サンタ・マリア教会 オビドス*10/1
オビドスのメインストリート(ディレイタ通り)を、ポルタ・ダ・ヴィラから真っ直ぐに進むと
右手にサンタ・マリア広場という町の中心広場が現れる。
この広場に建つ柱はペロリーニョと呼ばれ、罪人のさらし柱として使用されていたのだそうだ。
罪人は見せしめのために籠に入れられこの柱に吊り下げられたのだそう。
そしてこの広場の奥に建つ小さなかわいらしい教会が『サンタ・マリア教会』
内部の壁面が全てアズレージョ(ポルトガル名物の青い装飾タイル)で覆われています。
こんな教会は生まれてはじめて!
その後ポルトガルの色々な教会を見てきましたが、
サンタ・マリア教会と同様にアズレージョで内部の壁面が覆われているところが多かったように思います。
とても美しい文化です。
青いアズレージョに赤いキャンドルの容器がとても映え、かわいらしい。
ポルトガルは陶器の国だということを実感。
我が家にあるお気に入りのプレートも裏を見たらメイドインポルトガルと書かれていたのだ。
これらのアズレージョは全て17世紀のもの。
アズレージョの教会はどことなくかわいらしく、女性的なあたたかみを感じました。
天井の模様もあたたかみがありかわいらしい。
オビドスらしい教会だと感じました。
石の色もクリーム色というか茶色がかったというか、全体的に優しい印象で
差し込む日光とも混ざって、とてもよい場所。
教会には様々な種類があり、それごとに全く異なる印象を持ちますが
このサンタ・マリア教会はとても優しいイメージでした。
おまじないの挨拶 オビドス*10/1
西の城壁の隅のほうに、さらに高い城壁へと登る階段がある。
ここは本当に怖い!!町1番の高さなのである。
壁にしがみつきながらじゃないと腰がひけちゃって上には登れない。
1番上まで行き、空を眺めてきました。
下の小さい人間が私です。
頑張って交互に夫婦2人で登り、写真を撮っていたら、ヨーロッパの観光客らしき女性2人が
「写真をお互いに撮りあおう!」と話しかけてきてくれました。
彼女たちの撮ってくれた写真が下の写真。
わたしたちはきっとハネムーナーと勘違いされたことだろう。
私の撮った写真は気に入ってくれただろうか。
彼女のカメラはCanonだった。
少し誇らしい。日本、頑張ってる!
彼女たちと私たちの進む方向は逆方向だったため、ここでお別れとなったが
最後に「Have a nice day!」と言われ、妙にその言葉が嬉しかったことが記憶に残っている。
そしてその言葉がおまじないのように思えて、今日1日がとてもよい日になるような予感がした。
もはやどこの国の人かも判らないのだが、
こういった人との触れ合いが旅にきたことを感じさせてくれ、喜びとなる。
遠い異国の地で、さらに異国の人との触れ合い。すばらしい。
中学生の(小学生の?)教科書レベルのこの一文が、この場所で発せられることになろうとは!
そして小さな幸せを私の心の中に残してくれた。
彼女の「Have a nice day!」と笑顔を思い出にしまって、わたしたちは城壁から下り始めた。
彼女も私の「Have a nice day」を思い出にしてくれていたら、うれしいな。
絶景の城壁めぐりと梅干の種 オビドス*10/1
城壁めぐりはいくつか怖い箇所もあるのだが、やはり時間があるなら登っておきたい。
中も外もとても綺麗な世界が広がっているから。
城壁の中は、おとぎの国のような白い壁とオレンジの屋根のかわいらしい世界。
そして城壁の外は緑の畑が広がる自然の世界。
ごくまれに列車が走っていく。
なーんにもない。青い空と緑の大地しかない。
心地よい風が吹く。
今頃みんな、会社だなぁ。
それを思い出すと、なんと贅沢な時間を過ごしているのか!と気付き
いつまでもこの景色を見ていたい衝動に駆られる。
なーんにもない。なにもない。
静寂と古城と自然と小さなかわいい町。
秋の太陽、とてもよい。
癒しを求めてこんな遠い場所まで来たのかもしれない。
無になれる場所とはこんなところなのではないだろうか。
何かを作業する人を上から眺める。
仕事をしているのだろうけど、なんでこんなにのどかに見えるのか。
こういう場所に住む人は、一体どんな生活をしているんだろうなぁ。
ここは単なる観光地ではなく、ここには生活がある。
さて、我がだんなサマ。
この旅行ではじめて知ったのだけれど、羊羹と梅しばが好物だったらしく
朝には羊羹を、移動中には梅しばを食べているのをよく見たのだけれど
この城壁めぐりで誇らしげな表情。
なんと城壁の上から梅干の種を1つ捨ててきたと言う。
オビドスに梅の花を咲かすんだ!と誇らしげな顔。
今から何十年も後に、オビドスの城壁が梅の木でピンク色に染まることがあったのならば
それはうちのだんなサマの功績である。










