酒とバラの日々 -26ページ目

グラン・トリノ

マンマ・ミーア以来、久々に映画を観に行きました。

『グラン・トリノ』


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タイトルの意味さえもよく知らず、映画の内容を知ったらとにかく観たくなって、

本能の赴くままにドライブしながら夜の豊洲へ。

もうすぐ公開終了だからなのか、小さな部屋にて1日1回の上映。

予約していたからいつもの席で観れたけど、

思いのほか、観客が多くてびっくり、ほぼ満席状態。

1番前まで席が埋まっていました。


なんとなく、はじまりからそんな予感はしていたけれど

本当に、ひさびさに

こんな気持ちになりました。

ああ、なんていい映画なんだろう。

最後は涙が止まらなかった。

どうなるのかわかっていたけれど、耐えられなかった。

空気からも、観客たちがみんな同じ反応をしていることがわかりました。


クリント・イーストウッドがとにかく素晴らしい。

ダメだ、書いていても思い出してしまう、わたしのおじいちゃん。

90歳を超えた、今やたった一人となった私のおじいちゃんとそっくりで。

だから余計にダブってしまって泣けるのかもしれないけれど

おじいちゃんに無性に会いたくなって、映画を観終わってからすぐに母に電話して

今度おじいちゃんに会いに行くことにしました。


偏屈で頑固で、恐くて人に気を許さなくて、人種差別で全てを見下しているようなそんなおじいさんの生き様。

それが、とある出来事から変わっていく。

クリント・イーストウッド演じるこのおじいちゃんが本当に大好きで、そして自分のおじいちゃんと重なってたまらなくて、今思い出しても涙がボロボロ出てしまう。

なんてなんてなんて、ああおじいちゃん、強くて頼もしくてかわいいおじいちゃん。

終わってからトイレに駆け込んでドアを閉めた瞬間涙が止まらなくて、鼻をかみながらもまたボロボロ泣きました。


随所随所、思わずふきだしてしまうような楽しいシーンがたくさんあって、

今もそのシーンを思い出すと笑ってしまうけれど、やっぱり自分のおじいちゃんと重なる。

やっぱりおじいちゃんってすごいんですね。

私はまだ30年しか生きていない。でもおじいさんおばあさんたちは、その2倍以上を生きている。

私が知らないことを沢山知っている、本当に人生の先輩

どれだけ先輩なんだろう。

おじいちゃんからもっといろんなことを学びたい、経験豊富で、戦争にも行って、(そうそこも重なるんだけれど)

その後1人で中国旅行に行って、長江の写真を沢山撮ってきていた。

わたしが小さい頃色んな話をしてくれていた。今聞いたらもっと楽しかったに違いない。

ああもっといろんな話を聞きたい、いろんなことを教えて欲しい。

強い人、他人を守れる人、ああなんでおじいちゃんはあんなに強いのか。

ダメだどっちのおじいちゃんの話をしているのかわからなくなってきた、

クリント・イーストウッドか、わたしのおじいちゃんなのか。

でもおじいちゃんは強い。どっちも強い。

わたしなんてほんと、やっぱりちっぽけな人間だ、おじいちゃんと比べたら足元にも及ばない。


珍しく、映画鑑賞後は生演奏付きの素敵なお店でお食事。

たまにはこんな贅沢な時間もね、あんな映画とこんな食事は本当に贅沢。

美味しいハンバーガーが無性に食べたくて入ったのだけど、2000円以上のハンバーガーしかなくて

ウェスティン並みのハンバーガーの値段にはちょっと驚いたけれど

ハンバーガーは素晴らしくジューシーで、夜景も美しくて

そのうえ生のトロンボーンの音色、すばらしい。

そのうえ食べ放題らしきサラダバーのドレッシングのゴルゴンゾーラもよい。

カリフラワーも、さつまいもも、ルッコラもナッツも、チョイスがまたよいのです。

このお店、おすすめです。

映画館の1階です。


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ここのところやっている仕事が、期間も長くて難しくて頭フル回転で本当に色々と考えていたので

身体も心も完全に疲れていたため、今日は息抜きの時間でした。ご褒美とも言う。

頼れる会社のお友達が言っていた、心が疲れたときはとにかくご褒美をと。


お食事しながらも、グラン・トリノの話で盛り上がる。

あのシーンが印象的だとか、ここは意外だったとか、あそこは本当におかしかったとか、

よい映画を観たあとは、食べる食事も、話もいつもより素晴らしく思える。

これはよい映画の魔法。


絶対好きそうな映画だ、と思って我が家の彼を無理やり誘って連れていったのですが

まさにビンゴで彼的にも最近の映画でナンバーワンだそう、

満足してもらえてよかった!


