あせもが怖い季節になってまいりましたが、みなさん、ご機嫌いかがでございましょう?
“あせも”はわれわれのようなおデブ体型の人間にはまさに季語であります。
そして、そんな中、うちの母親からこう頼まれたのであります。
「準ちゃん、庭のウルシの木
、伸びすぎてるので切っておいて」
しかしながら、みなさんもご存じのとおり、ウルシはその樹液に触れてしまうとものすごくかぶれるのであります。
ただでさえ、汗がすぐにあせもになるこの敏感なお肌、ウルシなんかに触れようものなら、もう、どうなることやら‥‥。
よくぞそんな怖いことを私に頼むものであります。私からすれば、それは原子力発電の使用済み核燃料を「ちょっと海に捨ててきて」と頼まれるぐらい恐ろしいことなのであります。
そこで、私もいろいろと考え、草刈り機
で枝を切ることにしたのであります。
草刈り機は円盤状の刃で草を切り取ります。母親が気にしていた通り、わが家のウルシの木はけっこう伸びていたのですが、その円盤が1.5mほどの棒の先に付いているので、これなら直接、ウルシに触れずに切っていけると思ったのであります。
ということで、ものの30秒ほどでスパスパスパと枝を切り落とし、がんじき
を使って落ちた枝をまとめ、1週間ほど乾かしてから燃やすことにいたしました。
そして、枝を豪快に切ったので、いつのまにか樹液が体に付いていたりしたら困ると思い、素早くシャワーで全身を洗い流し、もう完ぺきだと思ったのであります。
が、しかし、翌朝、クビの左側に、新婚時代以上のものすごいキスマークができていたのであります。
しかも腫れ上がっていて、それはもう、あなたの奥さんはカバですか?というレベル‥‥。激しく腫れたその部分は3段になっていたほどでありました。
木を切ってすぐにシャワーで洗い流したせいか、さほどかゆみはなかったのですが、なにしろ見た目が痛々しい‥‥。
さっそく、いつも行くドラッグストアに薬を買いにいったところ、薬剤師でもある店長さんが、「首から上の皮膚は吸収率が高いので、あまり強い薬じゃないほうがよいですよ」と、通常の虫刺されなどに使うかゆみ止めをくれたのであります。
「あまりかゆくはないんですけどね‥‥」
「でも、消炎作用があるので、これで様子を見てください」
ということで、言われたとおりに塗ったのですが、治るどころか悪化するばかり‥‥。
仕方がないので、行きたくはないのですが、うちの事務所の近所の皮膚科を受診したのであります。
「あ、ものすごく激しくかぶれていますね。強めのステロイド入りの塗り薬を出しましょう。飲み薬も飲んでもらわないといけませんね」
と、先生からは薬剤師さんと真逆のことを言われたのであります。
基本、私はどんなクスリもすぐに効く野生児なのであります。「こんなに劇的に薬の効く人、見たことありません」とお医者さんからほめられたことも何度もあるのであります。
なので、塗り薬はできるだけ薄く塗ってみたのであります。
先生には「3日後にまた来てね」と言われていたのですが、その日にはだいぶ収まってきておりました。
が、患部を見せた途端、ズバリ指摘されたのであります。
「ステロイドの塗り薬、ケチッて塗っていませんか?」
「はい、ケチッて塗っています」
「今の倍量、塗ってくださいね」
その通りにしたところ、ものすごく治ったのであります。
よく、ウルシにかぶれると3週間治らないといわれますが、私の場合、1週間ほどでほぼ完治しました。
熱っぽさやかゆみはほとんど自覚がなく、これを書いている現在は、かぶれた跡がただ残っているだけという状態なのであります。
「やはり、専門医の言うことはちゃんと聞いたほうがよい‥‥」
ものすごくよく薬が効くタイプの私は思ったのでありました。
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