていたのか(?)、巷にはこんなにおいしいものがあふれていたのか~!と

とても新鮮な気持ちで食事をしていたのも確かです。

しゅーとめがいなければ、口にすることもなかったかもなあと思うと、介護の

大変な部分だけ目立つけど、こういう楽しいこともあるんだよな~、と思いました。

 

                               

 

なかなか難しいかもしれませんが、介護者のみなさんならではの、小さな楽しみ

「介護生活のご褒美」を探してみると、気持ちがほっこりとするかも知れません。

 

ちょこっとお腹がすいたときに!

 

 

 

 

しゅーともしゅーとめもすこぶる元気で、何の心配もしてない頃の話です。

 

夫が突然、こういったのです。

「父親(=しゅーと)は、先天性認知症だ」

 

「先天性認知症」と言う言葉が存在するかどうかともかく、私が、認知症=

記憶障害、くらいの知識しか持ち合わせてなかった頃のことです。

 

いやいやいや。

あれだけ物覚えも良くて、辞書みたいに何でも答えてくれる人が認知症?

ありえないですから。

 

そう思ったので、「そんなことないよ~」と答えました。

多分、私の認識不足に気がついたのでしょう、夫はそれ以上、議論しようとは

しませんでした。

 

そんな話も忘れてしまった頃、しゅーとめが認知症になりました。

すると、それまでのしゅーとめからは考えられない言動が、次々と

見られるようになりました。

 

例えば、狭い道での車の離合時。

こちらが先に止まったのに、中には、お礼を言わずに離合する車もあります。

すると、しゅーとめがこんなことを言うようになったのです。

 

しゅーとめ:「折角止まってあげたのに、お礼も言わずに...」

 

何ですと!

しゅーとならともかく、しゅーとめまで!

 

この時の驚きは例えようもありません。

何せ、しゅーとのこの手の発言を、一番嫌がっていたのがしゅーとめだったの

ですから!

 

他にも、家の前を通りかかる人を、じーっと覗き込むようになりました。

うちの前の道は突き当たりなので、ご近所さんが通るのがほとんどなのですが、

これもしゅーとが良くやっていたことです。

夫や私などは、皮肉半分に「番犬がいるから泥棒も来ないだろう」と

言っていたくらいです。

 

 

しゅーとめは「(恥ずかしいから)そんなに覗かなくても」的な事を、しゅーとに

苦言するのですが、聞く耳を持たないので、嫌がっていたことの1つです。

それを、今、しゅーとめがやっているのです!

しゅーとめの場合は、全て認知症の影響ですが。

 

と同時に、夫の「先天性認知症」発言を思い出しました。

そっか...こういう事を言っていたのか...

 

「先天性認知症」と言う症例?があるのかどうか知りませんが、今なら、

夫の言っていること、言いたかったことはよく分かります。

 

孫の肉強奪事件」もその他諸々の奇行?も、ジツは認知症的な何かが

もたらしたものだったのかもしれないなあ...としみじみ思いました。

 

48時間限定クーポンあり!

 

 

 

好きなことは忘れない Part2からつづく

 

アルツハイマー患者は、新しいことを覚えられないか?

 

そんなことは絶対にありません!

 

日課となっていたショッピングモール通いのことは、あきれるくらい早い時間から、

そわそわとし始めていました。

楽しみなイベントなので、覚えてしまったのです。

 

しかし、ショッピングモールに関する記憶以上の奇跡?をしゅーとめは

起こしたのです。しゅーとめが、愛してやまないスイーツがらみで。

 

突然ですが、我々夫婦にはお気に入りのケーキ屋さんがあります。

そこは、ホテルが経営しているパティスリーで、喫茶店も併設しています。

その喫茶店で、年に数度だけケーキセットを頂く、と言う贅沢な時間を

過ごすことを楽しみとしていました。

 

 

それが、介護同居が始まってからは、しゅーとめの糖尿病の事も考慮し、

行く機会が全くなくなってしまいました。

 

しかし、たまには食べたいなあと思うのが人情ですし、行ったことのない

しゅーとめも、血糖値の調子さえ良ければ連れて行ってあげたいねえ、と言う

話になりました。

 

なので、チョコレート好きのしゅーとめに合わせて、バレンタインの時期と、

しゅーとめのお誕生日あたりを目標に、血糖値を調整して、上記の喫茶店に

行く計画を立て、実行しました。

 

ケーキ自体は、糖尿病予備軍の夫としゅーとめで半分こにして食べることに

しましたが、飲み物もつけ、ちょっとしたケーキセットのできあがりです。

ホテルの喫茶店という雰囲気も影響したのか、しゅーとめも大喜び。

「おいしいね、おいしいね」と何度も繰り返していました。

夫と半分にしたためか、「もうこれで終わり?」とも言っていましたが...