たしか6/5までの公開のはずなので、もしよかったらぜひ。

ああそれにしても、目が痛い。

人間って泣きすぎると、目が痛くなるんですね。

明日はきっとひどい顔。今から自分の顔が想像ついてしまって、こわいです。




水彩画のような

最近のお気に入り、「爽」のクリームソーダ味。

今日のプチごほうび。

露出補正を明るくして撮ると、まるで水彩画のよう。


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ハロハロのような味、美味しいからいつも首からぶら下げて食べていたいほど。


友達は無事元気な赤ちゃんを産んだかな。

きっと彼女なら大丈夫。

知り合いが突然前の彼氏とよりを戻して結婚すると言い出した。

何事だ。

新人の可愛い子が、会社近くのスーパーで夕飯の買い物をしていくと言う。

見上げたものだ。

そういえば、去年の晩夏には、私も会社近くで簾を買って帰ったものだ。

よくぞそこまでして。


いろんな思いがアイスのようにぐるぐるまわって混じりあって

病み上がりの私はまだ、ふわついていてどうにも現実に戻れません。

最近はじめた寝る前のストレッチ。

ほんの少しだけ、1ミリ程度だけ、体がやわらかくなったように思わなくもない。


そうそう、単焦点レンズが無性に欲しくなってきた。

だけど相変わらずマクロレンズも欲しい。

ボーナスごとにレンズを買い足していけたら、と思っていたけれど

まさか一気に2つはムリなので、どちらか1つに絞らねば。

両方兼ね備えた、魔法のようなレンズ、ないのかなあ。




アールグレイとオニオンリング

羽田空港第2ターミナルの、5階の1番端っこに、

夜になると素敵な場所があるのを知っていますか?


22時少し前、人もまばらな展望デッキ。

1人空港の飛行機を見ていたのは私です。

たそがれていたわけではなく、この時間にやっているカフェはないかと探していただけ。

やっと見つけた1件のレストランの前に広がる展望デッキ。

空港は出張で利用するようになってから、そこまでわくわくする場所ではなくなったけれど、

それでも展望デッキから見る夜の飛行機たちは、やっぱり心のどこかが刺激され、わくわくする。


ほとんど人のいない展望デッキ前のレストランは、

素敵な音楽が流れていて、出張の疲れを少し忘れさせてくれて

やっと休めた時間。


オニオンリングを食べたくて。

だけどビールを飲む元気がなくて、

なぜかアールグレイとオニオンリングをオーダーしてしまい、

去り行く店員に、やっぱりビールといいなおすか深く葛藤し、

結局呼び止める元気もないままに、運ばれてきたアールグレイとオニオンリング。


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運ばれてきたそれを見て、

自分のオーダーセンスを呪いたくなる。


しょうがないからたっぷりお砂糖を入れて、甘いアールグレイで身体を休ませて、

オニオンリングを食べて、合わないよなあと心でつぶやく。

カラっと揚げてくれたオニオンリングは、とっても美味しいのに。


甘いアールグレイを飲みながら、展望デッキの電気が消えるのを見つめる。

たそがれているわけではないけれど、

今日は結婚記念日。

だんなサマが車で迎えにきてくれた。

折角の結婚記念日に、よりによって出張とは。

でも、平日の夜に何をするってわけでもないし、こうしてだんなサマにもギリギリ会えるからいいかなと

やっと肩の力を抜いた22時半。


そうそう。

今まで、出張で飛行機に乗っていても、旅行気分になれなくて

予約する席だって窓際はあえて避けていたし、

だけど、その日に限って、ふと夜の羽田の光がとても眩しいことに

空の上から気付いて目を奪われて

近づくにつれて、驚いたことに、海の上に眩しいほどの光の道が出来ていることを知って、

ああ今までどれだけこの光を見逃していたんだか!と自分を笑いたくなりました。


空の上から見る滑走路の誘導灯はさすがに見慣れていたけれど

海の上から続いているとは。

キラキラ輝くその光の道が、本当に美しくて

ただただじっと、見つめてしまいました。


疲れているのに、なんだかすごく幸せな気分になりました。


しかしその後、風邪をひいているのにムリして残業して、出張したのが仇となり、

大事な有給を消化して一日休むハメに。

明日から、元通り仕事に戻れるのか、極めて心配なぐらい

ずっとずっと眠り続けていました。


今日こそいいかげんに外に出て、夕飯の買出しに行かねばと、

いつもは行かないスーパーをなぜかチョイスしたら、

なんと1年ぶりぐらいに、地元の知り合いであり先輩夫婦に偶然ばったり会うことが出来て

その直感に感謝。

久々に会えて、お子さんを産んだ後職場復帰したことも聞き、

なぜか元気が出て、仕事する力を少しもらったかも。


そうそう、久々に行った八百屋さんで、イチゴが安いから久々に買って帰り

食後のデザートで食べたら、

甘くて爽やかで、とても美味しくてなんだか病み上がりに効いたかもしれないし

どこに何が転がっているかなんてわからないものです。


わたしはすっかりこの場所に根付いていて、

引越しできるのかわからなくなってきた。

そんなことも少しは考えつつ、延ばし延ばしで一向に決められない引越し先。


最近一緒に仕事をしているお方から、少し嬉しい言葉をいただいた。

思えばこの1年あまりの間で、自分でも驚くぐらい、合う人、合わない人、いろんな人と出会ったものだ。

出会いを求めているわけではないのに、沢山のよい出会い、ときには少し悪い出会いなんかもあり

今こうして考えてみると、その慌ただしさには自分でも驚く1年だったように思う。


さてまた明日から、いつもの1週間がはじまるー。

飛び込んでみるかー、いつもの1週間に。