葉切りと葉狩り。 | 長楽未央「楽しみの盆栽」

葉切りと葉狩り。

関西も梅雨入りしました。

 

週間天気予報も曇りや雨の日ばかりです。

 

 

 

前回ご紹介した紅葉の葉切りです。

小枝が良く出来た木などは

懐が蒸れて枯れない様に葉を小さく切って

日差しや風通りを良くする為に行う作業です。

 

 

 

 

 

前にご紹介した寒ぐみの葉狩りです。

葉を切り取る作業です。

 

 

 

 

 

雑木であれば殆どの木で行える作業の

葉切りと葉狩りですが

その使い分けはご存じでしょうか。

 

 

 

 

今回は葉切りを行った紅葉ですが、

時には葉狩りをする事もあります。

 

 

 

 

紅葉とは反対に葉狩りを行った寒ぐみですが、

同じように葉切りを行う事もあります。

 

 

同じ木でも葉切りと葉狩りを使い分けるのですが

どちらにするかの判断基準があります。

 

 

簡単に言うと

葉切りは現状維持の為に行う作業で

葉狩りは小枝を増やすなどの発展させる作業になります。

 

 

あくまでも基本的にはという事であって例外もあります。

 

 

楓などは現状維持でも葉狩りを行いますが

それは枝先を細くする為に行います。

 

 

枝を充実させる為に葉狩りを行いたい場合でも

木の性質から

葉狩りを行わない方がいい場合もありますし、

木の作乗り具合もあるので注意が必要です。

 

 

 

 

作業自体は簡単であっても

その使い分けや判断で木の将来が大きく変わってきます。