 

あまりに喜んでいたので、介護同居期間、3~4年の内で、計2回ほど、

3人で行ったでしょうか。今でも、みんなで行けて良かったなあと、思える

良い思い出です。

 

しかし、良い思い出だけでは終わらないところが、しゅーとめのすごいところです。

 

最後に件の喫茶店に行ってから、かなり経過していたと思います。

ある日、何かしらの用事のついでに、先のホテルの前の道を車で通りかかった

時のことです。

 

しゅーとめが、ホテルの玄関口を見ながら「私、ここに行ったことあるよねえ」と

のたまったのです!

 

アルツハイマー患者に言うのも何ですが、何という記憶力!

 

よっぽど楽しい思い出として残っているんだなあ、と思い、

 

私:「そーよー。お義母さん、ダメよ、って言っても、2個も3個もケーキ

        食べて困ったんだから」

しゅーとめ:「また、そんなことばかり言って~」

 

と、笑いながら車を走らせました。

こんな風に、楽しいことばかり、記憶に残っていられるように、これからも

楽しいイベントを考えていかないと、と思った出来事でした。

 

↓定期的に違うお花が楽しめるので、気分転換にぴったり!

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)

 

 

好きなことは忘れない Part1からつづく

 

6時頃出発予定のリハビリ(=ショッピングモール行き)を、楽しみにしているため

3時頃から、「準備しないと」と、そわそわし始めるしゅーとめ。

まだ時間がずいぶんあることを再々伝えるのですが、残念ながら、しゅーとめは

すぐ忘れてしまいます。

 

しかし、どこかにお出かけ出来る!と言うこと自体は忘れないのが

すごいところです。あの手この手の会話で、色々気を引くのですが、

しゅーとめの強い意思?は変わりません。

よっぽど、お出かけが楽しみなのでしょう。

少し時間が経つと、洋服を着替えようとしたり、洗面台へ向かおうとします。

 

そこで、最終兵器としてご登場いただくのが、録りためた演歌番組です。

 

暇つぶしにテレビは常時つけていたのですが、当時すでに、話の繋がりを

理解するのが必要なドラマ番組は勿論、テレビ全般、出演者の話すスピードに

ついて行くことが出来ず、しゅーとめにとってはあまり楽しくなさそうな

感じでした。

 

しかし、歌番組だけは別でした。大体は、時間のことを忘れて見入ってくれます。

元々、自分1人で鼻歌を歌っていると言うことはないんですが、

曲さえかかっていれば、しゅーとめは、ご機嫌で一緒に歌っています。

 

 

誰が歌っているのかさえ、すでに認識出来ていなかったように思われますが、

何故か、○川きよしと、山内○介が出てくると、「きれいな顔だねえ」と

言いながら、手をたたいて一緒に歌うのです!

 

しゅーとめったら、意外と(?)ミーハー笑

 

こうなると、テレビに見入ってショッピングモールのことを一時忘れてくれます。

 

こんな感じで、どうにかして気をそらさなければならないほど、

ショッピングモール行きのことは、体のどこかに染みついたかのように

忘れませんでした。

毎日の日課になっていたことなので、覚えやすかった、と言うのがあるのかも

しれません。

 

しかし、ショッピングモール以外でも、しゅーとめが驚異的な?能力を

発揮したことがありました。

それはしゅーとめの得意分野である食べ物、それも甘いものに関する

エピソードなのですが...

 

その話は次回に。

好きなことは忘れない Part3につづく...

 

早割、間もなく終了!母の日のプレゼントにどうですか!

 

↓施設に入ってからも、母の日、バレンタインデーなどにお花を用意しました。

他の入居者の方にも喜んでもらえているようです!