名優ポール・ニューマン特集
碧い瞳の反逆児
南米ボリビアに逃亡したB.キャシディとS.キッドは最後に、次はオーストラリアに行こう と語り合う、そこは自分たちを外国人だとはみないから (*1) 、、と、今観返すと意外に 社会的 なメッセージが...
*1:彼らの最後を見たくないとアメリカにひとり帰ることを選ぶエタは、行動を共にしてはいるが自立した女性としても描かれている
あの有名な「雨に濡れても」の流れるP.ニューマンの自転車乗りのシーンも最後は 車輪が止まって 終わるし、逃亡する前には自分たちには役に立たないから と、、
そう ただだだ美しい だけのシーンではない
本来なら彼らにも 明るい未来の象徴 だったはずのその 自転車 は、逆に彼らに 今の自分たちの姿 をまざまざと思い知らさせる、、そう思って観ると中々に風刺が効いてるし、
あるいはまた
映画史に残るラストシーンも、このまぎれもない悲劇はここで終わりにしたい とでもいうような監督の祈りを象徴化した 手法 にも感じられ、、
と深読みさせられるくらいに以前観たときとは印象が異なった
そんな ギャングにならざるを得なかった彼らを生んだ社会の歪み も見え隠れする アメリカン・ニューシネマ (*2) の名作を シアター で鑑賞◎
*2:というか、今まで アメリカン・ニューシネマ を誤解していたよ💦
明日に向って撃て!
P.ニューマンは最初に好きになったハリウッド・スター、やっぱこうしてスクリーンで観るのがいい、いかにも スター然 としていて✨✨
雨に濡れても / B.バカラック